肉体改造の威力をまざまざと見せつけられたアイスダンス「かなだいペア」の見事な進化！

昔からフィギュアスケートが大好きでしたが、ペアとアイスダンスは日本は弱いという固定概念もあってか、これまでそれほど注目することなくスルーしてきたところがありました。誠にすみません。

しかしあの大ちゃんこと高橋大輔がアイスダンスに転向して現役続行というニュースを目にしてからというもの、アイスダンスという種目が気になって気になって仕方なくなりました。

大ちゃんが一度現役引退した時には写真集も買って(笑)、これで本当に見納めなのだと寂しい気持ちになりましたが、年齢的にも肉体的にもそりゃ仕方ないよなーと当時納得したものでした。

大ちゃんと言えば、あのステップとエッジワーク。日本のこれまでのスケート選手にはいなかった色気ムンムンの唯一無二の存在感でした。羽生くんが美しいスケーティングとすれば、大ちゃんはまさに情熱的なスケーティングが魅力的でした。

そんな大ちゃんが、アイスダンスに転向？！リフトもあるし、年齢的にも難しいのでは？大ちゃんはビジュアル的にもカッコいいですが、いかんせん身長が低い。背の高い男性スケーターが小柄な女性スケーターをいとも簡単にひょいっと持ち上げてしまうリフトが果たしてできるの？などなど。色んな想いが交錯しました。

昨シーズン、心配していたリフトでふらついたり、同調性が大事なツイズルはばらつきがあったり。まぁ、最初はこんな感じなんだろうと思ったし、北京オリンピックを目指すという言葉を聞いても正直ピンときませんでした。

でも、大ちゃんの今シーズンの肉体改造してきた腕の筋肉、脚の筋肉を見た時に、オリンピック出場への本気度を感じました！体形が昨シーズンとは全く別人のようで。かなちゃんも、体をしっかり絞ってきていることが分かりました。

そしてNHK杯の演技。リフトの見事な安定感。かなちゃんを持ち上げて片足上げての滑りなんて昨シーズンは考えられなかったけれど、今シーズンはこんなこともできるようになっちゃって。

ツイズルは100%とは言えないまでも、同調性がはっきり増して一体感が出てました。

大ちゃんの身長が伸びるわけはないですが、体が鍛え上げられたせいか大ちゃんが大きく見えて、なおかつかなちゃんが体を預けられている安心感も出てきました。昨シーズンはかなちゃんが引っ張っている感が否めなかったけれど、今は2人のペア感がしっかり出ていると思います。

すごいなー。本気出すとこんなになっちゃうんだなー。私が勝手に心配していた懸念なんて、大ちゃんはいとも簡単に吹き飛ばしてしまったんだなー。

日本歴代最高得点はおまけ要素としても、この2人の進化は恐らく一試合ごとに続くだろうし、どんどんブラッシュアップされていくんだろうとワクワクします。何より2人ともビジュアルが素晴らしい！

ペアの選手も表彰台に上がったし、北京での団体戦が楽しみになってきましたね。かなだいペアがオリンピックに行けるかはまだ分かりませんが、密かに応援していようと思います。