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アラフィフ女ひとり旅~信州編~第1話「主婦がどうやって家を空けるのか」

シニアライフ専門家 市川弘美です。

お金に困らず、健康で、好きなことを楽しむ、自立したシニアライフを手に入れるためには、40代50代から準備しておくのがおすすめです。

退職したら好きなことやろう!と意気込んでいても、何十年も仕事一筋で来ていたら、すぐに切り替えるのはむずかしいかもしれません。

リタイアする前から始めておいた方が、リタイア後にスムーズにライフスタイルを変えることができます。

そこで今回は、リタイア後はひとり旅をしてみたい人のために、私のひとり旅日記を公開します。

7月21日(金)~23日(日)に、長野県松本市へひとり旅に出かけます。

その旅の記録をnoteに残そうという、ひとり企画。
「アラフィフ女ひとり旅~信州編」シリーズを昨日の予告からスタートしました。

シリーズ第1話は「ひとり旅に行ってみたいけど、一歩踏み出せない」方のために、最初のハードルである「主婦が家を空ける」ことについて、私の経験と考えをお伝えしてまいります。


「家を空けられない」は真実か?

主婦が家を空けるなんて、考えられない。
そう思う方もいるかもしれません。私も家事の一切をやっているひとりの主婦であり、専業主婦歴も10年くらいあります。

私は実家は遠いし、両親のうち、90歳を超えて施設に入っている実母しかいません。

じゃぁ、食事、洗濯、掃除、誰がやるの?

その答えは、2~3日くらい誰もやらなくても大丈夫ということ。

家族の協力よりも家族の〇〇

家族の協力が必要と言われますが、私は協力よりも、家族の理解が必要だと考えています。

自分が旅行でいない間の洗濯や掃除を、代わりに家族にやってもらおうとは思っていません。そりゃやってくれたら大感謝!だけど。

「いなくてもいいよ」
「ご飯はどっか食べに行くよ」

と夫と子供が言ってくれることが大切なのです。

何かを選択することは、何かを捨てること

家を空けたことのない主婦にとって、「家を空けることは一大事」です。

自分がいない間に、洗わないお皿はシンクに置きっぱなし、洗濯物は洗濯機に入れたまんま。
そんなことになるくらいなら、旅行なんて行かない方がマシ
と思うかもしれません。

でも、そこをあえて諦めて旅行に行くことで、一歩踏み出すことができます。旅行を選択することは、家事を捨てること。

繰り返しますが、2~3日くらい掃除や洗濯なんかはやらなくても、何の問題もないのです。

ハードルの低いことから

子どもが産まれて以降、半年は美容院に行けなかったことを覚えています。出産後、最初に家を空けたのは、確か4か月後の運転免許証の更新でした。

次は子供が2~3歳のころ、茶道の稽古を土曜の午後に再開して通い始めました。神社で釜を懸ける大寄せの茶会などは日曜日に開催されて、そのときも夫に子どもを任せていました。

家を空けるのは、最初は半日、しばらくして丸1日、そして泊まりというふうに段階を踏んでいたと思います。

1回目を突破したら2回目からは”当たり前”にする

当たり前にしました笑。

「今度の土曜日、一日出かけるけどいい?」と一応許可は求めましたが、行く気マンマン。「どうせ行くんでしょ」と言われたこともあります。

そんなふうに言われて腹を立てていたら、元のもくあみなので、「そうそう、どうせ行くのよ~ さすが!」と笑って答えました。

既成事実をつくる

そのうち、許可を求めることなく、「〇月〇日から〇日まで、八ヶ岳に行くの♪」といきなり宣言するようになります。既に往復の飛行機のチケットは予約済み

既成事実をつくることは、家族に理解してもらうよりも、自分の決意を固めることに有効です。

家を空ける前にやっておくこと

これは私の場合ですが、1~2回分の晩ご飯を用意しておきます。カレー、シチュー、グラタン、ミートソースなど定番メニューです。

我が家の場合は家事分担という発想はなく、私が主婦として家事の一切を担っているこもあり「食事は自分で作ってね」とはあえて言いません。

他のことも「掃除やっといてね」とか「洗濯しといてね」とかは言いません。それに、やってほしいとも思っていません。

お互いに自由がいいなという考え。この世に「絶対にやらなければいけないこと」は案外少ないのだと思います。

家族の本音

ここまで読むと、「市川さんのご主人、理解あるわ~」と思われる方も少なくないと思います。そのとおりだからです笑。心が広い人です。

「反対しても、どうせ行くんでしょ」と言われたときには、それが本音かなと思いました。結婚して28年、もう好きにしたら~と放牧してくれているのかもしれません。

「はぁ?」と反対されたこともあり、反対を押し切ったことはないはず。

もしも反対されてそこで私が諦めてしまえば、大好きなひとり旅に行けなくなってしまうのです。大好きな茶道もやめなければいけません。
自分勝手と言われようが、ひとり旅や茶道をやめるなんてことは、私の人生で考えられないことです。No Journey, No Life.

まとめ

私が大切にしてきたのは、家族の協力よりも理解でした。家事を代わりにやってもらうのではなく、いいよと送り出してもらえることです。

リタイア後にお互いに自立した生活をおくるためには、それぞれが好きなことを諦めないで、自由にやることをお互いに理解し合うことが大切だと思います。

綿密に計算したわけではなく、お伝えしてきたように、自然と少しずつ幅を広げてきた感じです。
しつこいようですが、2~3日くらい掃除や洗濯なんかはやらなくても、何の問題も起きません。(ホンマしつこい…)

よっこらしょと腰を上げるのではなく、スキップして軽く一歩を踏み出してみてくださいね。もし、このnoteがその一助になれば嬉しいです。


ひとり旅の質問やリクエストを受け付けます。
こちらのフォームに、題名「ひとり旅について」と内容を書いてお送りください。noteで必ずお答えさせていただきます。秘密は厳守いたします。
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次回は、『「旅行に行く」と言ったときの家族の反応』についてお伝えします。

【全話リンク集】アラフィフ女ひとり旅



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