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副担任会議

少し声が枯れてました。

「副担任会議」という公演を観てきたんですが、本当にとてつもなく笑ったんですね。
で、声が枯れてました。

演者は6人です。6人とも恐ろしく面白い。そこがすごいです。

普通、2人、3人、4人と、舞台上の人数が増えれば増えるほど、パワーバランスは偏ります。
たとえば、演者が6人なら、そのうち笑いをガンガン取っていくようなエースストライカーは、2〜3人だったりするんですね。
でもそれは、あえてエースを2人や3人に限定させてる場合が多い。だって、そっちの方が観やすいですから。

全員が全員点取り屋のチームは成立しません。パスを出してゲームメイクをする人が必要だし、ゴールを守るが如く真面目な役も必要なんです。
そうすることによってエースが余計際立ちます。お芝居全体が面白いものになります。これが理想です。

でも、
もっと理想を言えば、
全員が面白いに越したことはありません。

全員点を取れるのなら、笑いの量が掛け算掛け算でずっと面白いが続くんだから、もう最高ですよ。
しかしまぁ"理想"ですよね。今しがた書いた通り芝居が成立しませんから。

で、冒頭に戻ります。
「副担任会議」は6人とも恐ろしく面白かったんですよ。

6人ともエースストライカーで、芝居を成立させてたんです。

だからもう本当に驚きましたよね。
どこの場面、誰を切り取っても面白いんだもの。
こんなに完成度が高くて面白い演劇…。
すごい才能だと思いました。
演者は6人ですが、作家を加えた7人のユニットです。
だから7人が7人とも圧倒的な才能を持ってるんだなと唸りました。

もちろん、本人たちの努力あってのことだとは分かってます。分かってますが、そんなことを微塵も感じさせず常に笑わせてくれるんですから、そこも含めて才能って呼んだ方がしっくりくるんですよね。

オンラインでも観ることができます。
しばらくアーカイブも残ります。
クラファンもやってるそうです。
マジで観れてよかった。

ユニット名は「メトロンズ」。
メンバーは、
しずる、ライス、サルゴリラ、作家中村元樹です。
よろしくお願いします。



本当にありがとうございます!! 先にお礼を言っときます!