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選挙ノート:東京都千代田区長選挙【2月1日開票後追記】

選挙ジャパン代表おかたかしです。

これからの注目選挙をノートしておきます。(敬称略で失礼します。)

東京都・千代田区長選挙

投票日:2021年1月31日
告示日:2021年1月24日
前回投票率:53.7%
有権者数:約5万3千人

現職区長 石川雅已(79・5期)退任表明

現職区長 石川雅已(79・5期)が態度を表明していませんでしたが1月8日に退任表明。

以下、千代田区ホームページより転載

昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、区民の皆様に直接お会いすることが事実上困難であるため、書面により区長退任の挨拶をさせていただきます。
改めまして区民の皆様には、この20年間の長きにわたり、多くのご支援とご協力をいただき、誰もが暮らしやすい千代田区づくりに携わることができました。
このことは私の生涯にとって、この上ない幸せであり、感慨深い想いであります。
今、アフターコロナの時代に合わせた新しい暮らし方や働き方が求められています。
その意味で、これからの区政の舵取りを次の世代に委ねていくことが正しい判断であると決断しました。
最後になりますが、千代田区と関わっていただいたすべての皆様に心から「ありがとう」と申し上げます。感謝、感謝・・・。

次の世代に委ねていくという、後継指名と思しきメッセージ。誰なのでしょうかとまっていましたら、

今回もみつどもえの千代田区長選挙

都民ファーストの会が都議の樋口高顕(38)に推薦決定。【1月13日追記】

区議4期の早尾 恭一(59)が自民党推薦。自民党の推薦に加えて、公明党も推薦。告示日の演説で強調していました。【告示日追記】

前回3位落選で東京大学法学部出身の五十嵐朝青(45)が、ボランティア中心の党派色のないかたちで活動されてきたが、都民ファーストVS自民党の構図で埋没していた。告示日直前になって、日本維新の会の推薦を受けることに。【1月23日追記】

前回は、初当選したばかりの小池百合子知事が全面的に石川雅已を応援したこともあって、投票率も平常の40%前半から53.7%に上昇し、石川雅已は16,371票を獲得。小池vs自民の骨肉の争いのなかで、石川雅已の得票シェアは6割を超えて圧勝となりました。

今回は、小池vs自民の争いに、維新が食い込む構図。
石川区長後継の樋口高顕(38)、自民党の早尾恭一(59)、維新の五十嵐朝青(45)のみつどもえの構図となりました。候補者に恵まれた首都東京の千代田区長選挙の行方に注目してましたら、

千代田区長選挙4人が立候補【告示日追記】

告示日の報道によれば、立候補の届出は4人

26歳の宮田朋輝が新たに登場。

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東京新聞から

かつて千代田区では、後藤輝樹が立候補して全裸ポスターで話題となったこともあります。今回の新人候補が選挙で何を目指すのか注目です。

選挙公報編【告示後作成】

千代田区長選挙『選挙結果追記』

千代田区長選挙。ひぐちたかあき 当選 8,287票、はやお恭一 7,668票、いがらし朝青 5,598票、宮田ともき 435票 投票率 45.30%

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前々回からの得票推移をみると、石川派と自民党派の得票数は、石川派の後継候補のひぐちたかあきが少し積み上げたというべきで、それが、小池知事の熱烈応援の結果といえるでしょう。

さて、この千代田区の結果が、夏の都議選にストレートに影響するかというとそうではないでしょう。千代田区の保守層は、石川派と自民党派に分かれており、そもそも石川派が優勢であった。地域に固い基盤の無い都民ファーストの候補者であれば、小池知事の熱烈応援があったとしても票は積みあがらないかもしれません。

いがらし朝青の5,598票(24.1%)は、善戦といえるでしょう。
ただ、これが維新の会の得票にストレートにつながるかといえば、そうではないでしょう。いがらし朝青という候補者の個性が、保守2派の対立を疎む区民の投票の受け皿となったというべきでしょう。
三度目の挑戦に期待します。

千代田区区議会議員補欠選挙『選挙結果追記』

自民党 大坂たかひろ 当選 12,807票、あたらしい党 梅田なつき 4,679票、無所属 加陽まりの 4,441票

自民党の得票率は58%でした。

選挙コンサルティングは選挙ジャパン

選挙ジャパンでは、議員経験もあり選挙法務に明るい行政書士が、勝てる選挙戦略を提案いたします。

#千代田区長選挙 #石川雅已 #早尾恭一 #五十嵐朝青 #樋口高顕 #宮田朋輝  

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