100年時代を生き抜くために無いと困るもの
元気で長生きするためには、健康はもちろん、お金もいるし、趣味などの楽しみも必要。これらは、目に見えて分かりやすいものだ。
では、目に見えないもので必要なもの、つまり無いと困るものはというと、「ひとり暮らしリョク」だと私は思う。
私は19歳からひとり暮らしを始めた。まだ子供だったと思う。が、できない言い訳を考えたことはなく、料理や掃除、洗濯、日用品の買い物から、家賃の支払いや公共料金の支払いまで、1人だけど1世帯分の用事をひとりでやっていた。
ひとり暮らしを始めた19歳から、組み立て家具は、引っ越しや模様替えの度に幾度となく組み立ててきた。新しく買ったヒーターの脚と本体を組み立てながら、東急ハンズで買ったテレビ棚、ホームセンターで買ったクローゼット、ニトリで買った本棚とか、一体幾つの組み立て家具を組み立ててきたのだろうと思い起こした。
組み立て家具と、高過ぎて届きそうにない場所の電球の交換、そしてゴキブリ退治は、炊事洗濯とともに、一人暮らしの、いや生きるための必須のスキルだと思う。ゴキブリ退治がメンタル的に一番の修羅場だろう。
人生100年時代に備えておきべき力は、ひとり暮らしリョク、一人で日常生活を送れる力だ。なぜなら、長生きすればするほど、家族や仲間は減っていくから。
誰の世話にもなりたくないという言葉を聞くけれど、現実的ではない。ならば、世話になるのをできるだけ遅らせることはできる。そのためにひとり暮らしリョクをつけておく。
【悔いのない逝き方を】
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