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技能学習、効果的な練習法、フィードバック【日本語教師/日本語教育】

どんなことでも上達するためには、フィードバックが欠かせません。フィードバックは、実際の練習の結果がどうであったかの知識を得ることです。お手本と何が違うかを比較し、お手本に近づけるように修正していく。そして、いつフィードバックすればいいかというと、練習直後が最も効果的だといわれています。

練習直後にフィードバックする

例えば、ギターで、あるフレーズができず、何度も練習しているとします。その内容を録音し、直後に聞く。すると、おかしな部分がいくつか見えてきます。フレーズをさらに細分化し、おかしな部分のみ、一つずつ、何度も練習します。それを繰り返すことで徐々にお手本に近づいていきます。

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日本語学習でも同様です。教師×学習者、学習者×学習者でロールプレイなどを行い、録音、直後に聞く。そうすると、発音がおかしいところ、何を言っているのかわからないところ、助詞や文法の間違いをすぐに発見することができます。フィードバックを後回しにしてしまうと、みんな人間なので、すぐ忘れてしまいますね(笑)。また、学習者と一緒に聞くことで、能動的な気づきの機会を与えられます。

しかし、授業のたびにフィードバック方法を考えていては、日々の忙しさにかまけて、なおざりにしてしまいがちです。それで、ある程度、A練習したらA´フィードバックする、というように事前にまとめておく必要があります。

効果的な学習には、教授プラン作成する際に、何をどのように練習するかだけでなく、フィードバックをどのように行うか、セットで考えることが必要になります。

以上、どうもありがとうございました(^_^)v

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