筋肉が病気の改善の鍵になる。 男性と女性の筋肉の違いについても解説
筋肉には糖尿病やがんなどの病気を予防する重要な役割があります。筋肉を付けることによって健康を維持していけるのです。
筋肉は20代がピーク
女性は14歳以降、筋肉が増えるペースが緩やかになっていき、20歳ごろにピークがきます。45歳ぐらいになると徐々に筋肉が減り始めてきて、閉経を迎えるとホルモンバランスが変わり、筋肉が減少するスピードが加速します。筋肉量は20−50歳の間に10%、50−80歳の間に30−50%減少する。
男性と女性の筋肉量の違い
体を動かす骨格筋は400種類以上あると言われています。男性の筋肉量は全身の40−45%。女性の筋肉量は30−35%。女性は男性に比べて筋肉量が少ないです。
糖尿尿の原因は筋肉の減少に関係がある?
筋肉細胞内にはグルコーストランスポーターという糖を運ぶタンパク質があります。この量が運動している人は運動不足の人より約2倍多く、少量のインスリンで血糖値を下げることができるので筋肉を鍛えることは糖尿病の予防にもつながります。
がん予防や認知機能の改善になる?
デンマークの大学が筋肉が分泌する30種類以上のホルモン群『マイオカイン』を発見しました。
それらには、
・大腸がんの細胞の自然死を活性化させる脳の働きを促進させる
・動脈硬化の進行を遅らせる
・アルツハイマー型認知症の原因物質を減らす
などの作用がありました。
マイオカインは運動不足の筋肉からは分泌されにくいため、筋肉を動かすことが必須です。
なので、体を鍛えてがん予防や認知機能の改善をしていきましょう。
まとめ
筋肉は何もしなければ衰えていきます。ですが、80、90歳でも筋肉を鍛えれば筋肉量は増加すると実証されています。若くても、年をとっても筋肉を鍛えてできる限り筋肉量を維持しましょう。
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