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お菓子のおまけ

夜は雨が降っていて少し涼しく、連日暑い日が続いていたので助かった。
個人的な話をすると夜に雨が降っているのは何か情緒のようなものを感じてしまう。
雨音を聞きながら仕事をしていると、何となく心が休まる。
ひと段落してベランダから外を見ると、雨粒でいつもの景色が光って見えたので、何も考えずにしばらく外を眺めていた。

運とは何だろう?
唐突だがこの問いが急にボンヤリした頭の中に浮かんできた。

たぶん、この前のウォーキングしていた時に聞いていたYOUTUBEから思い出されたのだろう。
その時は何故だかお菓子のオマケが浮かんできただけで、ハッキリはしなかった。
何であれが浮かんだのだろう?
少し考えていると、徐々に整理されて少しずつ霧が晴れるようにハッキリしてきた。

それはお菓子のおまけに対してどのように向き合うのかによって幸運にも不運にもなりえるのかなと思った。

例えば、1番から10番まで番号がつけられたおもちゃがある。
この時買うお菓子がことごとく4番のおまけが5回連続で続いたとする。

もし1番から10番までを全て揃える事を目的としていたら、それは不運かもしれない。
でも、4番だけを集めたいと思ってい人からしたら、この上ない幸運かもしれない。

では当初の目的から外れたら、それでおしまいかというとそうでもない。
そこから方向を変更して物事を見る事が大切だと思う。
例えば、全10種類を集める事から4番のお菓子を10個集める事を目的に変更した場合、すでに5個集まっているので有利になるので、目的達成に近づくのである。

そんな事を思うと、運とは起こった出来事に対する本人の向き合い方のような気もしてくる。
人にはそれぞれの幸運や不運があるが、それが他者に当てはまるわけではない。
その出来事は良い面と悪い面が両方あり、どちらに重きを置くかで変わるのだ。

仮に宝くじを買っていて、ハズレても当たるまでの工程を楽しむという捉え方もできるし、当たってしまえばひとときは喜べるかもしれないが、人間関係で悩み、散財してしまい、途方に暮れるかもしれない。
当然それぞれに反対の考え方もできる。

いずれにしろ本体が大切なのである。
自分の心の持ちようとでも言うのだろうか?
そういえば、グリコのオマケは覚えてなくても、あのキャラメルの味や形は覚えている。
そう思うと運が良いはどこか俗っぽいかもしれない。
そう言った意味ではオマケ付きのお菓子という表現はよくできているのかもしれない。

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