セネゲッタ

宮台真司と司馬遼太郎を愛する40代男性。空いた時間でアプリゲームやっています。業務効率…

セネゲッタ

宮台真司と司馬遼太郎を愛する40代男性。空いた時間でアプリゲームやっています。業務効率化のためにExcelでvbaを勉強中。

最近の記事

葬送のフリーレンと宮台真司「終わりなき日常を生きろ」

アニメ葬送のフリーレン、私も家族もハマっております。上質なアニメってホントいいですね。 さて、私が感じる葬送のフリーレンの世界独特の「雰囲気」について、少しお話したいと思います。 本作はいわゆる中世ファンタジーアニメですが、その世界観の特徴は「既に勇者が魔王を倒した後の世界」だということ。だから多少、魔族の生き残りはいるものの、基本的に平和といっていい世界のようです。 平和な世界。つまり魔王がいたころのように、魔族と人類が互いの存亡をかけて激しい戦いを行っている世界ではあ

    • だが、それがいい!花の慶次〜雲の彼方に〜悪役列伝

      天に愛されるとは。仲間とは。美学とは。この腐りきった令和の時代に聞いたふうな口を聞かぬための「漢の」処方箋。 原作 隆 慶一郎 漫画 原哲夫 集英社 さて、今回ご紹介の漫画は知らぬものとていない、一度読んでしまえばトリコにならぬ男はいない怪作、花の慶次です。  本作の魅力はとにかく主人公前田慶次。秀吉があらかた天下を取り、戦国時代が終焉していく中で、「下剋上」であった社会も次第に窮屈になっていきます。  そんな中で何よりも「いくさ」を愛し、常在戦場のいくさ人として、また自

      • 漫画『HELLSING』(ヘルシング)過剰と闘争の美学又は厨二病の末路

         「過剰」こそが「価値」の源泉である。  こんばんは。システムの檻の中で生きてますか。灰色の日常にうんざりしてますか。  今日はそんなあなたに「過剰と闘争」かくあるべし、という翼を与える「過剰」な漫画をご紹介します。 『HELLSING』(ヘルシング)平野耕太 1998-2009年 少年画報社 全10巻 https://www.amazon.co.jp/HELLSING-5 です。本noteはネタバレ有ですが、例え結末を知ってしまっても、この漫画を楽しむことに何の問

      葬送のフリーレンと宮台真司「終わりなき日常を生きろ」