加点のサービスよりも減点されないサービスを!
先日、酒販部門が店舗化しました
店舗のスタッフみんな、もっとお客様に良いサービスをしたい!
○○もやりたいし、△△も!!って意気揚々とやりたいことを言うんですが、接客・サービスに関して自分はちょっと考え方が違うんですよね
そもそも、「良い接客・サービス」って何でしょうかね?
一つのサービスがお客様に届くかどうかってお客様それぞれだし来店の動機や店内状況等々、いろいろ違うと「良い」っていう基準がハッキリと決められない
サービスを良くしたい!っていうこと自体はものすごく賛成です。
できることならそうしたいですよね
サービスをよくするって「加点のサービス」かなと思うんです。
例えば、ご来店ありがとうございます!のようなウェルカムカードを書こう!とか、誕生日のお客様にはバースデープレートを出そう!とか…
別にこういうサービスについて否定しているわけではありません。
むしろ、お客様を盛大に盛り上げ、ハッピーな気持ちにできるサービスをお店のスタッフ全員が前向きに取り組めるならどんどん取り入れて実行していけばいいと思うんです。
でも、加点のサービスって難しいんですよね
喜ぶポイントって人それぞれだし、どんなに忙しい時でも想定外のことが起きても常にだれに対してもできるのか?って。。。
だから、自分は飲食店を出すときに「加点のサービス」はしない!って決めたんです。別に無愛想で塩対応するってことじゃないですよ。
自分は「減点されないサービス」を徹底する!って決めたんです
(店主が自分は接客に向いてないと自覚しているから…笑)
まず、お客様はどんなお店でも来店する際は期待値マックス100で来ます
スタートのお店の持ち点が100点です。
そこから、【来店時の笑顔がない!マイナス1点】、【ドリンクがなかなか出てこない!マイナス2点】のようにお客様が不快に思ったら持ち点が下がっていくと考えます。
それで、お客様が帰るまでに合格点が取れていればOKかなって思うんです
お客様へのサービスはその減点をいかに少なくするか?で判断する
温かいお料理は温かい状態で提供できてるのか?
室内の温度は適温か?
音楽の音量は最適なのか?etc…
持ち点100点満点からの来店で、さらに加点できるサービスが出来れば120点とか取れますが、誰もができる事ではありません
まず目指すのはお客様が帰るときに満足ライン(合格ライン)を少しでも上回るように、いかに減点されないようにするか。。。
もちろんお客様が不快になるようなサービスはダメですが、来店して違和感なく過ごしてもらえるような「減点されないサービス」を心がけています
当たり前のことを当たり前に徹底する
常に心掛けていることでした