カプセル 2024.01

こんばんは、千星一話の中の人です。あけましておめでとうございます!
旧友と学生時代の先生の家に遊びに行ったと思ったら、実は家型の乗客船でそのまま絶景を巡る旅をして、楽しい気持ちに満たされていたところに、船内の特別室的なドアの前に案内されノックをしたら中から出てきた知らないおじさんに、ノックの仕方がなってない!とダメだしをされ、なんやわからんけどいつの間に面接が開始していてもうパニックという初夢を見ました。

今年もどうぞよろしくお願いします。

コーヒーが落るまでに、信号が変わるまでに

去年の暮れから、とあるイタリアンのランチタイムのお手伝いをしています。いつも賄いを用意していただいていているのですが最近お腹周りが気になり始めて二駅分歩くことにしました。と言っても気分が乗る時だけ、30分ほどの道のりは坂もありいい運動になっています。

その道は中間地点に大きな横断歩道があります。赤信号を待っていた時よさげな暇つぶしを思いつきました。

去年コロナで寝込んでいた時期に「恋は雨上がりのように」というファミレス店長の中年男性×元陸上部エースの女子高生の恋愛アニメをずっと見ていました。

アニメの終盤で、店長の家に作家の友人が遊びに来てサイフォンコーヒーを入れるシーンがあって、コーヒーが落ちるまでに一本超短い小説を書く学生時代に良くしていた遊びをするという回があります。それをふと思い出して、この先、横断歩道の赤信号に当たっている間だけ私もなにか書いてみよう、と。

駅に着くまで思いついたもの、目に入ったもの、人の様子など思いついたことをつらつらと書いていくのですがこれが案外難しい。何となく詩っぽくなったこの文章の落ちをどうつけようかなと考えていたら駅についていました。

、 で終わってしまった内容は後から読むとちょっと恥ずかしい。でもまた気が向いたら、この酔狂な遊びを店長と作家のように友人とやってみたい。

きゅうりサンドイッチ

ご飯の描写が細かいドラマとか本がすごく好き。そしてたま〜に食べてみたいと思ったものを作ったりする。

きゅうりサンドイッチもその一つ。
短冊切りにしたきゅうりに酢と塩を振って少し置いておく。トーストしたパンにバターをざっと塗って、水気を取ったきゅうりを挟んで完成。

数日後トースト無し、バターを辛子マーガリンにしたきゅうりサンドイッチを作った。トーストなしの方が美味しいけど次はもう少し塩を多めに作ろうと思う。

具材はきゅうりだけで簡単だからこそ、絶妙にこだわれるのがとてもいい。

18時55分プラネタリウムにて

最近はとても引きこもりがちな私。
昨年から見たいなーと思っていたプラネタリウムの番組あるのに、どうしても出かけるのが億劫で、ついだらだらと時間を潰して行けていなかった。

が、愛読書"家が好きな人"の個展が開催し、さらにずっと欲しかった本が再販すると知って池袋にやってきた。

個展で無事欲しかったエッセイ集と画集をゲットして、よーしよしよしと満足しながら行きつけの店に寄ってさらに本を買い、サンシャインシティの屋上にあるプラネタリウムへ。

隣には水族館もあるが、平日の夕方は流石に人も少ない。チケット売り場に近づいて気づいたけどこの時間のプラネタリウム、カップルばかりじゃないか。ぼっちはいたたまれない。しかも目当ての番組まで一時間ある。

あらー…まあいいか、1人だし。買った本が早く読みたかったのでちょうどよかった。熟読してたら開始まで残り10分を切っていて慌ててプラネタリウムへ。思ってたより人は少なかった。

アラビアンナイトの世界と星空が廻る。砂漠と煌びやかな建物、ゆったり歩くラクダの鳴き声ってこんな感じなんだと思い、サンドアートパフォーマンスを楽しむ。(一番楽しみにしてた。)星座の形や語源が残っている星の名前の紹介などもありがたかった。

誰かに星空案内をしてもらいながら星をただ眺めるのは、わかりやすいしやっぱり楽しい。何よりあの微睡が心地よい。今年は昨年よりも色んなプラネタリウムを堪能したい。

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