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念仏を称えるということ。

念仏をするとは南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)の六字を称えるということである。となえるの漢字は「唱える」ではなく「称える」。多くの人が持ってるだろうイメージは仏壇の前でおばあちゃんが手を合わせてなまんだぶって言ってるアレ。

なまんだぶには二つの意味がある。
阿弥陀如来という仏様が「私に任せなさい。必ず救います。」と私たちに語りかける呼び声。もう一つは、私たちが「あなたに全てお任せします。」と自らを委ねること。

私たちが自分で声を出して「なまんだぶ」と言う。私の口を出たなまんだぶは「あなたにお任せします。」と言っているけれど私の耳に入ってくる自分のなまんだぶは「私に任せなさい。」の阿弥陀様のお誓い。自分から発した言葉のようでそうでない。なまんだぶする度に救いの実感が湧く。

親や祖母祖父に連れられてお寺に行くことや家の仏壇で手を合わせる機会があれば、小さな声でも良いから「なまんまぶ」と言ってみて欲しい。何も恥ずかしいことはない。少し心がホッとすればそれで十分だ。

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