新卒1年目で学んだ、仕事がもらえる姿勢のつくりかた
わたしの1年目は大大大波乱だった。
昨年末、専務に呼び出されて言われたのは
「君はこの会社に向いてない。もっとハッピーに働ける場所があると思う。」
という、事実上の退職勧告。
仕事がもらえなかった。始業から就業まで、「さて何をしよう」と頭をひねっていた。
そんなわたしは、今3つのセミナーの講師になった。忙しい部署に異動になった。いろいろな人から声をかけてもらえるようになった。
10ヶ月で何が起きたのか。
もちろん運もあったと思う。
でもやったことはただひとつ。
何事にも全力だった。
それだけ。
とにかくもらえた仕事はすぐやった。書類のコピーでも、データのまとめでも。そしたらいろんな人が雑務を任せてくれるようになった。
任意の勉強会には全部出た。もともと毎日いたから、宣告以来急に戦意を失って先輩が心配した、その目にびびっただけだけど。
全力でやってたら、誰かがわたしを買ってくれて、それがまた誰かにも広がった。
仕事が早いからこれも任せてみようか、ってことにしてもらえた。
ただ、もともと上司に嫌われないように過ごせばそれでいいだけのことだったんだけど。
会社にいれば仕事があるわけじゃなくて、仕事って任せてもらうものなんだって、聞いてはいたけど社会人になって肌で感じた。顔のシミは増えた。
仕事ができるってことも大事だけど、それ以上に人間関係が大事って体感した。
おとなが言うことは間違ってなかったけど、体験して初めて理解できることだって知った。
勝手がわからぬうちは黙っておけ。
意見を求められたら話せ。
入社前のわたしには、こう釘を打っておきたいと思う。
窮地に立たされて巻き返せたのは偶然の産物だから。
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