並行読書 『一冊でわかる 美術史 ダナ・アーノルド』1章
美術史学とは何か
それらはみなさまざまな方法で、私たちが見ていると考える世界を表象する作品について記述することだけが美術史学ではないことを示している。美術史学の主題はもっと複雑で豊かなのである。それは異なる時代の文化と社会を見る方法であり、またそういった時代をいかにして考え、時代を隔ててどのようにして考え方が変わったかを知る方法である。 p39
ここでは4つの例が挙げられている。
一つはジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ《東方三博士の礼拝》(1423年ころ)を例に挙る。