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薄い文庫本を作った話2

自分の作りたい本のイメージがぼんやりと出来てきたあたりで、私は初めて同人誌の印刷をしている印刷所をググることになる。
「文庫 同人誌 印刷」
と検索窓にぶっ込んで検索するも、いっぱいありすぎて、どこがいいのか全然わからない。

仕事でwordのチラシ印刷などは数回経験していたので、印刷屋さんとのやり取りはイメージできるのだが、自分にとって何が必要なサービスで何が不要なサービスなのかがつかめなかった。
たとえ印刷の価格が安くても、入稿時のファイル形式で苦労することが多い。イラレもフォトショも持たないただのオバサンには、pdf入稿が必須であることは間違いないなかった。

②とりあえず思いつくことをメモ帳に書きだした


・文庫本(A6)が作りたい
・短歌集にしたい
・作業OSはWindowsでソフトはwordしかない(pdf入稿)
・予算は二万円程度
・納期は1カ月程度
・部数はどんなに多くても30部
・表紙は誰かに頼む



30部という数字は、ただの理想である。
この時点で配布先の目途などはなく、なんとなく作っちゃったけど部屋の隅で平積みされてる自分の名前の入った大量の本が、何度となく脳裏を掠めて恐ろしくなった。
まあいい、発注するときに改めて考えればいい。嫌なことは先送りするタイプだ。

webを見て見積もりをもらおうとしても、何をどう聞いたらいいかすらわからない。
本文の用紙クリームキンマリ90kとか、表紙のコート紙110kとか、なんのことやらさっぱりである。
そもそも自分が何ページの本を作ればいいのかさえわからなかった。

③わからないこともメモに書き出した


・自分の原稿が何ページのものになるのか
・ところで一頁の構成って何行で何字なの?
・紙が全然わかんない。見本でも見ないと何が適正かわからない。
・表紙のデザインてwordでもできるの?

課題が出揃ったのであとはググるのみである
次回は自分がどう行動したのかを書いていこうと思う。

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