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日本製日用品が優れている理由~何でもやる人間性が作り上げたメリット・デメリット~

メイドインジャパンと聞いて思い浮かべるものは何だろうか?

真っ先に出てくるのは車やバイクではないだろうか?
日本製品の筆頭ともいえるほど代表的なもので海外でもトヨタやホンダの車はよく見かけると思います。

私も以前までそうよ持っていたのですが(というよりそれくらいしか知らなかったです)、アメリカ在住の親戚と話すと出るわ出るわ、日本人が知らない日本の優れた製品。

文房具に清掃用具、キッチン用品、保存食に至るまで。

日本にいると当たり前にありふれているから気づかなかったがここまで身近なものが優れいると感じはしませんでした。

一時帰国した親戚もアメリカに帰るときにはそういったものをごそっと買いだめしていきました。

今言った日用品、なぜ日本はここまで優れた日用品が多いのでしょうか?

海外と日本の文化の違い?

ラジオで最近ブラジルから日本に帰ってきた方の話を聞き今回の話のヒントになった気がします。

その方も日本の日用品はとても優れていると太鼓判を押していました。

その理由は誰が日用品を使うか?にあると話の中で見えてきました。

家事など細かいことは自分ではなく使用人にさせるという文化が当たり前のように残っている国があるそうです。

ブラジルでも使用人文化があるため今でも使用人専用の部屋があったり、住み込みの使用人が家にいるという生活をしている家もあるそうです。

そして清掃用品、キッチン用品などは使用人が使うもの。

そのため、使用人が仕事をしてくれているのであれば気に掛けることもなく、不便も感じないまま生活をしているのです。

文房具なども人に任せる文化の名残がありそうですね。
自分で使わないから不便に気付かないのかもしえれません。

その点日本は収入がある人でも掃除やキッチン仕事、書類作成までほぼほぼ自分でやってしまう人が多いです。
少なくとも私の周りで収入が多い方でも家に使用人を住まわせて家のことをお願いしている人なんて見たことがありません。

せいぜい家事手伝いをお願いしているという人がいるくらいですがそれも週数日程度ということ。

自分でやってしまう文化だからこそ生活の気づきが出て優れたものになっていくのかもしれません。

組織<個人になる

10年以上前に流行ったテルマエ・ロマエという映画の中で現代日本にある技術を古代ローマで奴隷を使って再現していたシーンがありました。

当時はコメディーとして面白く見ていましたが、海外ではこの映画のように

何かをしたい=人をどう使う?

だったのかもしれません。
日本でもそういった人もいたかもしれませんが小さな島国の中で資源も土地も限られている中では

何かをしたい=どう自分でやる?

といったように人や資源をかけずに考える国民性になったのではないでしょうか?

日用品が使いやすく進化している日本の背景にはこういった文化があると思います。

優れたものが生まれる国民性は大切にしたいことではありますがこれを使う人材が生まれにくいという欠点も抱えているかもしれません。

良いものを当たり前と感じるのではなくそれがいかに良いことなのか?
そしてそれがうまく世界に浸透していない理由は何なのか?

このことからも日本人が力を発揮するための方法はより規模を大きくするということより身近なことを気づけるように規模を小さくしていくことなのかもしれないと感じてしまいます。


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