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「君たちはどう生きるか」という切実な問いかけ

けんすけです。

一昨年「君たちはどういきるか」という本がベストセラーになりましたね。

原作は、1937年に出版された小説なので、80年以上、第二次世界大戦よりさらに前となります。

メインで扱っている題材は中学校の「いじめ」ですので、「いじめ」がいかに普遍的な問題なのかが分かります。

仲良しの同級生が、上級生にいじめられるのを見て見ぬ振りをした主人公の悩みを縦軸に、主人公の様々な心の軌跡を描いていくという物語。

この主人公は、頭がいいので、いろいろと思考しているのですが、常に傍観者であり続けます。

観察し、思考し、それを「おじさん」が批評する、という流れが繰り返されるのですが、おじさんの批評には名言が多く、思わず「なるほど」と頷いてしまいます。


この主人公は友人がいじめられている際に、止めなければいけないと思いつつ、その勇気が出ずに、ここでも傍観者になってしまいます。

行動を起こせなかったことで自己嫌悪に陥るのですが、おじさんは「悩むことで人は成長する」と励まします。

これは、やるべきことが分かっていても、なかなか行動できずに悩んでいる全ての人に対する「癒し」のメッセージです。

この本の人気の秘密はこの「癒し」にあるのでしょう。

悩んでいいるあなたは正しい、

悩むことはいいことだ、

と言われれば、「自分はこのままでいいんだ」と安心できます。

行動を起こせず、モヤモヤしていた自分を肯定してもらうことで、癒しを得ます。


この本に限らず「癒し」系は人気がありますね。

80年も前の本が、このタイミングでヒットしたのは、「癒し」を求める風潮がより強まったからかもしれません。

「叱咤」よりも「癒し」

「忠告」よりも「肯定」

「父性」よりも「母性」

自分のことを認めて欲しい、君は正しい、と誰かに言って欲しいのですね。

しかし、本で癒しを得て、安心感を得ても、現実は何も変わりません。

現実を変える力があるのは「行動」だけです。


ネットビジネスでも、頭がいい人は、あれこれ考えるばかりで作業が進まない、ということがよくあります。

作業をしなければビジネスが進まないのは分かっていても、考えるクセがついているのですね。

考えた末にようやく行動し始めても、あまり考えずにさっさと行動しても、得られる結果はさほど変わりません。

最初からうまくいくビジネスなどないのです。

やってみて、失敗して、そういう経験値だけが財産となります。

つまり、考え、悩むことは、実は時間の浪費と言えます。

件の物語の主人公は、悩むあまり、いじめられた友人とは顔を合わせられなくなります。

謝罪するでもなく、家で延々と悩み続けます。

問題から逃げずに、まず「謝罪」という行動を起こし、和解を試みなければいつまでも悩みは解決しません。

おじさんは、悩むことを肯定するよりも、行動の大切さを告げ、行動を起こせるよう叱咤すべきだったのでは。


人は現状維持の生き物ですので、基本、なかなか行動を起こしません。

行動しないと何も変わらないと分かっていても、行動せず、行動できないことで悩みます。

悩んでいても、「癒し」を得ても、行動にはつながりません。

「君たちはどう生きるか」という問いかけに、悩むのではなく、行動で答える。

その人の行動は、その人の生き方そのものです。

いくら思考していても、あなたの頭の中のことは、誰も推し量ることはできません。

行動して初めて、あなたの「生き方」が明確になるのです。


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