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子供は何歳頃から1人でお稽古に通う?

私のお稽古場には2歳から始めたFちゃんを始めとして幼少のお弟子さんが結構通って来てくれています。
今は高校生から5歳の男の子まで。
概ね小学生になったら、数年後は1人で通って来ている感じですが、
電車に乗ってくる子は?
大通りを渡らなくてはならない子は?
人通りのまばらな所はどうなの?
色々な事件を目に耳にすると、心配はつきません。
アメリカのように学校さえ親の送り迎えが必須、という社会状況では仕方ありませんが、日本ではまだ恵まれている、というか親の助け無しで動く(多少の自立の?)機会になるのではと思います。

私のお弟子さんで最年少は小学2年生の女の子が電車(二駅ですが)に乗って1人で通うようになりました。
稽古場までは比較的広い一本道で交差点も信号があるので難しくはありませんが、それでもちょっと驚きましたね。
勿論携帯を持たせて帰るコールをさせていたようです。
もうひと方は、"小学校くらいまでの距離は1人で行ける"ということにした、と笑って通わせていましたが、5人姉妹なので全員に付き添うのは物理的に無理(笑)ということもあったように思います。
今は兄弟がいない、という家庭も多いので沢山子供がいる家庭を見ると、割と平気なんだ、と親も気が楽になります。

私の場合は娘1人だけなので、よく考えないと過保護になりがちになってしまうんですね。
お稽古事は自宅の踊りの稽古と、2歳から遊ぶ場として通っていた音楽教室くらい。
音楽教室は大通りも踏切もあるちょっと遠い所だったので付き添いました。
その為、お使いをよく頼んで行ってもらったものです。
お使いは、幼稚園年長の頃からだったと思います。
幼稚園に通えば、一緒に買い物する機会も増えて、どう大人と接するかもわかってきますね。
娘は空気を読むタイプでしたので(笑)うるさく言わなくてもできるようになっていました。
それでもお友達の家から帰る時「どうもお邪魔しました!」と言ったときはちょっと驚きましたが…。

勿論、1人で行かせたりすることはとても心配なことが多く、つい先回りしてしまう気持ちもよくわかるんですが、ちゃんと"よろしくね"と信頼する態度を見せてあげると、本人が割と頑張ってしっかりやろう、という気になってくれます。
そういう意味では普段家にいても"これ、お願い"と任せる機会を増やすことも大切かなと思います。
子供がやると時間がかかるし、時には失敗もありますが、なんとか手を出さず見守ってあげられるといいですね。
失敗したらサッと親が助けてやってしまうのではなく、そのあと始末も子供に体験させてあげる。
あと始末ができたことを褒めて、その上で"こうするとうまくいくよ"と教えてあげると失敗も含めて良い体験になると思うんですね。
成功体験も大切ですが、失敗したらどうすればいいか、体験することで慌てなくなるし自分でどうしたらいいか考えられるようになります。
全てのことを親が付き合うのはとても大変ですが、余裕がある休みの時でもいいので、少しずつできると親も子供を信頼することができるようになります。
子供の成長を感じる、親としての幸せではないかと思うんです。

翻ってお稽古に1人で通うという問題も、隠れて後をついて行ってもいいので(笑)信頼して送り出してあげれば、子供も内心ドキドキしつつ、頑張るのではないでしょうか。
できるようになれば、ほかの大人(習い事の先生)にも親がしていた挨拶を自分でしっかりとするようになります。
私も「〇〇ちゃん、お靴揃えようか(ニコリ)」なんて言うことも。
親ではない大人に言われることにも慣れていけること、これもお稽古に1人で行く醍醐味?かも知れません😊


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