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SendTheTheater 制作日誌 #3


・5月27日

今日は、朝からバタバタでした。

第1弾リリースの最終チェックをグループLINEとSlackで行いつつ、
6月6日にプレイベントが決定したのを受け、急いでビジュアルを創るための意見交換を。
プレイベントもですが、本番のビジュアルも考えないと…
色んなジャストアイディアが出てきて、どう形にするか頭を悩ませました。
皆んなで右往左往。ほんとに。絵に描いたみたいなね。

午後からは、まず今回協力で参加してくれる劇団ノーミーツ主宰の林さんと打ち合わせ。
実は、林さんとは早い段階で話をしていて協力してくれることは決まっていたのです。確か、5月10日くらいだったような…遠い感覚。

ご存知の通り、当時林さんは、劇団ノーミーツ旗揚げ公演『門外不出モラトリアム』の準備真っ最中でした。
24日に公演も大成功に終わったようで、久しぶりの打ち合わせ。

オンライン生演劇の裏側を色々と聞きました。
僕も本番を見たのですが、色々とチャレンジしていて素晴らしかったです。
「おおお!」
と何度も唸りました。
今月31日に再演が決定したみたいですよ。凄い!

見たい方はチケットを是非!
アフターコロナ演劇の第1弾と云っても過言ではない作品ですよ。
今見ていて損はない。ある意味、歴史の立会人になれますよ!


そして、その次は、予告動画を創るための仲間集めを。
今回は、「追いかけてキス」シリーズの企画・監督を務めている亀山睦美監督に依頼。

シリーズが気になる方は、↑こちらの特報を是非!
キュンキュンする内容です。ええなぁ…

zoomで亀山さんとお話。
快く、参加を決めてくれました。
ほんま、ありがたいしかない…

いつまでに、どんな内容にするか話し合い、途中からは宣伝担当の深澤さんも合流。
仮スケジュールとプランを決めて解散。

予告には音楽が必要ですよね。

いつも最高の音楽を提供してくださる、茂野雅道さんに直ぐに連絡。
zoomで相談をしました。
茂野さんは、近年の僕の映画や演劇作品殆どを担当してくださっている戸田組常連なのですが、凄いことに、実はカンヌ国際映画祭にもいっている世界の音楽家なんです。

映画「名前」予告編↓

映画「殯の森」予告↓

他にも沢山の映画音楽を担当している茂野さん。

「いいよ」

と、笑顔で引き受けてくれました。感謝しかないほんま…

個人としてもどんな音楽が上がってくるのか楽しみになりました。

特報のフレーズは僕・戸田が担当するので、また茂野さんとコラボ出来るのも嬉しい。
僕の言葉と茂野さんの音楽を亀山監督がどう調理するのか…
楽しみですね。

特報を、是非ご期待ください。

そして、応援コメントのお願い連絡をメール提出。
信頼する方々へ。
著名人であれば、コメントを出すことには慎重にならないといけない。
特に今の時代は発言一つで炎上したり、取り返しがつかなくなったり怖いですよね。
お願いするこちらも、しっかり配慮しつつ丁寧に扱わないと。

応援コメントも、是非楽しみにしていてください。

・5月28日

今日は、第1弾リリースを各メディアに投げました。
どれだけ掲載してくれるかな。
この運動に興味を持って貰えることを信じて…

そして、第1弾特報映像のフレーズ草案が完成。
役者の声がのるのが、楽しみです。

戸田個人は、公演作品も担当するので、そろそろ執筆もしなければと構想を考え始めています。
演劇は本が1番最後に出来ることが少なくなくて、これは単純に作家の負担が大きいだけの問題なので、頑張るしか…
うん、頑張る。

・仲間集めの始まり

さて、前回は劇場と映像配信スタッフが見つかったところで終わっていたかと思います。

実現に向けて、動き出したこの企画。
まずは「名前」を考えないといけない。
この企画の意図に即して、誰が使用しても変じゃないように、

Send The Theater

と、独断で決定。
(だって、まだ仲間が居なかったので…劇団員大浦は居たけれど…)
言葉を見ただけでどんな運動か分かるものが良いと思っての決定でした。
更に分かりやすくするためにサブタイトル

-劇場を届けよう-

を、付けました。そのままですね。笑

さて、旗となる名前が決まったところで、早速仲間集めに。

劇場公演が決まったので、すぐにいつもの技術スタッフに連絡を。
照明で、LIGHT-ER(リヒター)の阿部さんへ。

音響で、空間企画の水野裕さんへ。

2人とも、いつもチーズtheaterの音響・照明を担当してくださってます。
ありがたいことに、賛同してくださいました。
ただこの時は、まだ本番日が決まってなかったので、半分仮ではあったのですが。(最終的に日程OK貰えました。良かった。)

続いて、運営チームを作るために、共に中心に立って頂くプロデューサーを見つけなくてはいけませんでした。

僕は創作もするので確実にパンクするし、半端なことになってしまうのが予測できたので、このポジションはマストで見つける必要があったのです。

アドレス帳や、SNSフォローなどを見ながら、大浦と話し合い…
1人の名前が上がりました。

その方は、初期だけの参加になってしまった為、匿名にさせて頂きます。
ちょうど深澤さんと小崎さんが合流する直前に離脱。5月21日頃。
理由は、本番日程が当初は6月中旬を目指していたけど、20日21日に決定した為のスケジュールが問題でした

連絡を取り合い、なんと1時間後にはzoomで顔合わせというスピード。
僕は初対面だったのですが、お名前は知っていたので
「ああ、この人なんだ…」
と、感じつつ。今あるアバウトな情報だけを説明。
賛同はしてくださり、一緒に動いてくれることに。

さて、次は実際に作品を創って頂く劇団さんです。

今回の実験公演は、オンラインということもあり、長時間だとお客様への負担が大きいだろうと予想して、短編オムニバスを上演することにしていました。

3劇団から4劇団の15分程度の短編。
テーマは自由。
あくまでも今回の目的は、生配信への可能性を探ることを目的でスタートしていたので、この段階では作品のパッケージに縛りはありませんでした。

決定までに誘ったのは全部で8劇団。

選択基準は、
・小劇場・中劇場で活躍している中堅世代の劇団。
・僕が観劇したことがあって、魅力的だと感じた劇団。
・客観的にも、一定以上の評価を受けている劇団。
でした。

何故、中堅なのか?
・それはこの企画の目的が、劇団運営ギリギリの新人・中堅劇団が活動再開出来るモデル作りを目的にしていたので、大劇場をホームにしている劇団さんだと、この公演モデルには削ぐわないから。
もちろん誰でも良いわけではなく、述べた通り一定以上の評価を受けている劇団である必要性はありました。
同じベクトルの先にいる先輩が運動を起こしていること。
それが演劇活動再開に向けて、身動きが出来なくなっている方への現実感ある励みとして伝わると思うのです。


全劇団、大体同じことを考えていて、企画に賛同応援してくれたのですが、スケジュールなどの理由もあり、半分以上が創作としての参加が叶いませんでした。

各代表の方と、オンラインや電話での説明が連日続きました。
皆さんに、1週間くらい考える時間をお渡しして、返答を待つ。
その繰り返しでした。

それが、大体5月15日から18日頃の出来事でした。

・次回に向けて

次々と出てくる課題。
ロゴを作らないと。 ビジュアルは? 宣伝はどうやっていく?
解禁はいつ頃? 本番日決まらないと決められないな…
参加劇団が決まらないと本番日が…
などなど、何かを決めるために何かが必要で、全てのことが目標を立てるだけで同時多発に動いていく。

そんな日々がまだまだ流れていきます。

そして、ついに参加表明をしてくれた劇団が決まります。
怒涛の決定が続き、日々規模も拡大していくことに。
今これを書いている5月28日現在も、明日がどういう展開になるか分からない毎日を過ごしているわけです…
あぁ、この先、どうなっていくのか…

というわけで、今日はこの辺で。
次回も是非とも購読してくださると嬉しいです。


SendTheTheater -劇場を送ろう-
発起人 戸田彬弘

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