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【千田琢哉の頭脳】Vol.0348(2010年1月17日発行のブログより)

今私の身近には一人のブレーンがいて、その人のおかげで分不相応な幸せが手に入り始めました。そのブレーンは職業に関連性がまったくなく社会的地位も高くはないのですが、正直とてつもなく博識です。人生が変わったと言っても過言ではありません。ただ一つ怖いのはこの幸せがいつまでも続くとは思えないことです。自分でも言葉にできないんですが、何か不思議な不安にときどき襲われるんです。

(宮城県・会社経営・Iさん・男性・35歳)

よく人から受けたアドバイスを
その場ではそれほど真面目に受け取ったようには見せずに、
後からこっそりそのアドバイス通りに実行して
上手くやっている人がいます。

本人はそれで上手くいったつもりでいても、
実際には上手くいっていないのです。

必ず時間を経てしっぺ返しが来るのです。

さらに言えば長時間誤魔化し続ければ続けるほどに
しっぺ返しは大きくなります。

不思議ですね。

理由は簡単です。

応援してもらえなくなるからです。

本当の発信者をむげにしてまるで自分の力であるかのように
ふるまい続けるとまずその発信者から情報を得ることができなくなります。

次にその発信者の周辺の人たちから応援されなくなります。

結局情報や知恵がゲットできなくなって、
本来の自分の能力に見合った仕事しかできなくなるわけですから、
そのギャップが衰退の一途につながります。

振り子の原理のように、プラスに振れれば振れるほどに
マイナスへの反動は大きくなります。

情報や知恵の発信者には必ず恩返しをしておかなければ
結局自分自身に跳ね返ってくることは憶えておかなければなりません。

そして

今ちょっと実力以上にプラスに振れてるな

と感じたら自らあえてマイナスを創り出すくらいでちょうどいいのです。

マイナスを創るというのは、不幸になることではありません。

一例を挙げると無償で何かを発信したり、配布することです。

お金に余裕がある人は、寄付するのでもいいでしょう。

あるいは直接恩を受けた人とは別の誰かに恩返しをしていくのも大切です。

巡り巡ってちゃんと恩返ししたことになります。

その場合はプラスの状態がより長く自然な状態で
維持できることになります。

これが分相応という概念です。

...千田琢哉(2010年1月17日発行の次代創造館ブログより)

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