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<戦時下の一品>ー逸品?珍品?皆さんでご判断を

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収蔵品の中から、特別に紹介したい収蔵品を「戦時下の一品」として紹介していきます。過去のnoteに取り上げたものでも、あらためて「一品」に絞って紹介させていただいたり、分からないこ…
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#太平洋戦争

<戦時下の一品> 防空用鼻緒

 表題写真でも表題でも、何のことやら、とお感じになられる方が多いと思います。下駄の鼻緒な…

<戦時下の一品> 慰問袋

 前線に出ている兵隊に、せめて何か送って感謝を示すーということで奨励されたのが「慰問袋」…

<戦時下の一品> 千人針の腹巻

 戦場へ出向く兵士に対して「無事で帰ってきてください」とは直接言えないのが戦時下。慰問の…

<戦時下の一品> 黒い牛乳瓶

 本来、透明な牛乳瓶が、透明なガラスをつくる材料不足から、さまざまな色のガラスくずで作ら…

<戦時下の一品> 第二国民兵の遺書

 大日本帝国憲法では、兵役の義務が臣民に定められていて、男子は17歳になると自動的に第二国…

<戦時下の一品> 陶器製ベーゴマ

 日中戦争が始まってしばらくすると、金属は戦略物資であるとして民間に流れる量が抑えられ、…

<戦時下の一品> 携帯国旗

 こちら、旗の横幅28センチ、プラスチックらしい持ち手の長さ33センチの日本国旗です。長野市でつかっていた方のもので、戦時下ではいつ何時必要になるか、分からないので折りたたみ傘並みの必需品、だったようです。  そこで! 国旗も折りたたんで携帯式にすればと発案した方がいたのですね。袋には「新案携帯国旗」とあり、「旗行列に 歓送迎に 慰問袋に」と確かに使えそうなところを列記してあります。  さて、取り出しますと、中身はさらに小さい13・5センチほどの長さ。  布を広げて、持