傲慢と善良 -傲慢って程々がちょうど良い-
こんにちは、せんりです。
最近、傲慢と善良という小説を読みました。婚活と恋愛を題材にしている作品で、本作中に私自身の思うことが何点かあったので、感想を述べていこうと思います。
(少々ネタバレを含む箇所もありますので、それでもOKという方お読みください!)
なぜ、読もうと思ったのか?
もともと辻村さんの作品が好きなのもありますが、このような点が読もうと思ったきっかけです。
辻村さんの作品が好き
マッチングアプリを通じた婚活がメジャーになってきた昨今、どのような物語が展開されていくか気になった
本屋で平積みになっていた(本屋の商戦にハマる)
うん、平積みになっていて、あらずじを読んだらピンと来てしまったわけですね。
本屋巡りをしていると、ピンと来ることは良くあると思います。でも、中盤あたりまで読んでみると、あれ?面白くないぞと読むのをやめてしまったり。
なんだか、この小説の題材とする婚活と似ていますね。最初はいいなぁと思ったけど、その後あれ違うぞ?と感じて連絡を取らなくなってしまったり…
このまま書いてしまうと、感想を書く前にエネルギー切れになりそうなので、さっさと本編にいこうと思います。
傲慢と善良のあらすじ
この小説は、婚活で出会った2人(架と真実)を軸に物語が進んでいきます。
ストーカーにあっている真実を心配して、架は真実との結婚を決意します。しかしその後、真実は姿を消します。残された架は、真実のことを調べていくうちに、婚活における傲慢と善良について気付いていきます。
あらすじはこのような感じです。その中で感じたのは、この2つです。
気付かないうちに自分のレベルの鯖を読んでいる
自分のテリトリーから出たことがない方は、井の中の蛙になりがち
気付かないうちに自分のレベルの鯖を読んでいる
これは、マッチングアプリを手にした方なら分かると思いますが、自分とマッチングする方は、年収〇〇円以上で〜、容姿はこんな感じで〜と理想を抱いて相手を探っていると思います。(私も過去やりました笑)
でも、よくよく考えてみると、自分よりも1、2ランク上くらいの相手を探っていたりするんですよね。まぁ、結婚相手探しなので、優良物件を探るのは当たり前なのかもしれませんが、高望みは後々相性のズレを産むので良くないかなぁと思っています。
これは、婚活に限った話ではなく、転職活動にしても自分のレベルをサバ読んで活動し、不採用を繰り返す方を何人か見ているので、自分のレベルを知るということは大切だと思います。
でも、サバ読んで、自分のレベルは高い!って浸るのも良いですよね(傲慢)
自分のテリトリーから出たことがない方は、井の中の蛙になりがち
これは、真実の母が地方(群馬)から出たことが無い故に、自分の知識が全てだと認識していること。そのことについて、読書中とてもイライラしていました。
私自身、地方から出てきている身であるため、たまに地元に帰るタイミングがありますが、結構話の合わないことがちらほらありました。
地元〇〇社に勤めているから生涯安泰でしょ!とか、あそこの高校出ているから優秀だとか、自分たちの知らないことは全否定してきたり。
うん、自分のテリトリーでは良しとなっているかもしれないが、それを他人に押し付けないでほしい感はあります。しかも、他人を否定するのはナンセンスですね。
ここから、他の世界を知ること、他人を知ることは、生きていく上で人生を豊かにする大切なことなんだろうなと月並みな感想を抱きました。
まとめ
雑に読書感想を書きましたが、結果言いたかったのはこれです。
自分のレベルを知って、臨機応変で生きていこう
時として、鯖を読むのも重要
井の中の蛙にならないように、いろんな世界を知ろう
本を読んで
人に会い
旅をする
これまで駄文を読んでいただきありがとうございました。
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