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西洋薬に救われる 人体実験中♡

生まれて初めて

こんなにお薬を飲んでいます。

(写真は朝に飲む薬です。これに加えて昼、夜と飲むお薬があります)

まあ高齢の方などに比べれば少ない方ですが。

比べるもんではないので。


今まで、薬や医者には頼らずに生きてきた手前、

抗がん剤の点滴でも吐き気どめとしてステロイドなどガンガン体に入れて

口からも飲んで。

こんな経験は初めてです。

自分の中の当たり前が180度転換。

副作用を抑えるこうした薬が開発されたからこそ救われていて。

もしなかったら、ゲーゲー吐いてるところだそうで。

ありがたいなあと感じています。


薬が増えると飲みあわせとか、どうなんだろう。

不意に思い浮かびます。


私の場合、半年単位でコロコロと主治医の先生が変わっているんですが

でもそれもなんだかいいもんだなあと最近感じています。


先生も人だから。

性格も、体を診る視点も、治療に対する考え方もそれぞれ微妙に違って。


話をしていると面白いです。

ああ、この方は、ここを大事にされるんだな、ああこの方はこういう考え方をされるんだ。

男性と女性でも違うなあと感じています。


先生の夏休みもあって。この入院期間中はずーっと代わりの先生(笑)

おいおい抗がん剤してるのに1週間以上も放置かよ〜と最初は思いましたが。

まあ、しょうがないですね。


今はチーム医療なので、主治医の先生中心に、最終的な治療方針は産婦人科として検討し決めるので、関わる先生方が、だいたいすべての患者さんを把握されている。

私の場合は、特殊な癌や治療なのもあり、主治医の先生以外にも腫瘍専門の先生がついていてくださり、主治医ではないけれど、毎回の入院のたびに様子を見にきてくださります。毎回座ってゆっくり話を聞いてくださるというなんとも心休まる環境で治療をさせていただいています。


で、そんな背景もある今回の入院、代わりの先生ですが。それが良かったかも。

本当にとらわれずに、起こることをしなやかに受け入れていくと、

なるようになっていくもんです。


というのも、たまたま主治医がお休みに入られる前の採血で

私の希望で体内の亜鉛などの量を測ってもらったら。


基準値半分以下!!!!

そんなに足りてない?!


ということがわかり。

亜鉛て結果が出るのが数日かかるので

入院してからわかったんですが。

代わりの先生が、亜鉛が含まれる胃薬を飲んどいた方がいいだろうと出してくださいました。

亜鉛不足だから、貧血ぽかったのかあ。

まあ、私の場合、基礎疾患があって、抗がん剤の骨髄抑制の影響とか他の影響もあるとは思うので、単にそれだけが原因とはいいがたいですが。

なんで亜鉛がこんなに足りてないかは、また栄養の話のところで書きます。

亜鉛て体の酵素とか血液とか筋肉とか神経伝達とかに関わるとても重要な微量金属で日々の食事から取りたいものであるものの、現代の食事だと不足しがち。

足りないと味覚障害が出たりとか。

特に子どもを産み育てる女性に必要なものなのに、女性に不足しがちなもの。

赤ちゃんの体を作るのにもとても大切なものです。

健康志向の食事をしている女性が陥りやすい。

はい、私もその一人かもしれません。

自称健康オタク。

ベジタリアンではないですが、普段からたんぱく質の摂り方が少なかったようです。

亜鉛不足は、男性不妊の原因だったりもします。

妊娠したら、味覚が変わった?という方もいるのでは。

もしかしたら、亜鉛が足りてないのかもしれません。


で、その胃薬を飲むことになったのですが。

生まれてこのかた、サプリも摂ったことないし、初めての薬だし。

疑問だらけ。なんで亜鉛が足らないのに胃薬なんだ?

その薬に一体どれだけの亜鉛が含まれているの?

そんな疑問が浮かび、納得するまで飲めない。

と感じ。

体に入るものだから、きちんと確認したい。

先生にも、薬剤師さんにもわからないことを聞いて。


なぜ、胃薬か。

西洋薬の中で唯一亜鉛の含まれるお薬なんだそうです。

そして、健胃薬で特に副作用なし。と。


ほほ〜。


そして調べてくださいました、薬剤師さん!

亜鉛がどれだけ含まれているか!

昔調べたけど、忘れたので調べてきますね、と。


ここの病院は誠実なスタッフの方が多くて、頭が下がります。

私もそうありたいなあと日々刺激をいただいています。


で、亜鉛の含有量もそこそこ補えそうな、力になってくれそうなお薬だったので

飲むことにしました。


そして、私は吐き気に対して、多分我慢してしまうところがあって。

まあ、1クールのうちの最初の抗がん剤投与後1週間耐えれば

落ち着いてくるから、吐き気どめがどれも効きにくいから

しょうがない。

と半ば諦めていたところもあり。

耐えていたのですが。


代わりの女性の先生が、吐き気そんなに我慢してなくてもいいんですよと。

声をかけてくださったんですね。

吐き気ない人は何にもなく過ごされてる方もいるしと。


今までの男性の先生からは、言われたことなかったことで。

じ〜〜〜ん。

ちょっと嬉しかった。


そして、今まで提案された吐き気どめとは違うものを提案してくださり、

(今まで提案されたものは明らかに体が拒否するものだったので、いらないと言い続けていました)今飲んでいる吐き気どめとの作用の違いなど詳しく教えてくださいました。

話していたら、1クールのうちの最初の抗がん剤後になんで便秘になりがちなのか。数日するとスーッと自力で快便に戻っていたのですが。

ついでに、その謎も解けました。

スッキリ明快!


新たに出す予定の吐き気どめは脳の中枢系に働きかけて、吐き気を抑えるとか。

3クール目の時、毎晩、寝つきも眠りも浅くて、寝起きが、ハッ!とびっくりして起きる、みたいな。

なんとも気持ちよく起きれない日々が続いていたので。

眠れるなら飲んでみようかな、と思ったのもあり、

ものは試しで飲んでみることにしました。


皆さんも、出されるお薬は、なんのための薬なのか、体にどう働くのか、副作用はどうなのか、

主治医の先生や薬剤師さんにしっかり確認してから飲むのをお勧めします。

特に複数のお薬を飲んでいる場合は、飲みあわせやそれによって出てくる作用や副作用も違ったりするので。

気をつけてくださいね。

それは、西洋薬に限ったことではなく、漢方やサプリメントなども同じです。

特に治療中の方は、自分が飲んでいるものは主治医に伝えておくのが

体に負担なく安心、安全に治療を続ける秘訣だと私は思います。


自分がどうありたいか、どうしたいのか。

言われるままではなく。

聞いて、感じて、その上で決める。

やっぱり自分軸です。

そうしたら、何があっても人のせいにはしないし、受け入れられる。


今、三日晩飲んで見た所、、、

爆睡! 笑

寝起きも心地よい!

ぐっすり眠れてそのおかげで吐き気もましな気がしています。


たくさんのお薬に抵抗も感じつつありましたが、

おかげさまで乗り越えることができていると思うと

考えて下さる先生にも西洋薬にも、感謝です。


ちなみに、漢方の調合も少し変わって

だるさがあって気力がわかないことを伝えたところ、朝鮮人参の割合を増やしてくださったのですが。

グーンとパワーが上がった気がします。

滋養強壮、朝鮮人参、さすがですね!

当初は甘草も調合してもらってたのですが、主治医に飲んでる漢方の生薬内容を伝えたところ、偽性アルドステロン症や肝機能障害が起きる可能性があるということで、念のため甘草を省いてもらうことにしました。

漢方も、まずは3食きちんとバランスよく食べて、体のベースを整えた上で

飲用すると効果がアップするそうです。

体の変化として、そんなことも感じつつあります。


いろんな人体実験中です。

面白いなあ♡







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