候補者が失敗するFacebookの使い方3選
選挙に立候補しようと考えている人
「選挙のやり方を知りたい。これから立候補したいけど、いったい何から始めたらいいんだろう…。
立候補したい気持ちはあるけど、手順がわかりません。具体的な方法を教えてください。」
そういった疑問に答えます。
☑本記事のテーマ
候補者が失敗するFacebookの使い方3選
☑目次:候補者が失敗するFacebookの使い方3選
・①Facebookとは
・②候補者が絶対に外してはいけない投稿の仕方
・③Facebookはルーティンワークだった!?(選挙期間外の使い方)
・④投稿はドラマティックに(選挙期間中の使い方)
・⑤投稿するネタは?何を投稿するの?投稿例列挙。
・⑥個人アカウントかFacebookページ、どっちを使うの?
・⑦候補者が失敗するFacebookの使い方3選
・⑧終わりに
☑記事の信頼性
こんにちばんは。佐倉です。
記事を書いている僕は、選挙歴17年ほど。国務大臣の秘書を経験。
国政選挙を始め都道府県・市区町村の選挙を支援して来ました。
勝率は九割超えです。
現在はフリーランス選挙プランナーとして生活できるようになりました。
☑読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「これから立候補したいけど、どこから手をつけていいか分からないよ」という方に向けて書いている記事の一つです。
この記事を読むことで、「選挙でどうFacebookを使うの?どうすればFacebookから票を得られるの?」をイメージできるようになると思います。
「普通の仕事はなんか熱が入らないなぁ…」と感じていた僕を救ってくれたのが選挙です。私は選挙になると、血沸き肉踊り、アドレナリンがドバドバ分泌されます。
仕事には天職や相性などがあります。僕の記事を読んでいる人は立候補を考えている、あるいは選挙に大きな情熱を持つ人だと思います。私と同類です。選挙で人生が変わった僕が、選挙に感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
①Facebookとは
Facebookとは、アメリカが発祥のソーシャルネットワークサービス(以後はSNSと省略)といい、インターネット上で社会的なつながりを作っていくサービスです。日本には2008年に上陸し、2021年の現在では約2600万人の利用者がいます。日本の人口の約四分の一がFacebookを利用している計算になりますね。
Facebookの最大の特徴は実名登録です。そのため、Facebookの繋がりはプライベートでは家族、友達、ビジネスでは会社の同僚や取引先の相手となります。匿名も多く、繋がりは多種多様であるTwitterとは対照的なサービスです。
②候補者が絶対に外してはいけない投稿の仕方
Facebookの投稿は原則、画像と一緒に投稿して下さい。
画像のオススメは候補者自身の顔が写った画像です。
有権者は候補者の顔を見たいのです。
また、画像が無ければ投稿はあまり見てもらえません。
これは人間の視覚情報の得方の問題です。
画像がなければ有権者のニュースフィードに表示されても、興味を惹かれることはなく、すぐに流れてしまうものだと思って下さい。
長文を書いても、それを全部読んでくれるのは、よほどのあなたのファンだけです。
動画やリンクがある場合はそれでも構いません。
選挙期間中の街頭・個人演説会の案内や、期日前投票所を案内する投稿も、候補者の写真と一緒に画像の中に埋め込んで案内する方法が、近年では主流となっています。案内する画像は当然、選挙前に事前準備して下さい。
③Facebookはルーティンワークだった!?(選挙期間外)
ここでは選挙期間外のFacebookの使い方を解説します。
選挙期間外の候補者のFacebookの使い方はルーティンワークです。
候補者ってFacebookでこんなことをしてるの?と意外に思う方もいるかもしれませんが、現実はこんな感じの運用になっています。
なんだ、普通の使い方じゃん。と思う方もいるかもしれませんが、大切なのはプライベートではなく、Facebookを運用しているという意識です。
具体的には以下です。
①いつ開く?起床してすぐ、通勤・移動中、あるいは職場でFacebookを開く
いつFacebookを開くのか決めることで、時間の浪費を防ぎ、Facebookにのめり込まなくて済みます。ついつい長時間見てしまうのはよくありません。Facebookを開くのは朝起きてすぐなのか、寝る前なのか、移動中なのか、事務所で秘書に代わりにやってもらうかを、あらかじめ決めておきましょう。Facebookを運用しているんだ、という意識を持ちましょう。
②今日、誕生日の人にお誕生日おめでとう㊗メッセージを送る
候補者として最も大切なのは、有権者と接点を持つことです。そんな接点をFacebookは提供してくれます。Facebookには、タイムラインで誕生日を祝う機能があります。誕生日を祝ってもらって嫌がる人はいません。候補者は挨拶を目的とした手紙の発送は禁止されています。しかし、Facebookで誕生日を祝うことは禁止されていません。活用しましょう。誕生日を祝うメッセージはFacebookメッセンジャーで送ることもできます。
※注意:稀に故人のFacebookがそのまま残っていることがあります。故人のFacebookに誕生日おめでとうのメッセージを送ると、問題になることがありますので、普段から友達をチェックするなどして、注意して下さい。
③タイムラインをチェックし、自分の投稿のコメントへ返信、お礼をする
自分の投稿のコメントには必ず返信しましょう。有権者との大切な交流の場所となります。返しの内容に困ったときは、簡単なお礼や意見を添えるだけでも構いません。返信例:ご意見ありがとうございます。など。
④ニュースフィードを見てできるだけたくさん、片っ端からいいね!を付け、気になった投稿にコメントする。画像にもいいね!を付けて下さい
表示されたニュースフィードの投稿に片っ端からいいね!を付けていきます。画像にもいいね!を付けましょう。有権者は自分の投稿を見て欲しい、写真に感想が欲しいと思っています。いいね!を付けることが有権者との交流になります。よほど時間がある候補者でない限り、Facebookを開いている時間は限られます。片っ端からいいね!を付けたとしても、大した数を付けられるものではありません。躊躇わずに付けて下さい。
⑤昨日の自分の投稿記事のうち、いいね!がたくさん付いた投稿を把握する
たくさんいいね!がついた投稿を把握することで、有権者がどんな投稿に興味があるのか知ることができます。いいね!が付いた投稿を参考に、これからどんな投稿をしていくのか考察します。
いいね!が付かない投稿は、あなたの選挙区では向かない投稿になりますので、注意して下さい。
⑥今日の投稿のネタを探す
投稿のネタは有りそうで無いものです。日頃から、Facebookへ投稿するネタ探しを欠かさないことです。
投稿には画像を添えてるように言いました。日々の活動の中で、積極的に写真を撮ることを忘れないようにしましょう。
街頭演説か、活動報告か、意見表明か、ニュース記事の感想か、交流か、プライベートに関する投稿なのか。ネタ切れに陥りがちな候補者のために、ネタについては後述で列挙します。
⑦投稿する
投稿するネタが決まったら投稿しましょう。投稿した内容については、明日またフィードバックを確認しましょう。
④投稿はドラマティックに(選挙期間中)
選挙期間中の投稿は、立候補の届出が済んだ瞬間から投票日前日の23時59分までになります。投票日は投稿できませんので、ご注意下さい。この項目はTwitterの使い方とも重複します。
1、過程を発信する
選挙期間中は選挙戦の過程を投稿することで、有権者との距離を縮めることが大切です。人は過程を見ると応援したくなってしまいます。
過程を発信する良いタイミングは朝と夜です。
投稿例は、
『本日9時、無事に◎◆選挙の立候補の届け出を終えました。
選挙戦は▽日間になります。全力で選挙戦を突っ走ります。
本日は選挙カーで〇〇地区へお願いに参ります。
よろしくお願いします!』
↓から始まり
『選挙戦2日目〜』、『選挙戦3日目〜』、など毎朝投稿します。
↓最終日は
『本日は選挙戦最終日です。
最後まで気を抜くことなく選挙戦戦い抜きます。
よろしくお願いします。』
これで最終日の朝の投稿は終わりです。
夜は当日の選挙戦で何があったかについて、軽く触れます。
投稿例は、
『本日は選挙戦初日でした。
〇〇地域へ選挙カーで訴えに行きました。
地域の子育て家庭から、
〇〇地区の小学校は老朽化が進み、新校舎建設の意見をいただきました。
貴重なご意見ありがとうございました。
当選を果たし、新校舎建設に向けて取り組んでいく所存です。
明日の選挙戦もよろしくお願いします。』
夜8時以降は、選挙カーを使った運動ができません。
このような投稿で、活動をアピールするのは大変効果的です。
2、リアルタイム性
Facebookの投稿は、速報性・リアルタイム性が重要です。リアルタイム性を出すことで、有権者の興味を引くことができます。選挙においてのリアルタイム性とは、つまり『今どこで何をしているか』です。
具体的には、演説した街頭演説会の場所すべて、開催した個人演説会・政談演説会場すべて、選挙カーを降りて有権者に握手しにいったときなど、必ず写真を撮って投稿しましょう。投稿を見た有権者が街頭演説会に来てくれることもありますし、選挙カーに来て手を振ってくれることもあります。街頭演説場所では、到着直後に投稿することが望ましいです。
選挙期間中に、有権者があなたに会いに行けなかったとしても、投稿を見ることで自分の地元に来てくれたんだな、ということが伝わります。有権者はそれだけでも、かなりの親近感が得られます。
投稿例は、
『神保町交差点で街頭演説をしています。神保町では毎年神田古本祭りが開催されていましたが、昨年度は新型コロナウイルスの流行で中止となりました。本年度は開催できるように、ワクチンの接種を進めて参ります。よろしくお願いします。』
今=しています。
どこ=神田神保町交差点/何をしている=街頭演説をしている。
3、何を訴えているのか。
政策を訴えることも大切です。
投稿例『私、選挙太郎は〇〇選挙において、子育て世代を支援するために、給食費の無償化を訴えています。現在、区では親御さんから給食費として合計〇〇億円をいただいておりますが、▽▽事業の廃止に伴い余剰する予算を給食費の無償化に当てたいと考えています。当選後すぐにでも実現できることです。給食費無償化を推し進める選挙太郎へのご支援、どうかよろしくお願い申し上げます。』
4、インターネット選挙の人員について
インターネット選挙に従事する人員は、候補者本人、選挙カーに同乗するスタッフ、事務所のパソコンを利用するスタッフの3名体制でやるのが一番効率的です。候補者は選挙中は挨拶、演説、握手をすることになります。投稿は難しいです。選挙カーに同乗するスタッフが投稿できないほど忙しいときは、写真を事務所のパソコンに送り、パソコンから投稿して下さい。候補者はインターネット選挙の担当スタッフが投稿を忘れていたら、投稿を促すのを忘れないで下さい。
5、必ず自分の写真を添えて
口うるさいですが、すべての投稿は写真と一緒に投稿して下さい。演説会であれば演説会で撮った写真、政策であれば政策と関わりのある写真を撮りましょう。例えば、給食費無償化を訴えるのであれば、子育て世代の方と一緒に写った写真を投稿すると良いでしょう。
何の写真を載せればいいか迷ったときは、とにかく自分の顔が写ったもので大丈夫です。
6、投稿内容は事前に準備する
選挙期間中はとにかくバタバタします。
投稿が決まっているものについては、事前に文章と画像を作成しておくことをお勧めします。
選挙では事前に選挙日程、街頭演説場所、個人演説会場が決まっていることが多いです。それぞれの場所にあった文章、画像を用意しておくことで、円滑に投稿できます。
現場で投稿するなら、文章をスマートフォンのメモ帳に、選挙事務所スタッフが投稿するなら、パソコンのメモ帳に保存しましょう。
選挙期間中は中身のある投稿にして下さい。
投稿の目的がよくわからず、中身のない投稿が続けば、たくさん投稿していても有権者は離れていきます。
⑤投稿するネタは?何を投稿するの?投稿例列挙。
うーん、、、それでもやっぱり何を投稿するのかわからない。
という人のために、候補者が投稿するネタ、内容を列挙します。
何を投稿したらいいのかわからない、と言われることがかなりありますので、ネタ探しや、何を投稿すればいいか迷った方は、ここに戻ってきて、参考にして下さい。主に、選挙期間外での投稿になります。
・活動報告をする。
『本日の本会議で、一般質問に立たせていただきます。一般質問の様子はライブ中継でもご覧いただけます。中継のリンクを貼りましたので、こちらから御覧下さい。』
『かねてより私が進めてまいりました〇〇条例改正案が、◇◇党との議員提出法案として提出され、本会議にて可決されました。』
『本日の〇〇委員会は、〇〇党の理事が遅刻し、▼▼党がそれに猛反発し、結局のところ、流会となってしまいました。』
『〇〇ニュータウンは、一戸建ての増加に伴い、側溝が溢れるトラブルが相次いでいました。町会より私へ陳情がございまして、私の所属する建設委員会へ議案を提出いたしました。現在はこのようにキレイに整備されております。(現場の写真とともに)』
『〇〇地区にて、ミニ集会を開催しました。ごみ収集所の移転、新設についての意見を初め、たくさんのご要望を頂きました。皆様の声を吸い上げ、議会で実現していきます。よろしくお願いいたします。』
・各種団体の会合に出席したとき。
『〇〇地区安心・安全協議会の総会に来ています。〇〇地区では、違法な客引きが横行しており、近隣にお住まいの皆様から不安の声が上がっていました。この総会を通して、しっかりと問題点と地元の声を吸い上げたいと思います。』
・行事へ出席したとき。
『ご入学おめでとうございます。〇〇小学校の入学式に出席し、来賓として挨拶しました。』
『〇〇中学校55周年記念事業へ出席し、来賓として挨拶しました。』
・街頭演説、辻立ちの様子を投稿する。
『聖橋交差点で街頭演説をしています。つい先程、吉野家で昼食をしていましたら、地元有権者から私が進めている錦華公園の整備について、応援している旨の言葉をいただきました。ありがとうございます。子供たちが年齢に応じて遊べ、多様な世代多様な世代が集える使い勝手の良い空間にリニューアルするために、取り組んで参ります。』
・行政府の会報、議会の会報が新しく発行されたことを知らせる。
『都議会だより3XX号が発行されました。私が一般質問した、〇〇駅前道路の交通規制についても掲載されています。PDF版もございますのでリンクを貼らせていただきます。ぜひ御一読下さい。https://〜。よろしくお願いします。』
・制度が変わるとき、法改正されたとき、新法が施行されるとき(主に4月)、内容を有権者に伝える。都道府県市町村議会でも国の法律を取り上げるのは特段違和感はありません。
『本年度も終わりが近づいて来ました。4月1日より、2018年に公布された働き方改革関連法が施行されます。使用者は正規・非正規雇用で不合理な待遇をすることができない同一労働・同一賃金へ向けての大きな一歩となりました。』
『〇〇区は7月からゴミの出し方が変わります。指定ごみ袋を利用してゴミを出すことになりました。指定ごみ袋を販売している店舗は、区がPDFで案内を作っていますので、写真とリンクの両方を載せます。』
・時事ニュースに対するあなたの見解。
『本日、教員による児童生徒へのわいせつ行為を防止するための新法が参院本会議で全会一致により可決、成立しました。現行の教育職員免許法は、失効後3年が経てば申請して再交付が受けられるようになっていました。この法律は児童生徒をわいせつ行為から守るために、必要不可欠なものだと考えます。』
・地元の飲食店を利用したとき。
『今日の昼食は、〇〇区の食品共同衛生組合の理事も務める、〇〇屋に来ています。カツ丼がとっても美味しいです。お勧めします。選挙のときは、ゲン担ぎでカツ丼を食べに来る常連です。』
・行政府からの案内が配布されたとき。
『〇〇区は、皆様の家庭にマスクの引換券を配布しています。交換可能な薬局は、裏面にリストがございますので、そちらを御覧下さい。』
・『〇〇区は、新型コロナウイルスのワクチン接種の案内を配布しています。案内が届きましたら、電話か予約サイトでご予約下さい。』
・地元にお店がオープンしたとき、お店の紹介をしたり、店長と一緒に写真を撮って載せると喜ばれます。
『本日、〇〇町に新しいパン屋さんがオープンしました。このお店の特徴は、アレルギーに対応した商品を数多く扱っていることです。』
・地元の現職議員、著名人、インフルエンサーと会ったら一緒に写真を撮らせてもらって投稿しましょう。
『スーパーで買い物をしていたら、〇〇さんに会いました。〇〇さんは地元でFacebookを活用したマーケティングのコンサルティングをしており、起業を手掛けてきました。(写真と一緒に掲載)』
・自分からイベントを企画する。
『選挙太郎後援会は、〇月〇日の00:00から〇〇会館において、タウンミーティングを開催致します。皆様のたくさんのご出席、ご意見をお待ちしています。よろしくお願いします。』
『〇〇会館にて、選挙太郎後援会主催のタウンミーティングを行っています。多くの子育て世代の方が意見を交わしています。後ほど、ミーティングで交わされた概要を掲載したいと思います。』
・プライベートの様子。
『今日は家族サービスの日。娘と〇〇公園へ来ています。』
『夏も近づいてきたので、髪をさっぱり切りました!』
⑥個人アカウントかFacebookページ、どっちを使うの?
結論から言えば、候補者は両方使うことを推奨します。
それぞれ、できることがまったく異なります。
違いを見ていきましょう。
1、名前
個人アカウントは本名のみです。Facebookページは政治家として本名を利用するか、あるいは後援会(団体)として登録することになります。
具体例
個人アカウント:選挙太郎
Facebookページ:選挙太郎または選挙太郎後援会など
2、投稿を見ることができる人
個人アカウント:Facebookにログインしてる人のみ
Facebookページ:誰でも
3、Googleなどの検索エンジン
個人アカウント:反映されない
Facebookページ:反映される
4、投稿内容の広告を出せるか
個人アカウント:出せない
Facebookページ:出せる
5、集客
個人アカウント:相手の個人アカウントへ友達申請することができる
Facebookページ:個人アカウントへ友達申請することができない
※フェイスブックページは、ページへ招待することで、いいね!をお願いすることはできる。
6、イベントの開催(告知)
個人アカウント:できない
Facebookページ:できる
個人アカウントとFacebookページの両方を持つことで、両方の特性を活かした使い方ができます。例えば、プライベートな投稿は個人アカウントを使い、活動報告はFacebookページへ投稿する。活動報告を個人アカウントの友達へ反映したいときは、個人アカウントでFacebookページの投稿をシェアして下さい。
⑦候補者が失敗するFacebookの使い方3選
1、ただの記録の列挙
候補者の中でありがちな投稿が、一日の記録を列挙したものです。
例えば、
朝6:30 起床
9:00 登庁
12:00 昼食
13:00 〇〇団体表敬訪問
16:30 ◇▼交差点にて街頭演説
18:00 家族と夕食
22:00 就寝
今日は〇〇団体から要望書を受け取った。有意義な一日だった。
投稿を見る有権者は味気なく感じます。昼食はどこでなにを誰と食べたか写真を投稿、表敬訪問してきた〇〇団体と写真を撮って投稿、交差点の街頭演説の写真を投稿、家族と夕食を食べる写真を投稿することで、改善することができます。
2、業者に丸投げする
選挙期間中に、投稿を業者に丸投げする候補者がいます。
地元の映像関係の会社やカメラマンに、Facebookの投稿を一任するやり方です。『うちは選挙でFacebookの利用をサポートした実績がある』、『前回契約した候補は当選した』などと営業に来られて、信用して一任してしまいます。
私がお手伝いに行った選挙で、こんな一幕がありました。候補者のFacebookの投稿を増やして欲しいと後援会長にお願いしたら、業者に一任してあるからできない、と返答されたことがあります。結局、その選挙でのFacebookの活用は実りませんでした。
インターネット選挙は、あくまで候補者本人と選挙スタッフがやると思って下さい。
我こそは、という業者が営業に来たなら、私が上記で解説したような投稿ができるのか、問うて下さい。それで本当にできると答えが来るなら、頼んでもよいでしょう。
業者の中では、契約で写真一枚5,000円(修正込み)、追加修正3,000円、一投稿5,000円、担当は一人だけで選挙カーに同行せず、事務所にも来ないこともあります。夜間に選挙カーが帰ってきたときだけ現れて、投稿は一日一回という場合があります。
その業者と契約した場合、まず間違いなく選挙中は投稿がストップします。写真も加工をする必要はありません。スマートフォンで撮ったものをそのまま投稿しましょう。リアルタイム性が重要なFacebookにおいては、いちいち写真を業者に渡して、加工してから投稿していては間に合いません。リアルタイム性という、Facebookの利点を捨てないで下さい。
3、画像を貼らない!
しつこいようですが、Facebookの投稿に画像を一緒に貼らないのはやめましょう。画像あっての投稿です。
⑧終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
お疲れ様でございます。
本稿は文字数が9,000字を超えてしまいました。
場合によっては、分けて別記にするかもしれません。
というわけで以上です。
質問はTwitter(未設置)からも受け付けますので、お気軽にどうぞ。
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