Hiraeth

こんな夢を見た。
宇宙が広がっていて、
地球は青林檎だった。

いつかの宇宙飛行士が言った
「地球は青かった。」
それはどんな青色だったのだろうか?
この目で見てみたかった。

月ではガラスの建物内から
親子が地球を眺めていた。
子「ママ、あれは何?」
指を指して言う子ども
母「あれは地球。ママたちが住んでた星よ。」
子「どうして住めなくなっちゃったの?」
母「それは…」
俯いて言葉が出ない母
子「?」
現実を教えるべきか
それとももう終わっったことなのだから、あやふやにしてしまうか。
それによっては返答されるであろう
無邪気な子どもの発言は無意識に
人を傷つけることがあるから。

そんなこと考えながら俯いたままでいると、何かが目の前をよぎった気がして顔を上げた。子どもも母につられてガラスの外を見た。
外では大きな誰かの手が太陽の周りを回っている地球を追いかけている。そして、グシャッと握りつぶしてしまった。

圧倒されてで声が出ない母と子。
母はいつしか涙を流していた。
子「なんで泣いてるの?」
子が不思議そうに母を見ている。

私が帰れる場所はもうないんだ…

握りつぶされた地球は
宇宙の底へポタポタと落ちていく。
100年かけて宇宙全体に溜まっていき、月も飲み込まれて沈んでいきました。


2020/3/3

見た夢の話を膨らませて書いてみたけどよくわかんない終わり方になってしまったσ(^_^;)




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