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#269 リーダーシップの光と影。性格診断で解けた自己矛盾の謎

みなさん、こんにちは!
ナビゲートインタビュアーの仙台りんです。

今回は、リーダーシップに関して長年感じていた矛盾についてです。

自ら積極的に行動する一方で、あとになって人からどう思われたか気になってしまう…という性格についてお話しします。

何を隠そう、これは私自身のことです。


リーダーシップの裏側にある自己批判

私は、指名されたリーダーや進行役がいない場での話し合いで、自ら、「◯◯な方法で決めるのはいかがでしょう?」など、まとめ役を務めることが多いです。

しかし、たいていの場合、帰宅後に「ああ、またやってしまった…」と感じ、勝手に落ち込んでしまうんです。

その場の人たちは満足できたか、私の進め方は強引ではなかったか、もっとうまいやり方があったのではないか、などが気になって仕方ない。

しゃしゃり出るくせに気にしい。だったらでしゃばらなきゃいいのに。もしくは、自分から声を発したのだから、最後まで自信を持って気にしなければいいのに…。

行動と気持ちが相反することに、疑問を抱いていました。

「15分で担当表を埋めてください」の課題

先日、こんなことがありました。

私は昨年に引き続き、小学校で絵本の読み聞かせボランティアをやるのですが、年度始めの説明と担当の割り振りを決めるため、とある日の昼休み、ボランティアに参加する保護者が図書室に集まりました。

そこで図書の先生から、「年間スケジュールが決まりました。皆さんで、誰が、いつ、どのクラスに行くか、担当を話し合って決めてください」と言われたのですが…。

15分後には、5時間目が開始になり、次のクラスの子どもたちが来るとのこと。

ほぼ初対面の保護者が十数名いる中で、1学年3〜4クラス × 全学年の担当表を埋めるのは、どう考えても至難の業です。


そこで私は、誰に頼まれたわけでもないのに、「私、昨年もやっていますし、こんな方法で決めるのはどうですか?」と一番に口を開き、時間内に担当表を埋めるのに最も効率が良いと思う方法を提案しました。

(読み聞かせボランティアのルールが変わったため、前年度の決め方は適応できなかった。さらに、図書の先生が新任の先生だったこともあり、完全に保護者に一任された)

反対意見が出なかったので、それでグイグイ進めて、なんとか授業の邪魔にならずに話し合いを終えることができました。


でも、帰宅後、「またしても、しゃしゃってしまった」とドヨーンとした気持ちになってしまいました。


性格診断ツールでの気づき

話は変わりますが、最近SNSで流行っている16パーソナリティーズという性格診断ツールを試してみました。

私は、どうやら「指令官」タイプ のようです。

これは全体の3%しかいないらしく、有名なところではスティーブ・ジョブズ、堀江貴文、小泉進次郎、橋下徹、織田信長、ナポレオンなどがこのタイプだと言われています。

指令官はリーダーシップを発揮し、効率よく目標を達成する力に長けているそう。

先に述べた、ちょっとクセの強そうな方々と横並びになれるとは到底思えませんが(笑)、確かに当てはまることがたくさんあるなぁと、妙に納得してしまう自分もいました。

指名されたリーダーが不在の場所で、ついつい仕切り始めてしまうのは、おそらく司令官タイプだからでしょう。

ストレングスファインダーによる新たな理解


では、頼まれてもいないのにリーダー役を買って出て、あとから一人でウジウジ気にしてしまう原因はどこなのでしょう?

別の診断ツール、ストレングスファインダーでの上位資質で、私は「社交性」を持っていますが、これが関係していると思われます。

社交性は初対面の人ともフランクに話せる反面、皆によく思われたい、嫌われたくない、という思考が働く資質。

ストレングスファインダーに詳しいコーチにも話を聞いたところ、私の気にしいな部分は、やはりこの社交性が関連していることが分かりました。

助けられる言葉

実際には、私がその場を取り仕切ったからといって、文句を言われたこともなければ、あとから陰口を言われたこともありません。(正確には、悪口が私の耳に入ったことはない)

むしろ、「こういう人がいてくれる助かります」と言ってもらえることが多く、確かに、「ちょっとお節介くらいの人」がいないと物事が進まないので、必要な存在だとも思います。

図書室の片付けをしながら、昨年の読み聞かせボランティアで一緒だった方から、「ありがとうございました。私はあんなにサクサク進められないです」と言ってもらい、その言葉に救われた自分がいました。

自分の取った行動が、他人にとって役立っていると感じることができ、「あー、またやっちまった」と思いながらも、これが自分なのよね、とありのままの性格を受け入れることができます。

長年の自己矛盾が解決

私は長年、「どうして自らしゃしゃり出るくせに、あとから気にしちゃうんだろう?」と疑問に思っていました。

そんなに気にするなら、誰かがまとめ役を買って出てくれるのを大人しく待っていればいいのに、やると決めたなら、あとからアレコレかんがえすぎなければいいのに、と思っていたんです。

でも、「じゃあ皆さんで話し合って」となったときの、お互いを探り合いながらシーンとするあの独特の空気が苦手で、仕切り役に躍り出てしまいます。笑

周りを巻き込んでリーダーシップを発揮して物事を推し進めていくこと、周りの人たちは満足してくれただろうかと気になること、これらが私の中に共存しているから、しゃしゃるくせにウジウジするんでしょうね。笑


今回は、たまたま流行りの性格診断ツールを活用したのですが、振り返れば、過去にやってきた性格診断テストでも、だいたい同じような結果が出ています。

結果を眺めて、へぇ〜と思うだけでなく、自分の性格の理解し難い事例に当てはめたり、複数の診断結果を掛け合わせて考えたりすることは、自己理解を深めることにつながると思いました。

これからも、自分の性格とうまく向き合っていきたいものです。


この話は音声でも聴けます

図書室での仕切り話など、もう少し詳しく聴ける音声配信。よければこちらでもお楽しみください!


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