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やけに目を引く「エスカレーターでは立ち止まろう」のポスター

小学生の頃学校の課題で「ポスターを作ろう!」というのがあったと思いますが、私はこの“ポスター作り“が大好きでした。

もともと絵を描くのが好きだったんですが、ポスターは「デザインする」という作業にも比重があって「どんな風に標語と絵のバランスを配置しようか?」とか「標語を目立たせるためにどんな配色にしようか?」とか、そういうのを考えるのがとにかく楽しかったんですよね。

そんな少し“ポスター・マニア“な私がこのところ頻繁に目にしては「このポスターよくできてるよなー!」と感動しているのが駅に貼ってある「エスカレーターでは立ち止まろう」というこのポスターなんです。マニアックな話ですみません(笑)。

「エスカレーターでは立ち止まろう」ポスター

「緑色と黄色」の配色がまず目を引きます!「緑色」は「心を落ち着かせる効果」があって「黄色」は「注意をうながす意味」がある…まさにこのポスターの意図通りの配色になっていますよね!

なんといってもエスカレーターが「止」の字の“縦線“に描かれているそのセンスに惹かれてしまいました(笑)。

さらに「立ち」「止」「まろう」のこの「止」の字の使い方が絶妙に上手い!座布団一枚!という感じでした。

エスカレーターに乗るとき私は絶対に歩かないんですが、歩く方多いですよね。多分止まっているのと歩いているので、短いエスカレーターなら特に昇りきるまでの時間の差はそれほどないと思うんですが…。なにゆえに歩くのか聞いたみたいところです。

正直狭い幅のエスカレーターを歩いて行く人がいるとどうしたってぶつかるし、お互いに気持ちいいことはないような気がするんです。もちろん危険性も高いと思うし、急ぐなら階段を使ってほしいとは常々感じています。

このポスター、例えば東京都なら普通は左側に一列に並ぶところ、横並びの子供連れの親子も描かれているし、二人並んでいる大人も描かれています。杖をついているお年寄りもいます。なんなら右側にも人がいます。

なんとなく右側を“歩く人用“に空けるみたいなことが常識みたいになっていますが、エスカレーターで「歩く」という行為をみんながしなくなれば、このポスターの絵のような人の配置も可能なわけですよね。この絵はそういうことまで描かれているのかなー?と深読みしてみました。

ポスターの目的が「注目を集めること」ならば、私はまんまとその目的に引っかかった人間ということになるわけです(笑)。この“注意喚起“ポスターで、少しでもエスカレーターでの事故件数が減っていくことを願っています。

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