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【気づき】Vol.1085(2011年6月22日発行のブログより)

鈍足だったら。

日本一オーラのない監督として早稲田大学ラグビー部を率いた、

中竹竜二さんの

『鈍足だったら、速く走るな』(経済界)を読みました。

ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

「できないこと」

を克服するくらいなら、

「強み」

を徹底的に鍛え上げよう!

っていうのは、時間と精神を極限まで圧縮された経験がある人だからこそ、捻出できる言葉なんだね。

プロフィールを読んだら中竹さん自身が、
三菱総研で働いていたことがあるのがわかった。

スポーツを通してもコンサルを通しても、行き着くところは同じなんだね。

遅い足が速くなることはない。

悪い頭がよくなることもない。

本当に凄いヤツを見たら、そんなこと⼀瞬でわかるんだ。

「根拠は?」

「納得いかないんですけど・・・」

なんて呑気なことを言っている間に人生はすぐに終わる。

中竹さん自身が、
判断材料として情報はできるだけたくさん集めるけれど、
最終的決断はいつも100%自分自身だ、と断言しているところが好きだ。

判断と決断の違いだね。

判断は正しいか正しくないか。

決断は強いか弱いか。

判断は過去について。

決断は未来について。

あとリーダーシップ論も勉強になるね。

リーダーっていうと、
グイグイ引っ張っていくカリスマのように思っている人は多い。

でも、リーダーっていうのは、セロハンテープのような存在だね。

目立つ必要はまったくない。

ただ、いなければバラバラなってしまうっていう存在。

あ、これは中竹さんが書いていたわけじゃないんだけど、
僕が気づかされたことね。

⼀緒にいるときはやたら騒いではいるけれど、
いなくなったら気づかれないような人はリーダーじゃない。

⼀緒にいるときは気づかないけど、いなくなったら、

「あれ!?何かおかしい。違和感がある・・・」

と気づかれるのがリーダーなんだね。

「社長はオレだぞ!」

と叫んでいる人は本当は社長じゃないんだね。

追伸.

叫ぶのはもうやめよう。

いないときにこそ、気づかれる存在になろう。

それが、存在感だ。

 ...千田琢哉(2011年6月22日発行の次代創造館ブログより)

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