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教育現場のワオキャリア | 先生のキャリア

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教育現場の多様なキャリアストーリーを紹介しています。
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2023年2月の記事一覧

一般企業→NPO→フィンランド留学、そして小学校の先生に。多くの越境から見えてきた、教育現場で働く魅力とは?

現在私立の小学校で英語の授業を担当している田中潤子さんは、一般企業、NPOでの勤務、フィンランド留学などの経験を経て、小学校の先生になるという、異色のキャリアの持ち主だ。 田中さんは大学で文学部・教育学専攻に進学するも、教員の道ではなく一般企業に就職し、広告の営業や人材育成に5年間従事。その後、小学生の放課後の居場所を提供するNPO法人での勤務を経て、フィンランドの大学院で教育学修士を取得した。さまざまな越境体験を通して、「ずっと避けていた教員の仕事にチャレンジしてみたい」

企業人から複業する校長に。教員の役割は、学ぶ環境をデザインすること

ビジネスの世界でさまざまなキャリアを積まれてきた札幌新陽高校 校長の赤司展子さん。東日本大震災の被災地支援をきっかけに、教育の世界に関わることとなります。 これまでのキャリアで培ってきた経験を「学校教育」の世界で生かそうと「複業する校長」をコンセプトに活躍される赤司さんに、教育現場で実際に働かれてみた感想や思いについて聞きました。 ビジネスの世界から、教育の世界へ ——ビジネスの世界でキャリアを積んでこられた赤司さんが教育の世界に飛び込むきっかけは何だったのでしょうか?

自律的学習者を育てて社会を変える。食品会社営業の経験を生かし、学校と社会をつなぐ小学校教諭の挑戦

食品会社の営業職から小学校教諭に転身した山下徹さん。社会人経験を生かし、民間企業と協働した「総合的な学習の時間」の実践に取り組んでいる。 学校現場で働く魅力を「子どもの熱意や真摯さに触れることで、大人たちにも学びがあること」だと語る山下さんは、なぜ教育業界への転職を志したのだろうか。教育業界で働くやりがいはどこにあるのか、詳しく話を聞いた。 上司に育ててもらった感覚が教育を志すきっかけに ——まずは山下さんのご経歴についてお聞かせいただけますか? 私は現在、東京都三鷹

子どもと大人が学び合う場をデザインしたい。「会いにいけるセンセイ」の、教育×子どもが軸にあるキャリア

教員(神奈川県)→民間企業(東京都)→教員(高知県)と働く環境を変えながら「教育と子ども」を軸にキャリアを歩まれてきた野崎浩平さん。 本業と並行して、学校の外でも現役教員と気軽に話せる場「会いにいけるセンセイ」や、誰も教えてくれない保護者のやり方を考える「みんなの保護者会」というユニークな活動や場づくりに意欲的に取り組まれ、「のざたん」の愛称でも親しまれています。 そんな野崎さんのキャリアの変遷や活動の原動力になっている経験、教育と子どもたちへの思いについて聞きました。