世の中のすべての行動は利益を期待して行われる投資行動である。

人は常に何かを消費して、何かを得るために行動している。資産を消費して何か新しい価値と変える行動を投資と定義できるのならば、「世の中のすべての行動は利益を期待して行われる投資行動である」と言えると私は考えている。

私の考えではお金や価値のあるもの、さらに時間をすべて資産としている。
お金と時間のみ資産の中で特別なものと位置づけ、そのまま表記する。
また、楽しさや気持ちよさ、すべての類の快感を快楽としている。
そしてすべての行動と資産はやがて快楽に行きつく。

①例えば、のどが渇いたから100円で水を買う行為。これは100円という資産を消費して水を得る行為である。この行動は100円を消費して水を得るという利益を期待して行われている。逆もまた然りで、水を売った側は水と言う資産を差し出すことで100円を手に入れることを目的としている。

②例えば、時給1000円で8時間働く行為。これは自分の8時間を消費することで8000円に交換する、いわば時間の切り売りである。この行動は自分の時間を変換してお金を得るという利益を目的として行われている。(厳密には時間は資産と言い難いが、金銭や快楽という価値に変換可能なのでこのnoteでは資産と言う。)逆もまた然りで、雇用する側は営業利益を目的とし、8,000円でアルバイトの8時間を買ったと言える。

③例えば、恋人と5時間遊ぶ行為、これは自分の5時間を消費することで恋人との楽しい時間に変換する行為である。この行動は自分の時間を消費して楽しい時間という快楽を得ると言う目的で行われている。

これまで、
①お金⇔資産
②時間⇔お金
③時間⇒快楽

といった例を挙げてきたが、実際の行動はもっと複合的である。

④例えば、友達と2人で1人2000円のランチを2時間楽しむ行為。これは自分の2000円と2時間を友人との楽しい時間から得られる快楽に変換する行為である。この行動は自分のお金と自分の時間を用いて、楽しい時間の快楽という利益を目的として行われている。

⑤例えば、100円で水を買う行為。これは同時に時間も消費しているため、厳密には時間とお金を消費して、水という資産に変えていることになる。さらにその水を飲むという行為は資産を消費して快楽に変えることに他ならない。

⑥例えば、疲れているので家で1日中寝る行為。これは1日という時間を寝て快楽を得ることのために消費している。言ってしまえば、すべての行動において絶えず時間は消費される。

ここまでの例をまとめるとこうなる。
④時間&お金⇒快楽
⑤時間&お金⇒資産⇒快楽
⑥時間⇒快楽

あなたがこのnoteを読んでいるのも、あなたの時間と電力を消費して何か新しい情報を得ると言う利益を目的としているのに他ならない。あなたがこのnoteを閉じて、寝る準備をするのも、あなたの時間を消費して睡眠と言う快楽を得るために他ならないし、あなたが朝ごはんを買うのも、、、

僕は、すべての資産はやがて快楽に変換されると考えている。資産(例えば、お金)が何かほかの資産(例えば、家)に変換されることがあっても最終的にはその資産(家)は快楽のため(快適な環境)に使用されるだろう。

そういう点ではすべての行動は快楽を目的としていると言えるかもしれない。

ここまで読んでくださったみなさんが
「世の中のすべての行動は利益を期待して行われる投資行動である」
という言葉の意味を少しでも理解していただけたら嬉しい。

後記

「時は金なり」という言葉が存在したり、お金持ちや経営者がお金を使ってでも時間を買うのはこのようなメカニズムを彼らが理解しているからだろう。

厳密にいえば、体力とか精神力とか電力とか様々な資産も行動において交換されているといえるが、話がややこしくなりすぎるのでやめておいた。

このnoteは厳密な校正を経たわけでもないし、正しいと裏打ちしてくれる理論や証拠があるわけでもない。どこぞの大学生が書いた稚拙な文章である。それでもここまで私の考えを読んでくださったあなたに最大限の感謝を伝えたい。



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