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IT業界で最も嫌われる言葉とは

けんすけです。

昨年定年を迎えましたが、
それまで20年余りIT業界で働いてきました。

IT業界の仕事のメインは、
なんらかのシステムを構築することです。

私は大手企業さんの会計システムを担当していましたので、
経理担当者が直接のお客さんになります。


システムを構築するに当り、
まずはお客さんから「何がしたいのか」を聞き取り調査します。

お客さんの要望をまとめたものを、
「仕様」といいます。

仕様が出そろったところで、
それを分担して「設計書」に起こします。

お客さんの要望はあくまで業務的なものですが、
設計書では、それをデータの流れを意識した、
システム的なものに焼き直します。

しかしそれだけでは、プログラムは作れませんので、
設計書を元に、よりプログラムチックにかみ砕いた説明書(詳細設計書)を作成し、それをプログラマーに渡します。

それからようやく、プログラム作成、テストに移るわけです。


このように、システムは、基本、段階を追って構築されますが、
最初から最後まで順調ということはまずありません。

IT業界につきもので、でも嫌われている言葉は、
「仕様変更」です。

仕様を決めるのは、システム構築の最上流の作業です。

設計書も終わり、プログラムもできて、
テストをしている最中に「仕様変更」が発生すると、
設計書の作成まで戻らねばなりません。

ひとつの仕様変更が、数多くのプログラムに影響することも、
珍しくありません。

ほぼ出来上がっていたとしても
作り直しとなります。

最初に仕様を聞いた際に、大体の工数を見積もり、
それに応じて人員を確保しますが、
仕様変更分は見積もり外の作業です。

IT業界で残業が多い理由のひとつが、
この仕様変更ですね。


仕様変更が発生する原因は、
法律の改正など、やむを得ない場合もありますが、
お客さんの担当者の変更によることもあります。

担当者によって知識量に差がありますし、
業務自体が変更になることもありますので、
新しい担当者が仕様を見なおした際に、
新たな注文や、変更を指示してきます。

システムを作る側では、
今更変更はできない、と突っぱねず、
唯々諾々と受け入れる場合が多いでしょう。


お客さんありき、というところは、
ビジネスも同じですね。

お客さんの好みや要望に合わせ、
「仕様変更」は受け入れねばなりません。

苦労して作り上げたシステムでも、
要望が変われば、手直しは必須です。

同じやり方を、延々を続けていれば、
やがてお客さんに見放されます。

担当が変われば、システムも変える。

その意識は持ち続けることです。


かのGoogleでさえ、
お客さん(検索利用者)の要望に合わせ、
日々システムを更新し続けています。

個人、または少人数でビジネスをしている場合は、
より身軽でしょうから、
システム変更はためらわず進めるべきです。

仕様変更はお客さんの最新の好みや要望が反映され、
発生するものです。

変更、修正は労力が要りますので、
なるべく避けたいところではありますが、
お客さんにより喜んでいただけるサービスを提供する、
という観点では必要なことです。

仕様変更には、ぜひ、前向きな気持ちで臨みたいものです。


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