バレンタインアート

今日のH君アート。

今週から始まったバレンタインアートに取り組んでいただきました。
それも、これまで取り組んだアートを吟味し、より想像をより創作的にということから絵の具を使いました。
絵の具を使ったから創作的とはいえないですが、H君にとっては、別格。
その別格という主旨は、後程。
多くの色の中から、H君の好きな色をいっぱい箱から出してもらいました。
本人は、何をさせられているのか認知してないでしょうが、それが今回の主旨の一つ。
そして、ハートに形どったダンボールにチューブから直接、絵の具を置いて行きました。
ここでも、理解できないはやと君。でも、美しいという認識は、持てたようです。
それは、これまでいろいろな絵に対し、カラフルな着色をしたことが生きています。
そして、そのハートに乗った絵の具を混ぜて行きます。
そうして仕上がったのが画像のハート。
この作業は、僕がわたげに入社した当初、みんなに色遊びをした時の原理と同じ。
でも、今回は、それで完成ではなく、そのハートを画用紙に貼って、そのハートを引き立てるために色鉛筆で小さなハートを描きました。これは、これまでの手法で。
それで完成。
仕上がって、H君は、「今日は、頑張ったね」と幾度も発言が繰り返されていました。
それと、いつもなら、仕上がった作品をあらゆる先生に「観てみて」といった行為があったのですが今日は、なかったです。
それは、自分の中で疑心暗鬼に陥ったのかも。
でも、家に帰った時、母親に「今日は、頑張ったよ」って告げていました。
本人にとっては、凄い達成感があったことでしょう。
集中力も切れずやり遂げました。色の美しさも感じてくれました。自分で選んだ色ですから。
別格の主旨とは、このあたりにあって、認知と創造が彼の中で働いたことでしょう。
よく頑張りました。

#障害児
#障害者アート
#美術の理解

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