ツアー日誌3 「僕は広島を知らなさすぎた!」
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博多から広島へ向かう新幹線の中から川が見えた。
川はおそらく太田川の支流のどれかだろう。春には桜が咲き乱れる広がった枝たちが新幹線の窓の向こうを大群をなして流れて行く。見覚えのある懐かしい広島を眺めながら「帰ってきた」とつぶやいてみる。
早めにホテルに入り1階の川沿いのカフェでにいなとランチをしていると、水鳥が優雅に眼の前を横切る。手を繋いだ散歩中の若い母親と小さな息子がガラス越しの外の席に座り、パンとガリガリ君をかじり始める。
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