見出し画像

ワンレンな秋。


こんばんは。
なんだか秋めいてきました。Yです。


暑い涼しいと言っているうちに
一枚もう一枚、とからだはどんどん分厚くなって、
マフラーを巻きつけることになるんです。

気づけば終わっている、そんな秋。

一瞬の季節にもかかわらず
樂舎では2本、担当している映画が公開になります。
担当している映画祭が始まります。

‥‥えらいこっちゃです。

そんな前振り関係なく
今日は全然違うことを書き留めたいと思います。

“樂舎”を語る上では欠いてはならぬあの人 
について です。


秋の夜長、につらつらと。

では、どうぞー。




樂舎ではたらく


私が入社したてのほやほやの頃
樂舎は代官山のとある一軒家(?)に事務所を構えておりました。
2階建てでした。

代官山駅に降り立ち、
シェリュイを横目にかまわぬを通り過ぎ
住宅地をくねくねと何個か折れ曲がると
着きました。

そして、なんだかちょうど事務所の前の角っこに、
ベンチが設置されていました。


はじめて訪れた日。
気持ち早く着きすぎたわたしは、あんまり早くてもねぇ、なんて
ベンチで時間をつぶしてました。


すると、
黒髪&ワンレンの女性が突如現れ(歩くのはやい)
一瞥するや
あと2、3分したら叩こうと思ったドアの向こうへ‥‥。


(うわぁ~‥‥。)


ファーストコンタクトでした。

皆が試写に出てのひとり留守番中
窓の外を眺めると、猫がひっくり返って寝ており
暗くなる頃には、豆腐屋のラッパがかすかに鳴り響き
うそみたいに長閑な午後を過ごしたものです。
(平成のはなし)

最高だな、ぽわーーん のような日々は
すぐに終わる(多忙につき)のですが
こんなスタート。

なかなか良かったです。


Wさん

全部が目新しいので
何を聞いても、やっても、
新鮮で夢中であったように思いますが

当時の先輩たちとはまた一味違い
異色のオーラを放ち続け、圧倒されたのが
その人、Wさんです。

社長Sとともに樂舎を立ち上げたWさんは、
現役バリバリであります。

そして今は、サルーテという
もうひとつの会社の仕事をしています。

今でこそメンバーが増え、
宣伝作品のラインナップも色々増えてきましたが
一線で走り続けてきた人であり、
樂舎カラーを形作った人であると言えます。

映画に限らず、演劇、歌舞伎、グルメ、スポーツ…と
造詣が深いので引き出しだらけです。

かんたんにエピソードをひとつ。

驚きなのは、テレビについて。

朝から深夜、バラエティからドラマ、情報番組まで。
TVerやスゴ録(古いか)もない時代から
Wさんとの話を繋げていくと、どうやら同時にいろいろ見ています。

リモコン片手にCMきたら
チャカチャカやってるな、さては‥‥‥。

どうでもいいが、わたしはあまりチャンネルを変えたくないタイプ。
信じられませんでした。


Oha4!を見ながらめざましテレビ、
からのスッキリ&とくダネ…
しまいにゃ朝ドラも追いついてるって‥‥

これがいわゆるパブリシスト魂なのか…

あまちゃんを毎朝見ていた頃は
毎日キャッキャと報告しあったものです。
さながら、学生時代の翌朝の教室のよう。

そんなテンションで、
その後も「なつぞら」「エール」の話で
水を向けられたのですが
へぇ~。と途中脱落のわたしは気のない返事。
いやはや。


寝てます…?とついつい聞いてしまうのですが
睡眠はとられている模様。

Yの極私的テレビウォッチャー御三家であります。
(ナンシー関、佐久間P、Wさん)

ちらっとみると、お礼状を書いてる。
たまにプリプリもしてるけど
よく食べ、よく笑い、よくはたらく。


整理整頓はニガテだが
楽しそうにはたらくことを身をもって
教えてくれているように思います。

そんなことを言うと、「え!?」と凄まれるので
このくらいにしておきます。

忙しそうにしていても
ついつい話しかけてしまうのですが
健康第一 でお願いしたいです。


※TOP画像はWさんにもらったチラシです
ワンレン繋がり。無理やり。



樂舎~10月&11月のラインナップ~



開幕&公開、続々です。

▼第33回東京国際映画祭(10/31-11/9)


「今年は観客が主役です」(YY談)
どーゆーことだろう


▼『おらおらでひとりいぐも』(11/6公開)

おらだば、おめだ!




▼『滑走路』(11/20公開)

生きづらい時代…。若者の葛藤……。
さまざま。です。刺さりましたね…

サルーテ~10月&11月のラインナップ~


Wさんのお仕事編。
こちらも続々公開です。

▼『おもかげ』(10/23公開)

空が広くて白が基調…目一杯原色イメージのスペインらしからぬ
なんとも透明な雰囲気… きになってきた


▼『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』

イカすコピー こりゃあ観ないと




おわりに

映画館、イベント等入場制限が緩和されました。
おまつり感のあるTENETも好調のようす。

かくいうわたしは、先の連休中に
タイミングを逃して昨年観れなかった
「ラブゴーゴー」を新宿K’s cinemaで観てきました。
「熱帯魚」がとてもすばらしく心に残ったので。

台湾巨匠傑作選2020 は11/13まで。(わりと長!)
これだけ会期があるとまた足を運べるというもんです。





『ラブゴーゴー』は樂舎で宣伝担当していたんだそう。
90年代ってまあ!


いろいろな作品の公開形態がある中で
他業種の知り合いに、映画業界は(調子)どうですかと良く聞かれます。

曖昧な返事をしながらも
心の中ではなんともいえねぇ と思います。


いやー、なんともいえねぇ


どうしたらいいんでしょうね。
考えながら
大切に作られた作品が曲がって伝わってしまわないように
ひきつづき。


お後がよろしいようで。‥‥秋!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?