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【気づき】Vol.1073(2011年6月10日発行のブログより)

30歳から伸びたい人。

20代はみんな下っ端だ。

大プロジェクトのリーダーになんてまず抜擢されない。

たいていは補助的仕事であり、たいていは雑用の嵐。

だから怖い。

雑用ってある意味凄く残酷だ。

のほほんとしたバカと、
必死に悶え苦しみながら脳みそに汗かいている優秀なヤツの実力差を
見事に隠してしまうからだ。

きちんと実力を蓄えている人とそうでない人の差が見えない。

ある意味雑用で一生終わることができたらこれまた楽チンだろう。

補助的な仕事や雑用で真の実力が隠れてしまう。

ところが、それらの差はとてつもないほどついている。

目も当てられないほどについている。

30代になってようやくチャンスを与えられる。

そのときに天地の差が開くのだ。

「アイツは運がいい」

「アイツはチャンスに恵まれている」

いずれも間違いだ。

20代で補助的仕事や雑用に埋もれていた頃、
着実に実力を蓄えた人とそうでない人に分かれていた。

それが顕在化しただけだ。

これに気づいた30代はまだいい。

30代の10年間がんばれば40代で花開く可能性があるから。

ところが、腐ってしまうヤツがいる。

これは手に負えない。

腐ったヤツだけはもうダメだ。

30代で人のせいにしたり原因を他に求めているようでは、
未来はもうない。

40代には間違いなくできる30代の部下になる。

部下のくせにプライドが高いから邪魔になる。

邪魔になって20代にも尊敬されないからますます腐る。

結局、どこかでがんばらないといけないようになっている。

⼀番楽チンなのは、 20代でがんばっておくことだ。

がんばるというのは、
補助的仕事や雑用をこなしながら本質を捉えようとすることだ。

今自分がやっている仕事を上司の目線から、
上司の上司の目線から考えてみるクセづけをする。

見えないものが見えてくる。

30代でチャンスを与えられてから、初めて考えているようでは遅い。

致命的だと断言していい。

20代のうちから上司がドタキャンしても大丈夫なようにしておく。

20代のうちから上司が急病で緊急⼊院しても大丈夫なようにしておく。

それが30代で伸びた人たちの仕事のやり方だ。

上司がバカでやっていられない。

上司がだらしがない。

そんな不満を持っている人にプレゼントを進呈したい。

「バカはお前だ」と。

それは上司が天才で、あなたを育てようとしてくれているのだ。

20年後、必ずわかる時がやって来る。

腐ったら人間は終わりだ。

追伸.

たとえアル中の上司が⼆⽇酔いで連続14回ドタキャンしたとしても、
感謝しよう。

きっと、それは天才による戦略的教育なのだ。

 ...千田琢哉(2011年6月10日発行の次代創造館ブログより)

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