東北と新潟以外のお酒を扱う日本酒居酒屋「なかぐろ」の店主、飯島です
今回は「美味しい日本酒って?」っていうお話です。
皆さん、日本酒を飲むときに美味しいヤツください!って頼んだことありませんか?意外と経験あったりして…
そもそも、美味しい日本酒って何でしょうか?美味しくないお酒って何?ってことを少し考えてみましょう!

個人的な見解ですが、まず一番最初に結論言っちゃうと…
「美味しくない日本酒」って無いんです。
品質的に劣化しているとかは別として。もちろん、飲んだ時にあれ?っていうお酒もたくさんあるし、想像していた味よりも個性的で飲み切れないレベルのものってありますよね。でも、それって自分の好みに合わなかっただけで。そのお酒が今もなお販売されて無くならないってことは全国どこかにファンがいて飲まれているってことです。
それは「美味しくない日本酒」ではなく、好みじゃない日本酒っていうだけで美味しくないわけではないんです。
逆に、美味しい日本酒っていうのも個人の味覚に左右されるので一概には言えないんですけど、この「美味しい」ってワードを「自分の好み」、っていう意味に変換してみると、いろいろと探せるものが絞られてきますよね。

では、「自分の好みのお酒」ってどうやって出会えるのでしょうか?
もちろん、お酒についていろいろと勉強して様々な種類のお酒を飲めば傾向や選び方が分かりますが、普通は出来ないですよね。。。
ここでは、「飲食店で飲むとき」と「酒屋・小売店で買うとき」の2パターンで簡単にご紹介しましょう。

①飲食店で飲むとき
居酒屋や専門店で飲むときは、一杯目からもう店員さんに聞いちゃいましょう(笑)
ここでポイント!
「香り」「味わい」「後味」
の3つについて伝えましょう!
「香り」が華やかなほうが好きなのか?あまり香りが無いほうが好きなのか?
「味わい」がしっかり(濃淳)としたものがいいのか?あっさりしていたほうが好きなのか?(甘い、甘くない)
飲み終えたときの「後味」が長めに余韻があったほうがいいのか?スッと消えて後味があまり残らないほうがいいのか?

この3つのポイントである・なしを組みあわせて飲みたい味わいを表現してみてください。例えば…
「香りは華やか・フルーティーで甘味があってもいい。後味がスッキリしたもの」みたいな3つのブロックの言葉の組み合わせで表現してみましょう!
組み合わせによっては無いものもありますが、お店の店員さんならいろいろと探してくれるはず!最初からドンピシャで好みの味に当たることもありますが、何回か注文してもうちょい○○な感じ…みたいに味のチューニングをしていけば出会えるはず!

②酒屋・小売店で買うとき
これも上記の飲食店の場合とほぼ同じですが、店主や専門の人に聞きましょう!(笑)
自分で買うときってさすがに一升瓶は買わないですよね?(一人で飲む場合を想定してます)小さなものでも四合瓶がほとんど。でも4合瓶って720mlですから意外と多いですよね…失敗したくないですよね…
最近は、試飲させてくれるお店もありますので試飲できるところは①で説明したような表現で好みを説明して、いろいろ試飲して決めればバッチリですね。でも…試飲できないお店も多いのでその時は「味わい」に関するキーワードをどんどん挙げていきましょう!
なんでもいいんです!いつ飲むのか、どんな料理と合わせて飲むのか?普段はどういう銘柄が好きなのか?日本酒以外に好きなお酒は?思いつくありとあらゆる言葉を挙げていきましょう。選ぶお店側としてもヒントが多いほうが「好みの味わい」に近づけますので…

自分の好みに合ったお酒に出会えたら最高ですよね
「自分にとって美味しいお酒」に出会えますように



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