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月松島の風情

大正11年、12月2日世界的物理学者のアインシュタインが、上野発東北本線で仙台に入り、翌日東北大学、仙台市公会堂などの講演を終えて、夕方松島に着いた。

冬至の松島町長・大宮司氏の案内で、伊藤博文が宿泊した「白鷗楼」の四阿から、十三夜の名月を鑑賞した。

5日の河北新聞・朝刊に、その感動の様子が掲載された。「日本に来て初めての光景である、どんな名工でも絵にかくことは不可能であろう」と絶賛している。

しかし、カラー写真で残ってはいない。そこで、100年目の2022-12-3から3日間、五大堂の北側に昇る名月をとらえた。

令和5年1月元旦の河北新報朝刊に記念すべきアインシュタインが観た月として掲載された。

出れる限り毎月、月松島の風情をお届けしたい。

仙台郷土研究会理事 京野英一。おくの細道松島海道 代表、みやぎ街道交流会副会長。


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