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信州戦争資料センター展示会集成

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信州戦争資料センターは、およそ5,000点の戦時下実物収蔵品を生かすため、毎年テーマを定めて、それに沿った資料を選りすぐって展示しています。近年は長野県内だけでなく、遠くは北海道…
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#日中戦争

展示品ちょい見せ! 周囲の環境が子どもの意識も育てていくんだよな(´・ω・)

 展示会では毎回、新しいものを仕入れて皆さんに見てもらいたいと頑張っています。収蔵品って、ときおりそうしたテーマを決めて、お金を惜しまず投下しないと、充実しないっていう側面もあるわけです。また、回を重ねると、やっぱりこれは出したいっていうおなじみさんがあって、せっかく足を運んでいただいた皆さんに「またこれか」って思わせるのは申し訳ない限り。今回、過去のテーマにも重なるので、頑張って新しいもので新味を出そうとしています!            ◇  そして、そんなわたしのために

展示会に向けてー子どもたちの秘密基地「かやは麻」ポスター購入

 毎回、展示会のテーマを決めると、収蔵品に加えて新たなモノを物色して入手しています。それで収蔵品の充実にもつなげているのです。そして今回、これは皆さんに見ていただきたいと、オークションで入手したポスター「かやは麻」です。  かやは「蚊帳」。近年はあまり使われないようですが、麻の蚊帳は、少々重いですが化繊の蚊帳に比べてたたみやすかったし、何より適度な重さが隙間を作らず、使い良かったなと。  そんな蚊帳は昼寝にも好都合。そうして使った蚊帳で戦争ごっこというシチュエーションですね

2024年も展示会「戦争だ! 女、子供も!ついでにビールも!展」開きます

 2024年も8月13日から8月18日まで6日間、JR長野駅から歩いて10分ほどの好立地、長野市のギャラリー82で恒例の展示会を開きます。今回で8回目、新型コロナ下での2年のお休みを入れると、今年は展示を始めて10年の節目となります。お盆の時期に重なっていいやら悪いやら分かりませんが、都合の付かれる方はぜひお越し下さい。  今回は「戦争だ! 女、子供も! ついでにビールも! 展」と題して行います。戦争となると、使われるのは大人の男だけではありません。女性も、学生も、子どもも

2019年「第5回展示会ー戦争ト玩具展」は手作り作品や触って遊べる当時の品の複製品も展示、ポスターも3種類!

 第5回展示会は、2019年7月30日から8月16日まで、前の年と同じギャラリー82で開催しました。  戦前の子どもたちにとって、軍隊は身近であり、時にあこがれの存在でもありました。軍人の身内がいたり、日本軍の活躍が伝えられたり。そんな意識を見越してか、軍隊や戦争を題材にしたおもちゃもたくさんありました。この時は、日清戦争から太平洋戦争までの間に作られた玩具や絵本、紙芝居、雑誌の付録などを中心に、当時の長野県内の子どもによる作文や絵画も展示しました。  玩具は、子どもたちの

2015年7月、初の展示会「人が語るモノが語るー信州と戦争の時代展」を開催

 他の方の戦時企画におじゃまして得た経験を生かし、自分が伝えたいことを伝えられるような独自の展示会を開く気持ちが固まり、2015年が敗戦後70年の節目であることから、構想を練り始めました。まずは展示会場です。適度な広さで会場価格もお手頃で、人も来やすい場所として、さまざまな人の助言を頼りに、長野市の善光寺近くの中央通り沿いにある「かんてんぱぱ門前ギャラリー」で交渉することに。  相談に行ったところ、展示内容が分かるように社長に説明できるよう、企画書のほか、ブログを作ってほしい