見出し画像

先日、SNSにてこんな内容の記事を見ました

とある社長さんが臨時で人を雇いました。
想定していたよりもその人が仕事が出来たので、給与計算の際に契約した時給よりもアップした時給で計算しました。
しかしながら、雇われていた人は「残業分が上乗せされていない」と。。。
社長さんは、契約した時給で計算して、残業代を付けるよりもアップした時給で定時までの計算のほうが渡す分が多くなるので、良かれと思って時給を上げたと…
「既定の時給で計算して残業代を付けたほうが総額は安くなるのですが、それでもいいんですか?」とその人に聞いたら、「時給アップと残業代とは別のことだ」と言ったという。。。

雇われた人は、時給アップの話を聞いたら時給はその金額で。
残業代の話は時給のアップ(社長の好意)とは別だと主張したという…

皆さんはどう思います?

自分は経営者なので、この社長さんの気持ちが痛いほど分かります。

確かに、働いた分の残業代は払わなければいけないのは事実です
でも、この社長さんは「総額」でもらう分が多くなるから時給を上げてあげよう、その代わり残業代はコミコミね…的な感じだったと思うんです

しかし、雇われた側は貰う権利は主張します。会社側の好意もそれはそれでもらえるべきものだと主張する…

なんかおかしくないですかね?笑

会社は自社で働いてもらう人(社員やパート含む)が会社に貢献したら給与をあげたいと思っています。
そこには税金や諸々の仕組みもあると思うので、全てがルール通りにいかないこともあるかもしれません。
でも、もらう金額が多くなっていればいいんじゃないですかね?

上記のように、好意は好意で受け取る「権利」がある。
働いた分はその行為とは別に受け取る「権利」がある。

こんなやり方では、書面上の契約以外には雇用関係って成り立たなくなってきますね。。。
(もちろん、雇用契約はキチンと書面でやり取りするのが基本ですが…)
会社(社長)と雇用される側の関係が変わってきているのかもしれませんね

でもなぁ…

古い人間の私なんかは、そんなDRYな関係でいいのかな?って思ったりするんですよね。
だって、好意でやったことが「当たり前のもの」として受け取られたら、ガッカリですよね。
それじゃ、上記の社長さんも好意の時給アップなんてしなくて、契約した時給で計算して残業代も払ったほうがモヤモヤしなくて済みますもんね

「権利」を主張するものいいけれど、その前に「気持ち」を汲み取るって大事ですね

なんか、モヤっとしつつ自分もその時どうするのかなぁ…とふと考えてしまいました…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?