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【千田琢哉の頭脳】Vol.0530(2010年7月18日発行のブログより)

私はたまたま上司に恵まれて会社での昇進昇格が会社史上最短コースを走っています。大企業にもかかわらず、年齢にふさわしくないような大きなプロジェクトのリーダーを任せてもらえたり、社内外の多くのエグゼクティブと呼ばれる方たちと交流する機会にも恵まれるようになりました。ところが、入社を同じくした同期からのやっかみが激しく、巧みな嫌がらせを受け続けています。もともと優秀な人材の多い組織なのでそれらの手口も陰湿です。仕事に支障が出ないようになるべく気にしないようにはしているのですが・・・

(東京都・会社員・Nさん・女性・33歳)

嫉妬されているようでは、まだまだだということです。

インターネット社会においては、どこのだれでも、
自由に自分の意見が主張できるようになりました。

これは、すばらしいことです。

明治7年に板垣退助らによってなされた自由民権運動が
本当の意味で実現されたのです。

様々な分野で活躍している人を見ていると、
必ず抜きん出ようとしてから5年間くらいは嫉妬軍団から叩かれます。

でも、それも5年くらいのものです。

5年間の間に足を引っ張っても無意味だと悟った嫉妬軍団の群れは
疲れて別の嫉妬のターゲットを探します。

これが、世の中です。

その5年間はなんのための5年間かというと、
人間性を高めていくための5年間だったのです。

少しでもその成功が長続きして、
世のため人のために貢献できるようにするために必須だったのです。

なぜなら、人が落ちぶれるのは能力ではなくて
必ず性格の問題によるものだからです。

一瞬でも世に出ることができたということは、
間違いなく能力があった証拠です。

能力がなければ絶対に一瞬でさえも世の中に出ることはできません。

よくお金と権力で子どもを無理矢理世に出そうとする人もいますが、
肝心の子どもの力がなければすぐに消えてしまいます。

大切なことは、自分ががんばっていて間もなく成功する人は
嫉妬しないということです。

嫉妬しないようにするには、自分が自分のビジョンを持って、
それに向かって確実に歩んでいることを感じるしかありません。

ビジョンに向かって近づいている実感のある人は、
他人の成功に対して高い位置で拍手ができます。

更に言えば、遠いスーパースターに対してではなくて、
自分の身近な親しい人の成功に拍手できなければ
嫉妬していることになります。

心が満たされている人の発言は皮肉っぽくありません。

いつも前向きでストレートです。

嫉妬軍団は常に嫉妬軍団で固まります。

そして、5年以内に離れ離れになります。

面白いことに、嫉妬軍団同士でも身内の嫉妬が始まって
喧嘩別れになるのです。

このパターンを知っておくと、
嫉妬に対しての付き合い方がわかってくるのです。

嫉妬されているうちはまだまだ学ぶことが山ほどあるということです。

これは私が仕事で出逢った様々なエグゼクティブを見ていて
教えていただいたことです。

最後に不思議な事実を公開しておきます。

長い期間、嫉妬軍団にいたメンバーたちは、
その後たいてい精神的な病気を患ったり、大病を患って
この世を確実に去っています。

自分が死ぬならまだしも、自分の身内の大切な人から先に
あの世に旅立たれてしまうことも珍しくありませんでした。

いや、実に多かったのです。

私にはなぜなのかはわかりません。

ただ、その確率があまりにも高いところを見ると、
嫉妬軍団に長居するのは禁物のようです。

...千田琢哉(2010年7月18日発行の次代創造館ブログより)

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