「個性」を科学するチャレンジ!:『個性学入門ー個性創発の科学』が上梓されました
2016年度から2020年度に領域代表を務めた研究グループ(略称:「個性」創発脳)で取りまとめた書籍『個性学入門ー個性創発の科学』が8月10日に朝倉書店より上梓されました。(トップバナーはWikipediaより)
この研究グループは人文社会系、生物系、理工系にまたがるとても学際的なチームでした。皆が集まる領域会議など、普段聞けないような研究分野の紹介もあって、本当に楽しく勉強になりました。同じ形では続けられなくなったことはとても残念です。
朝日新聞の好書好日の「じんぶん堂」に取り上げて頂きました。こちらに、本書に込めた思いを記しています。なぜトップバナーがゴーギャンの絵なのかについても……。
目次を載せておきます。
序 章・・・[保前文高]
I. 個性学とは
1 「個性学」の誕生—「個性」への興味はどのように
「学問」の対象となったのか・・・[大隅典子]
2 個性を定義する・・・[原 塑]
3 個性とパーソナリティ・・・[若林明雄]
4 個性の統計モデル・・・[駒木文保]
コラム 1 動物の個性から見るヒトの来た道・・・[村山美穂]
II. 個性学の基礎
5 ゲノムの個性・細胞の個性・・・[郷 康広]
6 個 の 個 性・・・[星野幹雄]
7 動物の集団からみた個性・・・[岡田泰和]
8 脳 の 個 性・・・[保前文高]
9 個性の進化・・・[河田雅圭・佐藤大気]
コラム 2 鳴くのも個性・・・[菅野康太]
III. 個性学の展開
10 個性を見る・・・[冨永貴志]
11 個性の発生・・・[今吉 格]
12 個性を見つける—脳画像・行動のオープンリソースを用いた描出・・・[地村弘二]
13 個性を知り,個性を創る・・・[柴田智広]
14 個性学のその先へ・・・[松原周蔵・岩本昌和・中島欽一]
コラム 3 個性の揺らぎ・・・[片平健太郎]
索 引
何気なく使っている「個性」って何だろう?と思う方にとって、ヒントとなるような気付きが得られたらと思います。
こちらの拙著も。
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