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私が感じる、俳優『濱田岳の魅力』

「警視庁アウトサイダー」最終回、西島くん演じる架川、濱田岳演じる蓮見、上白石萌歌演じる水木、それぞれの正義のぶつかり合いが印象に残る納得のラストでした。

犯人に対して敵意をむき出しにする鋭い目、正義を諦めそうになった時の悔し涙一杯の目、政治家小山内に手錠をかけた時に思わず崩れ落ちた安堵の目、架川と水木との別れの時の微笑んだ目…濱田岳の様々な『目の演技』に魅せられた今回のドラマでした。

不思議な世界観だった「探偵ロマンス」で演じた江戸川乱歩(平井太郎)もなかなかの難役だったけれど、アクションシーンも妖艶なお百とのちょっとしたラブシーンも、いつものように飄々とこなす余裕の演技で妙に説得力がありました。

濱田くんは「3年B組金八先生」で給食費滞納の生徒役を演じた時から、この子はこれから先も生き残っていくんだろうなーと思わされる何かを既に持っていた俳優でした。

先ほど『目の演技』について触れましたが、私は以前から濱田くんは非常に"色気のある"俳優だと感じていました。

(言葉は悪くて申し訳ないですが)決してイケメンでもなく、背が高いわけでもなく…でもどことなく漂う男としての魅力と色気は彼の"目"から来ているものなのだと勝手に分析してみています。

仮に脇役であったとしても彼の演技に目線がいつの間にか惹き付けられていることが多く、濱田岳という俳優の底知れぬパワーに毎度ワクワクさせられている気がします。

もちろん「釣りバカ日誌」の浜ちゃん役のような明るい役から今回のような影のある役まで演技の幅が広く、どんな役でも自分の色に染め上げてしまう演技力は見事と言う他ありません。

先日「ノンストップ」のトーク・コーナーに出演した時、ずっと何かに出演していて見ない時がないというような話題になりましたが、彼は謙虚に「たまたまお仕事をずっと頂けているだけです」みたいなことを口にしていました。

その『仕事が途切れない』ということこそ、彼が紛れもなく今や無くてはならない一俳優であることの確固たる証なのではないかと思います。

これだけ引く手あまたの人気俳優でありながら、決して天狗になっていない腰の低い感じも彼の魅力ではないかと!

これからも一ファンとして、濱田岳という俳優の様々な演技を楽しみにしていようと思います。

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