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【千田琢哉の頭脳】Vol.0563(2010年8月20日発行のブログより)

仕事でもプライベートでも、メールや手紙に対して返事がない人が許せません。いったいどんな神経をしているのか人間性を疑います。中にはお詫びやお礼さえもまともに述べることができない人がいて本当にがっかりします。ドライに割り切って、必要最低限の発信しかしないほうが精神衛生上もいいのかな、とここ最近は開き直っています。

(三重県・会社員・Mさん・女性・32歳)

返事がもらえないのであれば、自分からの発信量が少ないということです。

たとえば、私は年内にハガキの本を出しますが、
出逢った人たちすべてにハガキを書き続けると
放っておいても例外なく人脈が拡がります。

今までのクライアントには全員、

「ハガキを書くといいよ」

と言ってきました。

ところが、実際にハガキを書いた人の中には
ショックを受ける人がいるのです。

「いくらハガキを書いても返事がこない」

というのです。

これは当たり前です。

自分がハガキを書いていない頃を振り返ってみれば
自分だって無視していたり、携帯でお礼を述べていたり、
会った際に忘れた頃に伝えたりしていたはずです。

いざ、自分が発信する側に立ってみると、
今まで発信してくれていた人たちの気持ちがよくわかるようになります。

これがわかるようになるだけでも、ハガキを書いた意味があるのです。

年賀状でもないのに、ハガキを書いてまともに返事がくるのは、
せいぜい1%だと考えてください。

正確に言えば、1%あれば御の字だと思わなければなりません。

仮に1%として計算すると、
100人に書いて1人から返事がくるということです。

10人から返事が欲しかったら、1000人に書けばいいだけの話です。

100人から返事が欲しかったら、10000人に書くのです。

ハガキの返事がくるのは、親友と同じで、
出逢った人のうち1%もこれから一生付き合っていきたい!
という人に巡り合うことができれば、奇跡です。

本当に目からうろこが落ちて、人生を一変させるような本に出逢うには、
最低でも100冊くらいは読まなければ、かすりもしません。

返事を期待するためだけに発信し続けるのでは辛くなってしまいます。

返事は1%と思って、自分からコツコツと発信し続ければ、
ふと気がついたら返事がもらえるようになっています。

だから、人生は楽しいのです。

...千田琢哉(2010年8月20日発行の次代創造館ブログより)

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