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信州戦争資料センター展示会集成

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信州戦争資料センターは、およそ5,000点の戦時下実物収蔵品を生かすため、毎年テーマを定めて、それに沿った資料を選りすぐって展示しています。近年は長野県内だけでなく、遠くは北海道…
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#日中戦争

2024年も展示会「戦争だ! 女、子供も!ついでにビールも!展」開きます

 2024年も8月13日から8月18日まで6日間、JR長野駅から歩いて10分ほどの好立地、長野市のギャラリー82で恒例の展示会を開きます。今回で8回目、新型コロナ下での2年のお休みを入れると、今年は展示を始めて10年の節目となります。お盆の時期に重なっていいやら悪いやら分かりませんが、都合の付かれる方はぜひお越し下さい。  今回は「戦争だ! 女、子供も! ついでにビールも! 展」と題して行います。戦争となると、使われるのは大人の男だけではありません。女性も、学生も、子どもも

2019年「第5回展示会ー戦争ト玩具展」は手作り作品や触って遊べる当時の品の複製品も展示、ポスターも3種類!

 第5回展示会は、2019年7月30日から8月16日まで、前の年と同じギャラリー82で開催しました。  戦前の子どもたちにとって、軍隊は身近であり、時にあこがれの存在でもありました。軍人の身内がいたり、日本軍の活躍が伝えられたり。そんな意識を見越してか、軍隊や戦争を題材にしたおもちゃもたくさんありました。この時は、日清戦争から太平洋戦争までの間に作られた玩具や絵本、紙芝居、雑誌の付録などを中心に、当時の長野県内の子どもによる作文や絵画も展示しました。  玩具は、子どもたちの

2015年7月、初の展示会「人が語るモノが語るー信州と戦争の時代展」を開催

 他の方の戦時企画におじゃまして得た経験を生かし、自分が伝えたいことを伝えられるような独自の展示会を開く気持ちが固まり、2015年が敗戦後70年の節目であることから、構想を練り始めました。まずは展示会場です。適度な広さで会場価格もお手頃で、人も来やすい場所として、さまざまな人の助言を頼りに、長野市の善光寺近くの中央通り沿いにある「かんてんぱぱ門前ギャラリー」で交渉することに。  相談に行ったところ、展示内容が分かるように社長に説明できるよう、企画書のほか、ブログを作ってほしい