年間100冊本を読む僕がおすすめしたいマネー本10選。【難易度別!】
僕は月に約10冊本を読みます。多い月だと20冊を超えることもあります。年に換算するとだいたい100冊になりますね。僕の読書スタイルは、読みたい本を読みたいときに読む適当スタイルです。夢野久作にハマることがあれば、宗教についての本にハマることもあり、自己啓発本にハマることがあったり、、、とまあ影響されやすい性質です笑
2023年に入ってから約4ヶ月が経ちますが、今年は投資やお金の本にドハマりしてそればっかり読んできました。だいたい4ヶ月で50冊くらい読んだと記憶しています。そして今ではすっかり投資とお金の虜になってしまいました笑。
そんな僕が「この本は素晴らしい!」と思った本を難易度別でみなさんにお伝えできればなと思います。
①初心者向け
❶ジェイソン流 お金の増やし方
この本の素晴らしいところは誰でも読みやすいところ。専門用語が少なく、あったとしても必ず説明してくれます。さすが芸人さんが書いただけあってコミュ力の高い本と言えるでしょう(どゆこと)
しかし、内容は投資で財産を増やすために大切なポイントをしっかり押さえているのがこの本のまた素晴らしいところ。後でも話しますが、節約、貯蓄、投資という3ステップは投資で資産を築くには欠かせません。このどれかが欠けていると上手くいかないと断言できるほど重要なステップです。
この本ではそれらについてしっかり学べるんですね。また、長期投資における天敵である狼狽売りについてもしっかり触れられています。投資入門書としてこれほど最適な本は他にないでしょう。
❷本当の自由を手に入れる お金の大学
この本はまさにお金の実用書!お金に関して何をすればよいのかわからないと言う人にはまずはこれがおすすめ。特になぜかお金がたまらない社会人の方にオススメできる一冊になります。
内容としては、保険や通信費、税金などの費用の具体的な削減方法、余ったお金をどう守り、どう運用していくかといった具体的な指南書になります。
この本の素晴らしいところは、絵柄がカラフルでチャーミングでとても読みやすいところにあります。印刷代いくらかかってんねん!と思わず突っ込みたくなる全編フルカラー、著者である両学長(表紙のムキムキのライオン)と平凡なサラリーマンであるリーマン君という主に2人のキャラクターからなるおもしろストーリーは読んでいて飽きません。
何から読めばいいかわからないといった方にオススメできる一冊になります。
❸漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す黄金法則
この本の良いところは漫画形式であるところです。そのため、だれでもわかりやすく、読みやすい一冊になっています。この本は、もともと1920年代にアメリカの実業家の方が書いた本なのですが、お金や人生そのものに対する成功哲学がぎっしり詰まっています。
この本の中に登場する大富豪の7つの教えは現代でも通用する普遍的で基本的な示唆に富んだとても有用なものです。世の中には様々な小手先のスキルや情報が溢れていますが、この一冊では基本的な成功マインドを手に入れることが出来るでしょう。気軽に読めるけれどとても有用な一冊です。
②中級者向け
ここからは中級者向けになります。お金や投資の知識をある程度身に付けた方に丁度良い難易度の本になると思います。
❹金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
本書ではマネーリテラシーを高めることとお金に働いてもらうことの重要性が説かれています。マネーリテラシーを高めるとはいったいどういうことでしょうか。例えば、家は資産でしょうか?30年で6000万円の家を買うローンを組んだ場合、利息を抜きにしても年間200万円、月々12万円ほどの支払いが必要になります。
この本ではそれを資産ではなく、負債と定義します。さらなる資産を生み出してくれるものが資産であり、支払い義務を生み出すものは負債なのです。たとえば株式。これは配当金やキャピタルゲインによる収益が見込めるので資産になります。また年間利回り3%の株式を100万円分保有した場合、何もしなくても3万円の配当金を受け取ることが出来ます。これがお金に働いてもらうと言うことなのです。
この本では幼少の頃の著者の体験談に基づき、実の親の貧乏父さんと友達の親であるいわば育ての親の金持ち父さんから学んだことがまとめられています。お金に対しての価値観が変わる一冊として本書をお勧めしたいと思います。
❺となりの億万長者
アメリカのお金持ちにインタビューした結果、実は世間のお金持ちのイメージと実際のお金持ちはかけ離れていたことが判明。では実際のお金持ちとはどんな生活をしてどんな価値観をしているんだろうという調査をした結果をまとめたのがこの本になります。
いわゆるお金持ちのイメージは一言で言えば豪華絢爛そのものですが、調査の結果判明したのは実際のお金持ちは実に質素な生活をしているということでした。この本では彼らの価値観を浮き彫りにされており、我々もそれから学ぶことが多くあるようです。
いわゆるお金のマインドセットにおすすめの一冊です。ちゃんと稼いでいるのになぜかお金が貯まらない、、、と言う方はこの本を読んでみると良いでしょう。お金持ちの仲間入りの第一歩になるかもしれませんよ。
❻DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
お金って死ぬまでに使い切った方がコスパ良くない?お金って若いうちに使った方が価値あるくない?といった斬新な考えを述べ、マネー本界隈に衝撃を走らせたのが本書になります。実際めちゃめちゃ興味深くて面白かったです。
確かに、長期投資って余剰資金を生み出してそれを半永久的に金融商品として保有することで資産を築く方法で、結局使わないことがほとんどなようです。それだったら若いうちにお金を使って経験や知識を得る方が人生的にコスパは良いかもしれません。
投資やお金の事ばかり考えて、今の生活をおろそかにしてしまっている人はこの本を読むことでなにか変化があるかもしれません。貯蓄や投資を奨励するマネー本界隈で凝り固まってしまった価値観に一石を投じる一冊になります。
❼投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント
後々登場する『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダムウォーカー』という歴史的名著2冊の著者2人が共著で書いた本になります。『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダムウォーカー』の2冊のエッセンスが詰まっており、内容は比較的シンプルにわかりやすくまとまっているので、まずはこちらから読むことをお勧めします。
ただ、わかりやすくなってはいるものの、重要な結論だけを残して裏付けとなる難しい理論や研究結果が減らされている形になるので、『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダムウォーカー』と比べると内容の薄さを感じるかもしれません。
「なんで!どうして?」と感じられるような飽くなき探求心をお持ちの方は後述の『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダムウォーカー』に挑戦してみると良いと思います。
③上級者向け
ここから登場する3冊はこれまでの本と比べるとかなり難しいですが、理解することが出来れば格段にあなたの金融リテラシーは上がります。伝説のポケモンを捕まえるような気持ちで頑張って読み進めていきましょう。
これらの本を読んで、「FX、デイトレ、アクティブ運用、そんなのやらないね。俺はインデックス投資をやるんだ」と言えるようになれば、あなたの勝ちです。おめでとうございます。
❽敗者のゲーム
この本の名前くらいは聞いたことがあるという人も多いと思います。この敗者のゲームという名前の由来がまた面白いんですよ。テニスのプロの試合はを上手いプレイをした人が勝つ、いわゆる勝者のゲームと言われるんですが、テニスのアマチュアの試合になるとミスをした方が負ける敗者のゲームと言われるんですね。
この本では資産運用はミスをしたやつが負ける敗者のゲームだと言っているんですね。ではどうすれば良いのかと言うと、淡々と市場平均をベンチマークするインデックスファンドに投資すれば良いのです。インデックスファンドに投資すれば資産運用の平均点がとれるからそれが一番良いと著者は言うわけです。
この本ではいかにインデックスファンドが素晴らしく、そのほかの投資がゴミであるかということ論理立ててが説明されています。この本を一言で表すならこうなります。「インデックス投資最強!」
❾ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
株価がいかにランダムで、証券アナリストの予想がどれほどあてにならないかをこれでもかという分量で説明してくれる一冊です。前述した敗者のゲームと同じようにこの本でも結論はインデックス投資最強!なようです。
国語辞典のような分量で、武器にも防具にもなると評判の本書ですが、実際ものすごい文章量と難易度になります。ある程度知識があって難しい内容も理解できるようになった方にはおすすめですが、初めてのマネー本としてはおすすめはしません笑。
前述した『投資の大原則』はこの本の著者であるバートン・マルキールさんと『敗者のゲーム』の著者であるチャールズ・エリスさんの共著になりますので、まずはそちらを読んでいただいて、もっと深く知りたいと思ったらこちらの本を読んでみるのが良いでしょう。
❿新賢明なる投資家(上) 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
最初に申し上げておきます。この本めちゃめちゃ難しいです。理由としてはこの本が書かれたのが1970年代のアメリカなので、21世紀に日本で生きる我々とは地域と時間の大きな乖離があるからです。おすすめ本というテーマでこの記事を書いていますが、正直おすすめはしません笑。古典を学んで教養をつけようくらい気持ちで読むことをおすすめします。ちなみに下巻まであります。
この本は世界一の投資家と名高いウォーレンバフェット氏の師匠であるベンジャミングレアム氏によって書かれた証券分析の本です。この本が書かれた当時のアメリカの投資家は財務諸表を読むより、企業の雰囲気や噂によって投資を行っていました。そんな中で出版されたこの本では財務諸表、特に貸借対象表を用いた財務分析でバリュー株という割安株を見つける方法を伝授しています。出版された当時はこの本のせいで市場からバリュー株が消えたと言われたとかなんとか。
ただ、繰り返しになりますが、本当に難しいのでおすすめはしません笑。「もう投資関連の本はほとんど読んじゃったよ!もっと歯ごたえのあるやつ読みたいよ!」と言う方はぜひ。
マネー本50冊読んでわかった投資の結論
節約、貯蓄、投資!からの
長期、分散、積み立て!
以上!
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