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3匹の猫と➕1匹

うちには#猫 が居ます。お母さん猫の花子。そしてその子供たち。
5匹生まれて2匹が貰われていき、3匹の子供が残りました。
と言ってもその子供達ももう10歳。

コロコロが大好きで名前を呼ぶとすぐ来るブンタ、おっとりとした性格で大食感のカンタ、甘えたいのに他の猫に遠慮してジーっと我慢しているマルコ。
そして近所の保育園の先生たちに「花ちゃん」と呼んでもらってるお母さん猫の花子。
みーんな私の宝物です。

ブンタはお母さん花子が大好き

ブンタはいつも花子にべったりです。
体をスリスリしていきます。でも花子はウザいのか、ウーっと怒ります。笑
ブンタは花子が甘えさせてくれない時にはカンタの所に行き、おっぱいを飲む仕草をします。もう10歳なのに 笑

そんなブンタには巨大食道症という持病があり、飲んだ水を勢いよく吐き戻すという症状があります。
それが#危険 だという事を教わりました。
気管へ入る恐れがあるからです。

そしてある日、恐れていた事が起こりました。

息が苦しそう!
水が気管に入ったのです。
急いで行きつけの病院へ走りました。
誤嚥性肺炎だろうとの診断でした。
さっきまで元気だったブンタなのに。

とても辛い…


ブンタの#入院

そのまま入院となり、後ろ髪を引かれる思いでブンタを病院に置いて帰りました。
次の日は日曜日で病院が開いておらず会いに行く事ができませんでした。ブンタの事が気になり、とても長い一日でした。

ある#サプリメント の情報を思い出し、もしかしたらブンタが助かるかもしれないと少しの希望を抱き、知り合いから譲ってもらいました。
そのサプリを持って次の日早速ブンタに会いに行きました。
ブンタはずっと酸素室 に入っています。状態は良くありません。
#獣医 さんに許可をもらい、そのサプリを飲まそうとするのですが、中々口に入りません。
私が病院に長く居るわけにもいかないので、酸素室をレンタルして自宅でサプリを与える事にしました。

退院

入院して4日目。
大きな袋10個に#酸素 を詰めて母とブンタを迎えに行きました。
ブンタの口元に酸素の入った袋を近づけて、袋から少しずつ酸素を出し高濃度の酸素を吸わせながら帰るという方法を試みました。
時間との勝負です。
車を走らせる事20分。
頑張れブンタ!!

お家に着いたらすぐ酸素室に入れる様に準備は万端です。

サプリも時間を空けずに与える事ができる!

回復してくれるかもしれない!

という思いで車を走らせました。

別れの時

その思いも虚しく、家まで後10分という所で酸素が切れてしまったのです。

ブンタの#呼吸 が停止してしまいました。

ウソだ…
頭の中が真っ白になりました。

母は、ごめんね、ごめんね、と泣きながらブンタに言っていました。

悲しい気持ちと悔しい気持ちでいっぱいで、その場で車を止められずに家まで帰りました。

生きているうちに、ブンタが大好きだった花子に会わせてあげたかった。一緒に生まれてきたカンタとマルコに会わせてあげたかった。

まだまだブンタと一緒に居たかった。

花子、カンタ、マルコ+ブンタ

数ヶ月が経ち、今は花子、カンタ、マルコ、何事もなかったかの様に日向ぼっとこをしたり、お昼寝したり、穏やかな日々を過ごしています。

私たちの目には見えませんが、きっとブンタもみんなの近くに居て喉をゴロゴロ鳴らせているのだと思います。

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