歴史を調べる手法で「アベノマスクがマスク値崩れを誘った説」検証。効果ほぼなし。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って国が全住所に2枚ずつ布マスクを配布する事業に取り組み始めたところ、この布マスク配布のおかげで不織布マスクが値崩れしてきたーとの言説が流布され、首相や官房長官も「そのような評価がある」由発言してきました。果たして実際のところはどうでしょう。これは歴史の風説の検証にも似ています。現在を体験しているものとして、個人で入手できる範囲のマスクに関する情報を集め、検討しました。
(表題写真は配布発表記事が掲載された2020年4月2日信濃毎日新聞朝刊と6月10日に届いたマスク)
作業は基本的に歴史を研究するのと同じで、ある事象に関する情報を集積し相互の関連を検討するという、単純な手法です。今回、末尾に示す170件以上の情報を資料としました。新聞記事と一部ネット、公的機関の発表資料から事実関係の記述を拾い出して時系列に並べ検討した結果、マスクの値崩れは中国の輸出緩和が一番の要因であり、布マスク配布と値崩れの相関は考えにくいと判断しました。
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全体の流れを見ますと、2020年1月の新型コロナウイルス確認から3月頭にかけて、中国では医療資材不足が深刻となり、連動して日本国内のマスク需給もひっ迫してきました。本来輸出に回るべきマスクがストップしたのが大きな要因です。マスク輸入量で見ますと1月末はまだ前年同月比116%ですが、国内での需要が高まってきた2月には逆に前年同月比56%に落ち込み、3月末でも90%でした。
4月末は257%となって、マスクの値段は24日から下落局面になっています。愛知医大の調査では、マスク需要が例年に比べ3倍以上になっていたとしており、輸入と国内増産分でおおむね3倍の需要を満たせる供給が可能になり、下落局面に入ったと伺えます。
また、4月の数字からも、2月ごろから需要は例年の3倍ほどとなっていたと推測でき、2月は輸入が半分に落ち込んでいることから、国内ストックを吐き出しても到底増加した需要はまかなえず、3月も輸入の供給が40%止まりのため、高騰を続けたと言えるでしょう。3月15日、高騰を抑える手段として政府の指導で転売禁止、オークション出品禁止となり、「転売ヤー」には打撃となりましたが、それでも値上がりが続くのは、転売ヤーを押さえたところで、絶対量の不足が続いていたからにほかなりません。
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3月中旬、アリババ創業者が100万枚のマスクを日本に寄付するなど、マスク流通の潮目が変わり始めます。18日にはNHKニュースが「中国からのマスク輸入が順次再開されていて、政府はさらなる輸入の上積みを目指す」「ネット通販会社に中国からマスク10万枚、来週からは1日当たり20万枚」と報じます。25日には中国からスペインへの医療資材輸出契約が決定、26日の会見では89か国を援助と強調しています。そして4月5日の中国国務院記者会見では、3月1日から4月4日にかけてマスク38億枚を輸出したと説明、「(輸出を)制限していないし、これからもありえない」と公式に述べました。
「制限していない」は、国内を優先させていただけという意味とみられ、実質的には輸出を規制していたのと同じで、4月に複数の港で、日本向け出荷のマスクの通関業務が一時停止してもいます。しかし、制限していないと公言するためにはごまかすわけにはいかないので、4月5日の中国国務院記者会見で発言したのは、輸出戦略が整ったことを意味すると考えられます。
その流れを裏付けるように、長野県内の市町村には、さまざまな中国とのつてでマスクを入手した企業からの寄付が特に4月中旬以降、相次いでいます。市町村の独自の調達も活発になってきました。4月14日に通販価格平均値がピークに達して24日から急激な下落傾向に入ります。また、売り場で値崩れが発生しているような報告も出ます。これは、輸出容認の流れを受けた供給増の現れと同時に、22日の厚労省などの物価担当者会議が、ドラッグストアやスーパーに積極的に仕入れて販売するよう事務連絡を発した影響も大きかったと分かります。
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時系列だけ見ると首相の発言の後に値崩れが起きているように見えるので、単純に結びつくように思えるかもしれません。しかし、発言前から輸出路線が始まっていたことはスペインとの契約でもはっきりしていますし、逆に通販市場での値上がりは発言後も4月中旬まで続いていて、下旬まで高値で推移しています。発言が市場に影響を与えたというより、輸入が回復して物価担当者会議の事務連絡を受けたことで、店舗に商品が出回るようになって下落が始まったというのが無理のない判断でしょう。
もちろん、値崩れにはいろんな要因があります(輸入回復、国内での増産、手作りマスクの普及、各企業の布マスク生産販売、不織布マスクの連続使用や洗浄再利用、自治体による布や不織布のマスク配布、感染ピークの終了など)。ただし、その要因を時系列や影響力を無視して横並びにするのは、歴史を調べる姿勢とは相いれません。価格に影響するのは需給関係が一番大きいというのが通常の経済の反応であり、それを覆すインパクトが布マスク発表にあったと関連付けられそうな情報は見当たりません。
首相の発言と関連づける、特に「転売ヤーを震撼させた」という情報はありません。そして政府のマスク配布は5月末でも終わらず、質量とも十分ではなく、他の要素に比べて市場へのインパクトは、あったとしても相対的に小さいといえます。よって効果は「ほぼなし」と判断できます。
ただし、今後、新たな資料が発見されて、再検討されることはあるでしょう。値崩れ現象も、各種の統計がまとまってくればはっきりするでしょう。そんな新しい資料から新事実が見えてきても、過去の資料を無視せず、その積み重ねをどう解釈しなおすかが必要になります。歴史には唯一の決定的な資料などないといわれるゆえんが、ここにあります。
関連すると強調される方々は、状況を示すだけではなく、論理的に説明できる事実の提示が求められています。具体的な事実を示さねば判断材料に加えることはできません。
一方、「首相が布マスク配るといったから布マスクが見直されて皆が買ったから値崩れした」という説も流れてきましたが、こちらを主要因とする説は否定できます。2月から多くの人が布マスクに注目していた事実に加え、政府も3月には布マスクを妊婦や福祉現場などに配布するとしていますので、注目されたならそちらの方が早いといえます。
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合わせて、台湾におけるマスク増産の対策がわかってきましたので、需要供給を考える参考に追加しました。日本でのマスク生産の動きも、まとめました。政府のこの分野の動きについての情報がもっとほしいところですが、日本と台湾のコロナ対策における姿勢の違いが浮かぶようです。
台湾ではSARSの経験を生かし、中国の新型コロナ流行の動きをつかんで、すぐ医療資材の状況を確認。マスク輸入が途絶えることを見越して、自国での生産でまかなう方針を決めます。そして一番のネックである、不織布マスク製造機械のメーカーを、政府と経済界が全力で支援して大量の政府発注の製造機械納品にこぎつけています。
一方、日本では、新規参入者への補助金は設けましたが、自主性にまかせているので当初の申請は少なく、最終的に43件の申請がありましたが、安定して輸入されるようになったときのことを考えて二の足を踏んだようです。さらに、新型コロナのあおりで運転資金の不足に陥った不織布製造機械メーカーが10億円余の負債で倒産という状況。生産増強のためさらに政府が打った手は、マスク製造業は緊急物資製造にあたるとして、労基法は適用されないという通知をしたこと。日本のものづくりの姿勢が問われる結果を招いています。そして全国民へのマスク配布も海外調達頼みで、衛生的な批判を受けてから検品強化という事態も、自前で物をつくる意識が消えたのではないかと思わされます。
長野県内では、阿南町と泰阜村が両町村に工場のある業者が不織布マスク製造を始めることになり、機械導入の半額を支援して、その代わりに住民には無償でマスクを配れるようにするという政策を打ち出しています。また、服飾メーカーなど、地元企業が製造を始めた布マスクを自治体が住民に配る動きも広がってきています。同じ布マスク配布でも、こうした地域産業を支える形で行えば、もっと違った効果も結果も生んだのではないでしょうか。
血税注ぎ込んで安いものを輸入すればいいーという安易な発想に陥らず、本来の力であるモノづくりに、もっと目を向けてほしいものです。地方にまかせれば利権が得られないという、私欲が働いているとは思いたくありません。
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以下、今回の参考資料です。マスク絡みのものだけを集めて、この時代を記録してみました。何らかのご参考になれば幸いです。
◎新型コロナウイルスの感染拡大とマスクをめぐる動き資料
2021年12月23日時点まで、信濃毎日新聞から関連記事を拾いました。日付はできごとがあった時点を示しますが、「記事」とある場合は記事掲載日付。インターネット情報は「ツイートから」などと記載。特に記載ないものは信濃毎日記事より。市町村の動きは、いずれも長野県内の市町村。わかりやすいよう、寄付関係は【寄付】、布マスク関連は【布】と表記しました。マスクの平均、最低販売価格は、アスツールの発表データで、平均価格はネット販売分在庫ありの上位100件の平均。「(台湾)」の記述は、いずれも東洋経済オンラインの5・22記事=台湾「今周刊」4・30記事=より抜粋しました。
【2020年】
1・09 <中国で新型コロナウイルス確認と報道>
1・16 <国内初の感染者判明>
1・21 記事・長野県内全域出張自粛 中国への出張者にマスク配布
1・21 (台湾)台湾で初の感染者 当時のマスク1日生産量188万枚
1・28 厚労省と経産省、マスクの増産などを業界団体に要請
1・30 バス会社が乗務員らにマスク配布
1・末 1月のマスク輸入量15757トン、前年同月比116%(財務省貿易統計)
2・02 上海市がマスク登録販売制度 値段つり上げ、粗悪品、客同士のけんか
2・03 <横浜のクルーズ船検疫開始>
2・04 (台湾)マスク製造機械の製造会社2社に政府が60台を発注。通常なら半年かかるところを1か月で納めさせるため、政府がメーカーに技術者を派遣
2・06 記事・マスク高額転売横行 メルカリ7枚入り405円の品が2袋99999円 マスク製造材料不足
2・06 【布】記事・布マスクの型紙がツイッターで話題に。投稿女性は「作る選択肢も提示したかった」
2・06 (台湾)工作機械メーカーの国内団体が政府に協力申し出てメーカー視察
2・10 (台湾)各メーカーの技術者投入始まる。当初5社、最終的に27社が協力
2・13 記事・長野県内企業のマスク等受注急増 備蓄ニーズで
2・13 安倍首相、月産6億枚超の供給力確保を表明 増産設備投資の補助金創設決定
2・半ば 諸田洋之・静岡県議がマスクのオークション出品開始 3月6日に取り下げ(3・07記事)
2・15 記事・長野県内病院、マスク品薄 県が備蓄量照会、14日に県民に冷静な対応呼びかけ 政府は週1億枚以上供給見通し 上田病院枚数制限、松本協立病院は7日から自販機停止
2・17 神戸赤十字病院でマスク6000枚盗難
2・16 (台湾)政府発注60台の最初の1台が納品される
2・下旬 【布】4・04記事・箕輪町の障碍者事業所が布マスクつくり開始 2月中旬に店頭からマスク姿消したのを見て
2・下旬 【布】3・29記事・長野市の農産物直売所が農家の手作りマスク多めに並べ始めるがすぐなくなりそうに
2・20ごろ 【布】2・27記事・松本市内の手芸店で手作りマスク材料売れ始める。ネットでの作り方紹介が影響
2・21 記事・武漢市隣接市の病院 マスクや防護服足りない 武漢市に集中
2・26 【布】下諏訪町の手芸店は開店直後からマスク材料購入希望者でにぎわう。無地のガーゼとゴムが品切れ
2・27 <首相が学校の臨時休校求めると表明>
2・28 記事・経済産業省、マスク生産状況HPに。中国などから先週以降1000万枚レベル輸入
2・末 2月のマスク輸入量4732トン、前年同月比56%(財務省貿易統計)
3・01 首相、対策本部会合で スポーツジムやビュッフェの自粛を 北海道の住民に国が買い取ったマスクを配布すると表明
3・02 記事・WHOが指針 マスク過度の使用控えて 安心感を得たい気持ちは理解
3・03 厚労省、国民生活安定緊急措置法で製造や輸入業者からマスク400万枚買い取り、北海道の中富良野町や北見市へ最初に配布
3・04 ロシアが医薬品輸出禁止
3・05 【布】感染症本部対策会合 生活安定緊急措置法適用で転売行為禁止へ 布マスク2000万枚を国が購入し保育所、介護・障碍者施設へ 10日に閣議決定 首相強調
3・05 韓国がマスク輸出禁止 9日以降マスク購入に上限
3・05 (台湾)政府発注の60台の不織布マスク製造機納品完了
3・07 記事・買占め世界でも 中国、マスクは全土で品薄
3・09 社説・マスク製造の設備投資補助金の利用3社のみ
3・10 さいたま市がマスク配布先から朝鮮初中級学校幼稚部除外―13日に対象に
3・11 <WHOが世界的大流行=パンデミックを表明>
3・11 【布】厚労省、医療機関、保育所、介護施設へのマスク優先配布3月中にも始めると発表 3500万枚で161億円 政府の緊急対策第2弾 保育所、介護施設、学童保育へは布製マスク2000万枚配布、少なくとも1人1枚(2種類あり1種類はひもが布で調節できず不評)。3月第4週に1000万枚、第5週に1150万枚(一部、3・19日の厚労相会見情報・時事ドットコムより)
3・12 長野県が対策本部会議 県と4市町村の備蓄マスク26万枚を医療機関に供給
3・13 <新型コロナウイルス特別措置法が成立>
3・14 【寄付】アリババ創業者から全国にマスク100万枚寄贈。2月上旬に日本から支援分への礼。長野県へは1万枚
3・15 マスク転売禁止始まる ネット出品禁止へ
3・16 【布】ツイートより 厚労省がユースビオとベトナム産抗菌布マスク材料350万枚調達契約 シマトレーディングと350万枚輸入契約 3月末まで
3・17 記事・ドイツ輸出禁止、フランス国家管理
3・17 【布】中一女子が布マスク寄付
3・17 時事ドットコムより。厚労相が会見でマスク製造分野の労働時間規制の適用除外になるケースがあることを周知へ。「人命や公益の観点から緊急の業務については労働時間の延長ができる場合がある」
3・18 NHKニュース「中国からのマスク輸入が順次再開」「ネット通販会社に中国のマスク10万枚が到着、来週からは毎日20万枚」
3・20 (台湾)政府の追加発注分として不織布マスク製造機械30台と手術用特殊マスク製造機2台を納品
3・24 <東京五輪延期発表>
3・24 シャープがマスク生産開始 2月のマスク増産設備投資補助金を活用
3・25 長野県保険医協会がアンケート公表 13-17日実施。マスク不足84%。1か月で在庫切れ69%、1週間16%
3・25 スペイン政府が中国からの医療用具購入契約。マスク5・5億枚など。6か月で。
3・28 【布】首相記者会見 4月中めどに全小中学校に布マスク1100万枚 4月中には1億枚を超える布マスクが生産できる
3・29 記事・中国がマスク外交で影響力 26日会見で「89か国に援助」 2月以降、イランにマスク数10万枚寄付 イタリアに医療チーム セルビア大統領「助けてくれるのは中国だけ」
3・30 【寄付】企業が千曲市に医療用マスク1500枚 中国出身社員や現地スタッフが調達
3・31 記事・マスクなお品薄 国内流通の7割を占める中国からの輸入低迷が最大要因
3・末 日の丸ロゴ入りマスクの製造を業者が休止。「政府が不足に乗じて作らせている」との誤情報に基づくクレームで(6・2記事)
3・末 3月のマスク輸入量8697トン、前年同月比90%(財務省貿易統計)
4・01 【布】首相、対策本部会合で布マスクを1住所2枚ずつ配布すると表明。医療機関へのマスクは3月の1500万枚に続き来週にも1500万枚
4・01 記事・長野県薬事管理課が医療機関向けに配布か配布予定のマスクは50万枚。内訳は 県と市町村の備蓄26万枚、国の備蓄3万枚、国が購入20万枚、アリババの1万枚。一方、医療関係者は県内に42000人以上。
4・01 ロシアから米国へマスク支援 国内では批判も
4・03 記事・「4月中に月7億枚超の供給を確保する」と繰り返す首相に業界関係者の間では「国民が1日1枚使えば需要は週9億枚だ」と突き放す発言も。もともと週1億枚ほどだった需要の7割を中国製品に頼っていた
4・03 【布】日本医師会長、布マスクに「ウイルス防止の役割はあまりない」「安心をつくる効果」
4・04 米大統領、医療用マスクと手袋輸出禁止方針
4・初旬 【布】米国のCDCがマスク着用勧告 飛沫感染の恐れ判明を重視 市民には布マスク勧める 谷口清州・国立病院機構三重病院臨床研究部長「少しでもよい可能性があるならやろうということでは」。鼻から顎の下までカバーし、顔との間に隙間がないように着けないと効果が不十分なことは知ってほしい(4・26記事)
4・05 ネットから・CNS(中国国営通信社)発AFP 中国国務院記者会見 3・1-4・4にマスクを38億枚輸出 商務部対外貿易市司の江帆一級巡視員「(輸出を)制限していないし、これからもありえない」
4・06 【布】108兆円の緊急経済対策 医療機関へのマスク配布953億円、幼稚園、介護施設などへのマスク配布792億円 布マスク配布、全住所2枚、小中高特別支援学校高等専修学校の生徒教職員にも2枚ずつ アビガン備蓄
4・07 マスク向け不織布などの加工機械製造会社が倒産。採算悪化していたところに新型コロナ拡大で海外取引先からの入金滞り運転資金が不足。負債は10億円余り(4・11朝日新聞デジタル)
4・08 <緊急事態宣言発令>
4・08 【布】箕輪町が独自に町内全小中学生2037人に1枚ずつ布マスク配布へ 政府の3月下旬の発表では1人1枚だったので足りないとして 40万円で業者から購入へ
4・08 【布】生坂村教育委員会が村民有志2人の手作りマスクを小中学生105人に1枚ずつ
4・08 【寄付】企業が国内外で備蓄の医療用マスク15万枚を長野県に
4・08 【寄付】企業が医療用マスク1万枚をこども病院に 取引ある中国企業に依頼
4・09 【寄付】業者が軽井沢町にマスク1350枚 取引先経由で香港のマスク製造会社から
4・10 ツイートから・コンビニにも(マスクが)出始めた
4・11 日刊ゲンダイ記事・ネットから・「先週まで中国は厳しい輸出制限…輸出解禁にシフト」輸入業者(匿名)の談話
4・11 ツイートから・スーパーで5枚入り398円
4・12 三重県の会社がネットでマスク1000枚を約8万円で購入(5・23記事)
4・13 東レが国内向けマスク用不織布の供給体制強化を発表。5月から現状の2倍の月約6000万枚分に
4・14 マスク1枚あたりの平均通販価格80円でピークに(アスツール) 5・17記事にも
4・14 【寄付】長野県に中国国家体育総局がマスク1万枚寄贈 2日に申し出、10日に到着 体育交流の覚書を交わしていた
4・14 【寄付】業者が安曇野市に1100枚の不織布マスク。創業者と親交のある中国人元留学生を通じて中国から調達
4・14 【布】衆院本会議 首相「CDCなどでも有用性評価されている」 布マスクについて
4・15 【布】官房長官会見 17日から東京で布マスク配布開始。先立って医療機関、小中高、介護施設に配布してきた。 5月中には配布終えたい
4・15 東京都会見 医療機関、社会福祉協議会へマスク6400万枚配布、34億円
4・15 【寄付】中国出身の2人が諏訪市にマスク3000枚 勤め先の中国の関連会社から調達
4・16 <緊急事態宣言、全国に拡大>
4・16 三重県の会社が12日に1枚約80円で買ったマスクを5枚770円(1枚154円)、10枚1320円(1枚132円)で販売し数日で完売。5月22日にマスク転売容疑で書類送検される(5・23記事)
4・16 記事・原田前環境相が融通依頼 マスク「選挙区医師会に」
4・16 【布】記事・長野県内、相次いで布マスク製造参入 売上確保狙いも
4・17 【寄付】【布】野沢温泉村の女性、子供用に240枚寄贈
4・17 ネットから・アパレルリリースinインドシナ ベトナムの首相がマスク輸出規制を解除 生産量の25%を上限としていた。
4・18 茅野署にマスク送り付け商法の相談あり、注意喚起
4・18 【布】ツイートから 厚労省子ども家庭局母子健康課「妊婦向けマスク取り扱いについて」一部汚れが付着、配布控え目視確認徹底を
4・19 福井県がマスク購入券発行へ 23日から郵送 後に購入券窃盗未遂事件発生
4・19 【布】記事・ミシン人気
4・19 ツイートから・マスク50枚4980円が3680円に
4・20 韓国が日米へのマスク支援検討
4・20 【寄付】岡谷市に匿名でマスク3000枚
4・20 【布】文科省、奈良県の学校に送ったマスクに虫が混入と発表 13日から発送していた
4・21 シャープがマスク発売、サイトがダウン
4・21 【寄付】台湾からマスク200万枚
4・21 【寄付】石材店が塩尻市にマスク5000枚 石材仕入れ先の中国の工場関係者から調達
4・21 【布】ツイートから 厚労省子ども家庭局母子健康課「妊婦向けマスク検品の徹底について」配布の中断を 苦情あれば回収
4・21 【布】厚労相会見 妊婦向け発送50万枚中不良品7870枚 医療機関や介護施設向けでも不良品 汚れやごみ、髪の毛混入など
4・21 【布】全世帯用布マスク調達先 90・9億円で3社から 興和54・8億円、伊藤忠商事28・5億円、マツオカコーポレーション7・6億円 厚労省が社民党党首に回答
4・22 厚労省医政局経済課、経産省商務・サービスグループ、消費者庁参事官(調査・物価等担当)付の3者連名で、ドラッグストアやスーパーなどの業界団体に事務連絡。物価担当者会議の結論として、マスク不足にかんがみ、仕入れ価格が高騰する中でも積極的に仕入れて販売すること、仕入れ価格などを根拠とした適正価格で販売するよう、売り惜しみしないーなどを依頼。(同日付事務連絡文書より)
4・22 【布】厚労省、全世帯用布マスクも配布前確認で不良品 200万枚中200件程度、髪の毛や変色 メーカー検品後の目視で 官房長官「配布前に適切に除外」
4・22 【布】大阪府泉大津市長が地場産業の布マスクを首相官邸に持参。17日に首相が朝日新聞で通販していることを揶揄したことを受け
4・22 ツイートから・店先に大量のマスク、3000円
4・22 【寄付】企業がクリーンルームで使うマスク1万枚を茅野市に
4・22 【寄付】企業が中野市にマスク6000枚 中国からの輸入を手掛ける商社を通じ「大口なら受けられる」ということで大量購入。飯山市や長野市にも寄付予定
4・22 【寄付】【布】企業が布マスク2000枚を長野広域連合に 自社用に製造し追加で寄付分も
4・22 【寄付】小諸青年会議所が不織布マスク20000枚 小諸市に
4・23 ツイートから・スギ薬局で買えた
4・23 【布】厚労省と主要野党の会合 布マスク生産国は中国、ミャンマー、ベトナム 妊婦用マスクの調達先は、全世帯用を受注した3社を含む4社 残り1社は妊婦向け配布したかわからないのでなどとして答えず
4・23 【布】興和、伊藤忠商事、未配達分回収し検品強化
4・23 【寄付】記事・このほど農機具メーカーが長野市に5000枚のマスク 2月に中国の工場などに2000枚送ったお礼
4・23 【寄付】小売業者、マスク2万枚を県に 従業員向けに用意していたら想定以上に入手
4・23 【寄付】民団松本支部が松本市にマスク2500枚 東京の会社から購入
4・24 不織布マスク通販平均価格78円、最低価格57円 4・1ー24は平均価格80円程度、最低55円(アスツールの5・13レポート)。ここまで価格は横ばいで、これ以降、下落が始まる
4・24 首相、対策本部会合 医療防護具提供へ サージカルマスク5800万枚配布し、4月中に1560万枚追加発送。N95を150万枚、医療用ガウン130万枚、フェースシールド190万枚も配る
4・24 【布】全世帯分の配布分にも不具合 不良品は興和と伊藤忠商事 22日までに全世帯分は都内で130万枚配布、都内分の8%
4・24 朝日村が不織布マスクを1世帯50枚ずつ配布へ 1枚50円で村が調達、5月中旬に配る
4・24 上田市が5月から妊婦に7枚ずつマスク配布へ 4月1日以降の届け出に 国の布マスクは5-7月の出産予定者だけのため
4・24 長野県が防護服とマスク製造企業を支援へ
4・24 箕輪町が備蓄マスクを町内の施設に100枚ずつ支給
4・24 【寄付】上田市の企業、1万枚を市に 資材仕入れている中国の企業から購入。武漢で感染広がったときに1000枚無償提供した礼に現地で確保
4・24 【寄付】茅野市の一般社団法人、市内企業が中国から仕入れた1000枚を市に 富士見町、原村にも1000枚ずつ
4・24 【寄付】記事・小諸の会社社長、マスク1万枚を小諸市に 知人を通じて調達
4・25 この日までに平谷村が全村民400人に不織布マスク5枚ずつ職員が配る 災害対策費で6000枚を都内の業者から購入し20日に届いた
4・26 不織布マスク通販平均価格72円、最低価格52円(アスツール5・25レポート)
4・27 大王製紙がマスク生産開始 月400万枚から。将来は1300万枚へ
4・27 塩尻市が使い捨てマスクを市民1人10枚ずつ配布へ 5月中旬から
4・27 【寄付】企業が安曇野市に使い捨てマスク3万枚 取引がある中国家電メーカー通じて調達 松本市や梓川村にも寄付予定
4・27 【布】布マスク納入の4社目はユースビオ 官房長官会見で
4・27 【布】ツイートより 厚労省から社民党党首に回答。妊婦向け布マスクは1人月2枚半程度を予定、1100万枚28億円。製造企業は興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーション、ユースビオ
4・27 5・17記事・大手ネット通販サイトのマスク1枚あたりの平均価格70円程度で下落傾向鮮明に
4・27 【布】時事ドットコムより。日本郵政社長会見。配布先は6300万カ所。25日時点で郵便局への納入は4%230万カ所分。受注額26億円
4・28 【布】衆院予算委員会 ユースビオ5・2億円で随契
4・28 女性自身記事(2021・12・22)・衆議院予算委員会 安倍首相「マスク市場に対しても、それなりのインパクトがあったのは事実でございまして、業者の中においてはですね、ある種の値崩れを起こす効果にはなっているということを評価する人もいる」
4・28 筑北村、村民に不織布マスク2枚ずつ配布へ
4・28 【寄付】岡谷市の企業が備蓄品マスク2000枚を市に
4・末 (台湾)1日当たりのマスク製造量1700万枚を超える
4・30 【布】記事・布マスクいつ届く 福祉施設2000万枚・妊婦向け50万枚・全世帯向け1・3億枚 福祉施設ほぼ配布済み 妊婦向けは不良品最多 全世帯向けはほとんど配布できていない
4・30 伊那市が妊婦300人に不織布マスク10枚ずつ発送。3歳未満児の1500世帯にも予定
4・30 南相木村、6月にもマスク50枚1箱を全世帯に配る方針
4・末 4月のマスク輸入量25877トン、前年同月比257%(財務省貿易統計)
5・01 【布】厚労相会見 妊婦マスク46934枚の返品、黄ばみ、異物、汚れ。黄ばみは生地本来の色か。中旬に配布再開
5・01 【寄付】岡谷市の企業、備蓄品のマスク1万枚を市に
5・01 宮田村、妊婦に不織布マスク10枚 国の布マスクだけでは不足として
5・03 不織布マスク通販平均価格54円、最低価格36円。前週比で平均価格25%下落(アスツール5・25レポート)
5・04 記事・長野市境区が750世帯に3000枚のマスク配布 イベント費用を転用4月中旬、知り合いの業者からマスク購入できるかもと話しがあったことから
5・07 【寄付】在日朝鮮県青年商工会がマスク2万枚を松本市へ
5・07 厚労省がHPで布マスク配布状況を公開。東京都以外はすべて「準備中」
5・08 記事・箕輪町が町民約25000人に5枚ずつ使い捨てマスク郵送開始
5・08 記事・長野県内でマスク販売の動き広がる 中国の提携工場から2万枚輸入し4月下旬から販売 韓国の知人から15000枚仕入れ 中国企業と取引のある企業から5万枚仕入れ など
5・11 不織布マスク通販平均価格42円、最低価格24円。前週比で平均価格22%下落(アスツール5・25レポート)
5・11 【布】記事・企業が台風被災者支援団体にマスク500枚など。市内の靴下メーカーが製造。コロナで営業休止している人や福祉施設に素材を提供し仕上げを委託。寄付した企業は、この活動を応援して30万円分を買い取り
5・11 【寄付】塩尻市に不織布マスク3万、市内の企業が社長の妻のつてで中国から入手。松川村へ1万、企業が取引先の中国の家電開発メーカーを通じて入手
5・12 京都新聞・中国から4月半ばに仕入れ、当初50枚3300円が連休明けは競争相手が増えて2700円
5・12 記事・阿南町と泰阜村が、両町村に工場のある会社で導入するブリーツ型マスク製造機の費用2000万円中、1000万円を補助。8月の稼働をめざし、マスクは住民に無料配布へ
5・12 不織布マスク通販平均価格40円、最低価格21円 5・17記事でも取り上げ 18日間で平均価格48%減
5・13 【布】千曲市が市内の保育園児2000人に布マスク配布。国の布マスク配布対象外のため、マスク製造に乗り出した地元シャツ製造業者に発注。22日に2枚目配布
5・14 <政府が39県の緊急事態宣言を解除>
5・14 【布】共同通信 厚生労働省がマスクの検品費用として8億円計上。15日になってから、妊婦用だけではなく、一般向けの検品も委託していると修正答弁。
5・15 中国の中国養父母連絡会が飯田日中友好協会と満蒙開拓平和記念館にマスク300枚寄贈。日中友好協会の義援金に応えて
5・16 【布】政府の布マスク、石川県で配達開始。
5・中旬 ツイッターより 到着した布マスクを目的外に使った人に対して罵詈雑言を浴びせるツイが多数
5・17 不織布マスク通販平均価格31円、最低価格21円。前週比で平均価格26%下落(アスツール5・25レポート)
5・17 記事・マスク値下がりについて危機管理アドバイザーの古本尚樹氏「従来の流通経路とは違うルートで中国からマスクが入っており、だぶついているのが要因」
5・17 香港大学の研究チームがハムスター使った実験でマスク着用で感染リスク2割以下にできると発表
5・18 【布】13都道府県に1450万枚を配布 5・20官房長官が記者会見で説明
5・18 県資源循環保全協会青年部会が県と長野市にマスク5000枚ずつを寄贈
5・19 諏訪湖ロータリークラブが不織布マスク7000枚を下諏訪町に寄贈。小中学校や福祉施設で活用
5・19 【布】諏訪擁護学校生が手作りの布マスク140枚を富士見町に寄贈。高齢者施設で利用
5・20 アマゾンが医療機関向けのマスクや防護服などの特設ストア開設
5・20 【布】信大発のベンチャーがフィルター入り高機能布マスクを発売
5・下旬 涼感重視の夏用マスク製造や予約受付、長野県内でも始まる(6・5記事)
5・下旬 【寄付】長野市へ友好都市の中国・石家荘市からマスク2万枚(6・3記事)
5・21 <政府が大阪、京都、兵庫の緊急事態宣言を解除>
5・21 参院議員運営委員会で厚労相、布マスク配布でマスク価格が下がったとする根拠を示すよう求められ「配布と価格の関係にはさまざまなご意見がある」と弁明
5・22 【布】埼玉県深谷市の中学校が「アベノマスク」着用か持参を求めるプリントを文部省経由のマスクとともに生徒に配布。公文書にアベノマスク記載の初の事例か。24日に保護者のツイートで問題になり25日に市教委が調査。学校が「不適切な表現」と謝罪。政府配布マスクの有効活用狙うと
5・23 【布】長野県でも長野市から配達始まる。長野中央郵便局管内の約半数28800組のみ届いた
5・23 記事・塩尻市のメーカーが不織布製簡易マスク製造装置を開発。型抜き方式で3秒で1枚。イベント利用にらむ
5・24 不織布マスク通販平均価格24円、最低価格17円。前週比で平均価格26%下落.。最も価格が高い時期だった4月25日に比べ、平均価格、最低価格とも70%減(アスツール5・25レポート)
5・25 <政府が緊急事態宣言を解除>
5・25 記事・各航空会社が乗客のマスク着用義務化や要請
5・25 日本小児科医学会が2歳未満の子供はマスク着用やめるべきと見解公表。窒息の危険
5・26 厚労省が夏のコロナ対応策公表 マスク着用は熱中症用心。屋外で周囲の人と2メートル距離を取れれば外すよう促す
5・26 【寄付】諏訪市の企業が備蓄品の医療用マスク7万枚などを県に寄付
5・26 【布】伊那市伊那東小学校の6年生が布マスク1300枚を作り後輩に贈る。休校中に作成
5・27 【寄付】損保ジャパン長野支店がサージカルマスク3000枚を県医師会に寄付。本店通じ調達
5・27 マツオカコーポレーションが政府発注の布マスク売上高51億円と発表。厚労省発表とずれ
5・28 【布】官房長官が会見で政府の布マスク配布終了は6月中旬にずれると説明。検品のため
5・28 【寄付】東電労組が松本市と大町市の病院に医療用マスク計1万枚寄付
5・29 南相木村がサージカルマスクを村内全戸に50枚ずつ配布開始。代さん160万円。村民は村長にちなんで「ナカジマスク」と。「アベノマスク」はまだ届かず
5・31 記事・マスクを「かなり」または「いつも」着用する人が、昨年の28%から今年は94%と3倍以上に。愛知医大が福島、東京、愛知、鹿児島の4都県で調査。マスクを全くしない人は昨年36%だったが今年は1%
5・末 5月のマスク輸入量30154トン、前年同月比309%(財務省貿易統計)
6・01 岡山県警が、衛生マスク1万6千枚を仕入れより高く転売した国民生活安定緊急措置法違反の疑いで男逮捕。同法違反容疑の全国初の逮捕
6・01 【布】官房長官が会見で政府の布マスク配布経費はは260億円に圧縮と説明。詳細は説明せず
6・03 【布】記事・小諸市の自動車部品製造業者が金型技術生かしマスク製造業に参入
6・03 【布】記事・塩尻市原新田公民館が政府配布布マスク回収箱設置。マスクが小売店に並びだしている状況踏まえ必要な人にと
6・04 【寄付】長野市内の複数の業者が市にマスク寄付。41000枚。台風被災支援へのお礼など
6・04 塩尻市が新品マスク回収箱を設置。店頭にマスクが並びだしたことから「助け合うきっかけに」
6・05 マスク転売疑いで名古屋市の女性64歳を書類送検。国民生活安定緊急措置法違反。「生活のためにやったと」。50枚当たり880円の利益で少なくとも140枚
6・05 総務省の家計調査発表。マスクやガーゼを含む保健用消耗品は需要増と価格高騰で約2・2倍
6・05 【布】小諸市が政府配布の布マスク回収箱設置。「サイズが小さいため、寄付して必要な人に活用してもらいたい」との声受け
6・05 WHOがマスク着用指針改定。密集した環境で感染有無にかかわらず着用を推奨。高齢者や既往歴の人には使い捨てマスク使用を強く促す。布製マスクについて「異なる素材が少なくとも3層重ねられたもの」を使用するよう推奨
6・08 記事・自民党内でも「アベノマスク」広がらず
6・08 【寄付】有志の会が中国遼寧省葫蘆島市から寄せられた医療用マスク2万枚を松本市に寄付。40年間の交流背景に
6・08 【寄付】伊那市内の企業が市に不織布マスク10万枚
6・09 【布】記事・佐久市の料理店が政府配布布マスクと引き換えに商品券。既に市内のコンビニでも布マスクは手に入るため不要なら福祉施設に寄付をと呼びかけ
6・09 【寄付】企業が不織布マスク1000枚を下条村の小学校に。1人5枚に。ほかに飯田市の3小学校にも寄付
6・10 信州戦争資料センター中の人の長野市の自宅に政府配布の布マスク到着。市内のスーパーや大型店の薬局などで不織布マスク、布マスクの在庫が確認される
6・11 【布】松本市の有志が政府配布の布マスクを子供向けマスクに手直しする作業を開始。松本青年会議所が回収箱を設置するなどして協力。「使わない」との声を受けて
6・20 【布】政府配布の布マスク、配達終了。約260億円
6・末 6月のマスク輸入量14064トン、前年同月比172%(財務省貿易統計)=国内生産も受け、だぶついて輸入減か(筆者注)
7・28 【布】政府が247億円をかけて介護施設等に布マスク8000万枚配布すると記者会見で官房長官が説明。7月末ー9月中旬に配布と。同時にマスク供給量は6月には輸入と生産で8億枚となって需要を上回っているとも述べた。(ネット)6月23日に発注済み
7・29 【布】厚生労働省が布マスク配布延期検討。野党合同ヒアリングで「マスクは流通が回復。配布やめて消毒液や防護服確保を」と提案受け。
7・29 【布】(ネット)布マスク受け入れの打診あり断る 新聞・2カ月ほど前に届いた布マスクは倉庫に眠っていると都内の介護施設長
7・30 【布】厚生労働省が7月中の配布断念。施設側のニーズを踏まえて検討する。
7・31 【布】厚生労働省が布マスク配布中止、希望施設へ。マスクと消毒剤の転売規制を解除
8・01 安倍首相がアベノマスク着用をやめる(一時復活もやめる)
9・28 神戸学院大学の教授、アベノマスク発注枚数と単価の開示求め大阪地裁に提訴
10・08 「新型コロナ対応・民間臨時調査会」が報告書の内容公表 半年間の施策「場当たり的な判断の積み重ね」 アベノマスクについて官邸スタッフ証言「総理室の一部が突っ走った。あれは失敗」
【2021年】
3・末 全世帯向けの残りの約400万枚と施設向けの配布から希望者へと切り替えたことによる残り約7900万枚を合わせたアベノマスク在庫8272万枚、2020年8月ー2021年3月の保管費用6億円
3・末 マスクの生産、販売、輸入などにかかわる業者1500社、新型コロナ以前の10倍(マスク工業会) 国の生産設備投資補助金利用は43件
10・末 アベノマスク在庫8130万枚
11・06 会計検査院がアベノマスクのずさんな契約や管理指摘 介護施設や妊婦向け1億5736万枚、全世帯向け1億3004万枚、学校用3700万枚、計3億2440万枚調達し支払額442億6338万円 いずれも随意契約で仕様書なく詳細な品質基準もなく、不良品の費用負担措置も決めず 不良品は妊婦向け49万枚中6万枚(12・5%)に虫混入や汚れ付着、報告が635市町村からあった 不良品をめぐる費用は検品と納品遅れに伴う人件費で計21億4800万円 「緊急時であっても妥当性の検証や事後確認、国民への情報提供を強く要求」
12・21 岸田首相が記者会見で、アベノマスク在庫の年度内廃棄表明 在庫を検品した7100万枚中、不良品1100万枚(約15%)