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【千田琢哉の頭脳】Vol.0070(2009年4月14日発行のブログより)from次代創造館秘書室

30歳の独女です。ハッキリ言って私は美人ではありません。物心ついた頃から、男は女のルックスだけを見ていることは散々学ばされてきました。どんなに素敵な男性でもルックスを見ない人はいませんでした。結局はいつも友達で終わってしまいます。千田さんのブログが社内で密かに流行っており、この人なら何か面白いアドバイスをいただけるのではないかと思い、メールしました。匿名でお願いします。

(愛媛県・会社事務員・匿名・女性・30歳)

確かにルックスの重要性は否定しません。

ただし、匿名さんの思い込んでおられるルックスの重要性と、
現実はかなりズレているような気がします。

簡単にいうと、ルックスというのはエントリーできるか否かです。

予選通過と考えてもいいかもしれません。

匿名さんは、一度街中を真剣に歩いて観察して欲しいのですが、
いい男がみんな美女を連れて歩いているわけではありません。

中には、失礼ながら目を疑いたくなるような、ルックスだけでいうと、
アンバランスなカップルも少なくありません。

匿名さんも、自信がつくはずなので、
一度きちんと冷静に街中を歩いて観察してみてください。

易者のように、です。

男性にとって女性の好みは、
女性にとって男性の好みと同様にバラバラです。

男女ともに自分よりも一回り以上年上が好きな人もいれば、
その逆もいます。

俗にいう、デブ専もいれば、その逆もいますし、
デカパイじゃないと受け付けない男性もいれば、
その逆に強い抵抗を示す人もいます。

自分よりも小さい男性はダメ、という女性もいれば、
その逆もいるのです。

だから、エントリーは清潔感を持ってボーダーライン上に乗っかるだけの
お洒落をすればOKです。

整形手術を施して自信がつくというのなら、絶対やるべきでしょう。

私自身、整形手術をしたことはありませんが、
近視矯正手術をしたところ、人生が大きく変わりました。

せっかくこんな時代に生まれてきたのですから、
それをして自信がつくのならどんどんやった方がいいです。

ただし、匿名さんはここから気をつけなければなりません。

仮に、ルックスで予選通過したとしても、
優勝しなければ相手を射止めることはできません。

つまり、準優勝するくらいなら、
エントリーで跳ねつけられた方がマシです。

優勝者は、ルックスでは決まりません。

性格で、決まるのです。

いくら整形で絶世の美女のように表面上の変貌を遂げたとしても、
いったんエントリーしたらみんな一緒です。

基礎体力がパーフェクトで仮に100メートルを10秒ジャストで走って
ぶっちぎりで野球のプロテストに合格しても、
肝心な野球が下手なら無意味なのとまさに同じなのです。

エントリーがすべてとばかりに全エネルギーを注いでいる女性は
多いですが、決勝戦の人間性も磨かなくては、
いつまで経っても厚化粧のままです。

...千田琢哉(2009年4月14日発行の次代創造館のブログより)

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