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大阪が2年連続の地価上昇、その理由とは?

こんにちは! センス・トラスト株式会社です。
私たちは「想像を超える、未来の創造」を理念に掲げ、京阪神間を中心に不動産の買取再販、売買仲介、コンサルティング、リフォーム等の事業を展開しています。

ところで、みなさんはここ最近、地価が上がっているというニュースを聞いたことがありますか? 国土交通省が今年3月に発表した「令和5年地価公示」によると、地価の全国平均は住宅地・商業地ともに31年ぶりに微増した昨年に続き2年連続で上昇しているそうです。

そこで今回は、いつもとは少し趣向を変えて、センス・トラストが本社を構える大阪にフォーカスし、最近の不動産の動向を探っていきたいと思います。


コロナ禍を経て回復の兆し

2016年と2017年に地価上昇率で日本一に輝いた大阪。道頓堀や宗右衛門町をはじめとする大阪市の中心部では、2018年に地価が大きく上昇。翌年には中央区日本橋と北区茶屋町で土地価格の上昇率が44%以上となり、大阪市のミナミやキタなどでも大きな上昇を見せていました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年は大きく地価が下落する厳しい一年となりましたが、2022年には再び微増し、2023年にはさらに回復の傾向が強まっています。

地価が上昇している理由は?

大阪に限らず、地価が上昇する背景には複数の要因が関係しています。

低金利:長期金利は引き揚げの傾向があるものの、短期金利については以前として低金利が続いています。低金利環境は住宅ローンを組みやすくし、高額な不動産の購入を後押しする一因に。

・人口の増加:総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口動態調査」によると関西圏の人口減少が続いている一方で、大阪府への人口流入数は全国最多となっています。人が増えることで、土地と不動産への需要は高くなります。

都市開発:2025年に控えた大阪万博をはじめ、湾岸エリアではIR(統合リゾート)や地下鉄の延伸なども計画されています。このような都市開発もまた、土地価格を押し上げる要因のひとつに。

大阪市内の注目エリア

では、大阪市内ではどのように土地の価格が変動しているのでしょうか。ここからは大阪市内の地価上昇率と土地の価格にフォーカスし、それぞれ注目のエリアを詳しく見てみましょう。

まず、地価上昇率の高いエリアでは、「住之江区南港中」や「此花区北港白津1-6-10」などの湾岸エリアが上位にランクインしているのがわかります。注目は再開発が進む大阪の中心部。1日に約250万人が行きかう西日本最大のターミナル地区である「うめきたエリア」でも大きな上昇が見られます。

一方、大阪市の土地の高いエリアは、複合商業施設「グランフロント大阪」がある「北区大深町」が最上位にランクイン。2031年には大阪駅地下ホームに大阪市内を南北に縦断する「なにわ筋線」の設置が予定されていて、南海電鉄もなにわ筋線を通して乗り入れるなど、大阪市内でも特に将来性の高いエリアとなっています。

まとめ

2025年に大阪万博の開催を控えている大阪では、大阪府と大阪市が共同で取り組む「大阪7大再生プロジェクト」が現在も進行中。2037年に予定されているリニア中央新幹線の大阪延伸が実現すれば、さらなる経済効果が期待できます。高いポテンシャルを秘めた大阪では今後さらに地価が上昇する可能性もあり、これからも目が離せないエリアです。


センス・トラストでは、大阪や神戸、京都などの京阪神エリアで、ビジネス用地から住宅まで、様々な不動産の取引をお手伝いをしております。専門的な知識を必要とする不動産売買も、弁護士や顧問税理士などのリーガルチェックを含め、豊富な経験に基づき安心なお取引をご提供いたします。

土地の有効活用や、相続でお困りの方、投資用物件をご検討中の方など、不動産取引に関するお悩みや疑問は、ぜひセンス・トラストまでお気軽にお問い合わせください。


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