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数学嫌いの僕に先生が言ったこと。

合板加工の開発工場、株式会社センエイ山西です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。

皆様、お盆休みはどのようにお過ごしでしたか?
私は旅行が好きなので、例年は大阪を出て遊びに行くのですが、今年は一歩も大阪から出ませんでした。その代わりというわけではないですが、学生時代よく通った場所に行ったり、学生時代の仲間と会ったりしておりました。
その中でたまたまではありますが、母校である高校の前を通りかかったときのことです。ほとんど当時と変わらない校舎、グラウンドを見ているとこんなことを思い出しました。

当時私は数学が嫌いで、中学時代から先生に「何のために数学なんてやらなあかんの?」と尋ねていました。先生はみんな「テストのためや」とか「受験のためや」とかいう答えで、私は納得していませんでした。
そして高校1年生になり、私のクラスが学年で一番数学の成績が悪いということが問題になったとき、クラスのみんなで同じ質問を、授業中に先生に尋ねました。その先生はしばらく黙った後に、「頭の中の引き出しを増やすためです。」といい、そのあと先生はこう続けました。
「正直いま皆さんに教えていることは将来ほとんど役に立ちません。でもここで数学をしておくことで、皆さんの頭の中の知識や考え方の引き出しが増えるんです。今後必要がなくなったら、数学の知識は引き出しから出してもらっても構いません。そこに自分が本当に必要だと思う知識を入れてください。」

今まで聞いたことも考えたこともなかった答えで、私はハッとしました。それはクラスのみんなも同じだったようで、それから私のクラスは学年1、2を争うほどの数学の成績になりました。あの時のことばで確実に考え方も変わりましたし、そこから数学をしっかり勉強したことは仕事などでかなり役立っていると思います。あとから聞くと、数学は問題解決能力を養うといわれるそうですが、そのことをわかりやすく説明してくれた先生に感謝しています。

長くなりましたが、そんなことを思い返しながら、最後はよく行ってた超おいしいたこ焼き屋さんでたこ焼きをいただきました。という話でした。


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