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いざ、自由の場所へ。(members)

僕はある景色を見つけにブルックリンのレッドフックに向かっていた。
パンデミックが続く中、Stay Homeを余儀なくされて、ライブも何もかもがストップして、一時は、いったい僕たちはどこへ向かうんだろう、そう思った。

そんな日々の中でも作ることを続けて、ここまできた。

あの日見た、僕の心の中のHOPE。その象徴でもある、ある景色を探しに僕はここへ向かった。

もともと人生っていうのは、どこか旅をしているようなところがあって、すぐに過去から現在、そして未来のどこかへ矢印が向かっているわけですよね。それがどこかでストップして、前へも後ろへも行かれなくなる。

また先に進める日が来るのか。そういう日が来るのか。戻るのか。ふっふっふっ。それがまったく見えなくなったわけですね。

君は旅をしていますか?  それは身体を空間の中で移動させる旅ではなくて、毎日、同じように見えてまったく違う1日が始まっては終わる。陽が昇って落ちて夜になり、また朝になる。そんな小さな、でもかけがえのない旅をしていますか?

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大江千里の未発表のエッセイ、動画、詩、サウンドを発表していく実験ラボであり、みなさんと作り上げていくコミニュティスペースです。購読者限定の「ぴの裏耳情報」ではライブの先行予約やプレゼントが行われます。

グラスワイン1杯分のお楽しみをジャズと共にブルックリンからデリバリー。エッセイ「ブルックリン物語」、ラジオ「Sen Corouge」、日常…

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